女子大3Sとは?
今回は「女子大3S」についてご紹介していきます。
女子大3Sとは、「聖心女子大学、白百合女子大学、清泉女子大学」をひとまとめにした言葉です。
女子大3Sの難易度や偏差値はどのくらい?
それぞれの大学にはどういった特徴があるの?
今回の記事で女子大3Sについての疑問を解決する手助けができれば幸いです。
目次
女子大3Sとは?
女子大3Sとは、東京にある3つの女子大学をまとめた言い方です。
その3つの大学とは
聖心女子大学
白百合女子大学
清泉女子大学
で、いずれもローマ字で表記した際にSが頭文字になるので3Sと言われています。
東京の女子大学の序列としては、一番上が「国立女子大学」のグループです。
次が「女子大御三家」と呼ばれる津田塾大学 ・日本女子大学 ・東京女子大学です。
次が「女子大3S」となります。
女子大3Sの偏差値は?
ベネッセの発表によると、女子大3Sの偏差値は以下のようになっています。
聖心女子大学
学部・学科 | 偏差値 |
現代教養学部 | 59 |
白百合女子大学
学部・学科 | 偏差値 |
文学部・英語英文学科 | 54 |
国語国文学科 | 53 |
フランス語フランス文学科 | 53 |
人間総合学部・児童文化学科 | 55 |
初等教育学科 | 55 |
発達心理学科 | 55 |
清泉女子大学
学部・学科 | 偏差値 |
文学部・英語英文学科 | 56 |
日本語日本文学科 | 56 |
スペイン語スペイン文学科 | 54 |
文化史学科 | 57 |
地球市民学科 | 56 |
女子大3Sの序列は?
女子大3Sの中での序列は一般的に以下のようになっています。
聖心女子大学>白百合女子大学>清泉女子大学
聖心女子大学が先頭に来るのは、やはり偏差値が高いためです。
白百合女子大学と清泉女子大学は偏差値的にはほぼ拮抗していますが、知名度や歴史などで白百合女子大学の方が上と言えます。
女子大3Sの難易度は?
それぞれの大学の平均倍率と偏差値は以下のようになっています。
大学 | 一般受験平均倍率 | AO受験平均倍率 | 偏差値 |
聖心女子大学 | 3.19 | 1.45 | 59 |
白百合 | 1.97 | 1.52 | 53~55 |
清泉女子大学 | 4.6 | 1.7 | 54~57 |
倍率だけで見ると白百合女子大学が一番ねらい目です。
しかし、清泉女子大学は一般入試が2月と3月の2回あるので、2回チャンスがあることになります。
清泉女子大学の2月入試だけに限ると倍率は2.3倍です。
白百合女子大学と清泉女子大学は若干白百合女子大学の方が難易度は低めになっています。
倍率と偏差値を総合的に見た時に一番難易度が高いのは聖心女子大学です。
女子大3Sは学歴フィルターを通過できる?
女子大3Sの学生が学歴フィルターを通過するのは難しいです。
学歴フィルターはさまざまな段階があり、会社によっても方針などが違うので一概には言えません。学歴フィルターを設定していない会社も数多くあります。
しかし、学歴フィルターの対象になる大学は一般に「MARCH以上」と言われています。
それでも学歴フィルターのある企業にチャレンジする場合は、他の大学生とは一線を画す実績を大学在学中に積む必要があります。
✅ 女子大学ランク付けについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
女子大3Sの各大学の紹介
聖心女子大学の特徴
大きな特徴として、学科を選ぶのは2年次からとなります。
1年次は専門を決めず8学科2専攻の中から自分の興味のある授業を選ぶというカリキュラムです。
少人数制ゼミも1年次から始まり、プレゼンテーション力などを身に付けます。
副専攻で様々な学問領域を学ぶことができ、主専攻とあわせることで幅の広い学びができます。
学科選びのサポートも充実しており安心です。
東京都渋谷区広尾にキャンパスがあります。
東京メトロ日比谷線「広尾」駅から徒歩3分の立地です。
白百合女子大学の特徴
グローバル化に対応できる人材育成をめざし、全学部を対象に実践型教育プログラムを展開しています。
ビジネス英語の受講にはじまり、社会人を招いた講演会や、課題解決のプレゼンテーションなどを行う授業を用意。
3年次には各国にある日系企業で約1か月かけながら就業体験を行う機会があります。
発達心理学学科では、大学院に進むこともできる大学です。
東京都調布市にキャンパスがあります。
京王線「仙川」駅下車徒歩10分の立地です。
清泉女子大学の特徴
スペイン語圏と英語圏を中心に多くの大学と交流できる制度があります。
長期留学をする学生も多くいます。
留学に際しては、留学コンサルタントが一人ひとりの相談に乗ったりアドバイスをしたりしてくれるので安心です。
少人数制の授業を展開しており、1年次から徐々に専門的な分野に進んでいけるように配慮。
キャンパスは、「五反田」「大崎」「品川」「高輪台」駅のいずれからも好アクセスです。
ちなみにどの大学も就職率は95%を超えており、キャリア教育に相当力を入れていることがわかります。
オープンキャンパスに行ってみよう。
ここまで、女子大3Sの特徴をいろいろな角度から見てきました。
少し具体的にそれぞれの学校がイメージできたでしょうか。
気になる大学のオープンキャンパスには必ず行ってみましょう。
大学の雰囲気を肌で感じることのできるいいチャンスです。
きっと自分の肌に合う大学が見つかります。