一橋大学は文系の大学で、理系の学部はありません。
一橋大学は、もしかしたら皆さんにはあまり馴染みのない大学かもしれません。
実際僕も大学受験を考え始めてからその名前を知ったくらいです。
しかし実は一橋大学は東大・京大と並ぶほどの難関大学なんですよね。
もともと第二次世界大戦前には商学専門の官立大学として開設されていて、長い歴史もあります。
また有名企業に数多くの学生が就職しており、就活に強い大学としても有名です。
今回は、一橋大学の難易度はどれくらいかをテーマにお話をさせていただきます。
一橋大学の難易度やレベルはどれくらい?
一橋大学の難易度 | 難しい |
偏差値 | 67.5~72.5 |
センターボーダー | 86%~93% |
一橋大学の難易度は、偏差値でいうと62.5~72.5です。センターボーダーは86%~93%ととても高くなっており、難易度は非常に高いです。
一橋大学の難易度はどれくらいか学部ごとに考察
一橋大学の学部ごとの難易度を一橋大学の中で比較していきたいと思います。
ここで、難易度を比較する前にひとまず一橋大学がどのような試験問題を出題するのか、ということについて見て行きましょう。
一橋大学ではどの学部でも英語・数学・国語・地歴公民(世界史・日本史・地理・倫理政経・ビジネス基礎の中から1科目)の計4科目が出題されます。
どの科目をとっても非常に高い学力を要求する難易度であり、難易度で言えば東大をゆうに超える科目もあります。
英語は長文・自由英作文・リスニングが出題されます。
長文はかなり長めの問題文を読んで和訳や要約を記述式で説明をしなければならず、それだけで入念な対策が必要です。英作文は100words以上で書く必要がありますが、出題形式はある程度固まっているので過去問演習が大事です。
リスニングは比較的難易度は平易なので高得点を狙えます。リスニング対策を疎かにせず毎日英語を聞くようにしましょう。
数学は文系数学の最難関に分類されるほど難しいです。
5問を120分で解かせられます。
とはいえ決して歯が立たないほど難しい問題ばかりだけでなく、標準的な難易度の問題もあるので、標準的な難易度の問題でしっかり点を取ることが大切です。
また整数・確率・微積・図形・ベクトルなどの分野が頻出であり、それらの分野を重点的に演習することで合格点が見えてきます。
国語は現代文2問と、一橋特有の現古融合文や明治文語文などが変則的に1問出題されます。対策は難しいですが、どの学部でも配点が小さく、国語の対策に時間を割きすぎるのは得策とはいえません。
地歴公民に関しては、一橋は非常に特殊な大学となっています。
まずほとんどの受験生は世界史か日本史を選びます。どちらも全問記述式で難易度も高く、細かな知識まで要求されます。
一方、地理・倫理政経・ビジネス基礎は対策参考書も充実していないので、受験生から敬遠されています。
日本史・世界史が壊滅的にできない訳ではない場合、日本史か世界史で受験するのがいいと思います。
それでは、偏差値やセンターボーダーを見ていきますが、一橋大学はめちゃくちゃ穴場な学部などは無いと思います。
しかしそれぞれ配点比率に特徴があるので、自分にあった学部を探してみてください。
一橋大学商学部の難易度
一橋大学商学部の難易度 | 普通 |
偏差値 | 67.5 |
センターボーダー | 86% |
倍率(一般入試合計) | 2018:3.1倍 2017:3.5倍 |
一橋大学商学部の難易度は一橋大学の中では、普通です。
まずどの学部にも言えることですが、2次試験の配点比率が大きく、2次試験で合否が決まると言って過言ではありません。英語・数学の配点が同じで、大きいので、その2教科で点を稼ぐ必要があります。
一橋大学経済学部の難易度
一橋大学経済学部の難易度 | 難しい |
偏差値 | 67.5~72.5 |
センターボーダー | 87%~93% |
倍率(一般入試合計) | 2018:3.5倍 2017:3.2倍 |
一橋大学経済学部の難易度は一橋大学の中では、難しいです。
大体商学部と同様です。経済学部では特に数学は差がつきやすい科目なので、ミスができません。数学が得意な受験生であれば、めちゃくちゃ有利です。
また経済学部は後期試験を実施していて、前期試験で東大などの最難関の大学に不合格となった受験生が受験します。
倍率も非常に高く、ハイレベルな争いとなっています。
一橋大学法学部の難易度
一橋大学法学部の難易度 | 普通 |
偏差値 | 67.5 |
センターボーダー | 87% |
倍率(一般入試合計) | 2018:3.0倍 2017:5.4倍 |
一橋大学法学部の難易度は一橋大学の中では、普通です。
英語の配点がとても大きいです。
よって英語が得意であれば合格が近づきます。
一橋大学社会学部の難易度
一橋大学社会学部の難易度 | 普通 |
偏差値 | 67.5 |
センターボーダー | 91% |
倍率(一般入試合計) | 2018:3.8倍 2017:4.0倍 |
一橋大学社会学部の難易度は一橋大学の中では、普通です。
社会学部の配点比率はちょっと特殊です。
センター・2次試験合計で配点が1000点分あるのですが、そのうち理科基礎100点分がそのまま得点に入ります。
つまり理科基礎で高得点をとれば合格が近づきます。
また英語・地歴公民の配点が非常に大きいです。
一方数学の配点が小さいので、数学が苦手でも英語・地歴公民で挽回が狙えます。英語・地歴公民が得意な方であれば狙い目の学部と言えるでしょう。