
同志社大学を受験しようとしている皆さん、全学部日程と学部個別日程のどちらを選べばよいか迷っていませんか。
主な違いは、試験日、受験できる学部、試験地です。両日程を併願できますが、どちらも同じ日の複数学部・学科への併願はできません。全学部日程だから1回の受験で複数学部へ出願できる、という理解には注意が必要です。
この記事では、日程の比較、合格者数、倍率、偏差値という順に、どちらが自分に合うかを考えていきます。
確認日:2026年10月11日。日程は入試ガイド2027、入試結果は2026年度の公式統計に基づきます。2027年度の詳細な一般選抜要項は2026年11月初旬に公開予定です。
同志社大学の全学部日程と学部個別日程の違いは?
全学部日程は文系・理系に日を分けて、各日の対象学部が同じ時間・問題で受験します。学部個別日程は、学部ごとに指定された日で受験する方式です。
| 項目 | 全学部日程 | 学部個別日程 |
|---|---|---|
| 出願期間 | 2026年12月21日~2027年1月7日(締切日消印有効) | 同左 |
| 2027年度の試験日 | 理系:2月4日(木)/文系:2月5日(金) | 2月6日(土)~2月10日(水)の学部ごとの指定日 |
| 合格発表 | 理工学部は2月15日。他学部は学部個別日程と同じ発表日 | 2月15日~2月19日(学部による) |
| 同じ日の併願 | できない | できない |
| 両日程の併願 | 可能。受けたい学部と科目の条件を確認 | 可能。受けたい学部と科目の条件を確認 |
出典:同志社大学「入試ガイド2027」。出願時には一般選抜入学試験のページから2027年度要項を確認してください。
出願期間は両日程とも同じです。年明けの締切が早いため、共通テストの結果を見てから出願する日程ではありません。必要書類や検定料の支払いも余裕を持って準備しましょう。
学部個別日程では、文学部・経済学部は2月6日、法学部は2月8日、社会学部は2月10日です。ほかの学部もそれぞれ指定日があるので、受けたい学部の欄を確認してください。
全学部日程なら複数学部を同時に受けられる?
同志社大学では、同日内の併願はできません。たとえば全学部日程の文系は2月5日なので、文学部と法学部に同時出願して同じ得点を使う、という受け方はできません。
一方、全学部日程で文学部、学部個別日程でも文学部という受け方は可能です。学部個別日程で他学部も検討する場合は、日付が重ならないか確認しましょう。文学部と経済学部はともに2月6日なので、この2学部を学部個別日程で両方受けることはできません。
試験地にも違いがあります。2027年度ガイドでは、仙台・新潟・浜松・米子・松山・鹿児島は全学部日程のみです。地元で受けたい方は、方式と試験地の組み合わせを先に調べておくと、移動や宿泊の予定を立てやすくなります。
大学による制度の違いは、全学部日程と個別学部日程の違いでも整理しています。
合格者数が多い学部個別日程の方が受かりやすい?
まずは、文学部・社会学部・法学部・経済学部の5学科について、2026年度の合格者数を見てみましょう。
| 学部・学科 | 全学部日程の合格者 | 学部個別日程の合格者 |
|---|---|---|
| 文学部 英文学科 | 220人 | 334人 |
| 文学部 哲学科 | 62人 | 97人 |
| 社会学部 社会学科 | 49人 | 177人 |
| 法学部 法律学科 | 482人 | 710人 |
| 経済学部 経済学科 | 659人 | 1,226人 |
この5学科では、全学部日程より学部個別日程の合格者数が多くなっています。ただし、合格者が多いことと、自分が合格しやすいことは同じではありません。その日程を受けた人数も違うからです。
また、合格者数と募集人数も別の数字です。2027年度の募集人数の詳細は、11月公開予定の入学試験要項で確認してください。「学部個別日程の合格者が多いから、それだけで有利」とは判断しないようにしましょう。
同志社大学の全学部と個別で倍率から受かりやすいのは?
次に、同じ5学科の実質倍率を比べます。
| 学部・学科 | 全学部日程 | 学部個別日程 |
|---|---|---|
| 文学部 英文学科 | 2.7倍 | 2.9倍 |
| 文学部 哲学科 | 3.3倍 | 3.4倍 |
| 社会学部 社会学科 | 3.2倍 | 3.6倍 |
| 法学部 法律学科 | 3.2倍 | 3.3倍 |
| 経済学部 経済学科 | 3.3倍 | 3.3倍 |
合格者数・倍率の出典:同志社大学2026年度一般選抜入学試験結果。受験者数は3科目すべてを受験した人数です。公式資料の追加合格を含まない値を掲載しています。
この例では倍率の差は大きくなく、全学部日程の方が低い学科や、同じ学科があります。学部個別日程の合格者数が多くても、倍率まで必ず低くなるわけではないことが分かりますね。
ただし、この5学科だけで同志社大学の全学部を判断することはできません。また、倍率が3倍前後だから簡単という意味でもありません。自分の志望学科について、複数年度の受験者数・合格者数と過去問の出来を合わせて確認しましょう。
同志社大学の全学部と個別で偏差値や問題の難易度は違う?
同志社大学の2027年度入試ガイドでは、両日程の問題の難しさや出題の方向性を同等とし、日程によって受験上の優劣を設けない旨を説明しています。
これは、全学科の倍率や合格最低点が同じという意味ではありません。問題、受験者、学部の配点などが異なるため、結果の数字は変わります。
予備校の偏差値を参考にするなら、同じ予備校・年度で、自分の志望学部・学科の方式別データを比較してください。文学部英文学科・哲学科、社会学部社会学科、法学部法律学科、経済学部経済学科など、学科までそろえることが大切です。
また、全学部日程を「マーク式だから受けやすい」と考えるのは誤りです。同志社大学の一般選抜は記述式を重視しています。英語や国語の記述、数学の途中式など、自分が受験する科目の解答形式を過去問で確かめましょう。
結局、同志社大学の全学部と個別はどちらを受けるべき?
志望学部を受けられる日程の中から、他大学との重なり、試験地、得意科目の配点を確認して決めましょう。全学部日程を滑り止め専用、学部個別日程を第一志望専用と分ける必要はありません。
強く志望する学部があり、対策時間や費用に無理がなければ両日程の併願を検討できます。ただし、受験機会が増えるだけで、合格が保証されるわけではありません。
他大学の受験日との兼ね合いで受験形式を決めるのも一つの考え方です。連日受験になる場合は、移動時間と休息の時間も確保してください。
いずれにせよ、問題演習だけでなく過去問で傾向をつかみ、十分な対策を心掛けてください。時間を測って解いた後は、大学が公開する科目別講評も確認し、記述不足や時間切れになった部分を復習するとよいでしょう。
皆さんが納得できる受験計画を立て、力を発揮できるよう応援しております。
