芝浦工業大学の評判について、卒業生の方にインタビューしました。
芝浦工業大学は、私立の理系に特化した大学です。
四工大の一つとされており、かなり就職に強いイメージがありますね。
今回は、芝浦工業大学の卒業生が在学中に感じた生の芝浦工業大学の評判、学生のレベル、学生生活の様子、就職先などについて詳しくお聞きしました。
芝浦工業大学を受験校にしようか迷っていて、芝浦工業大学の評判について調べている受験生の方に大変役立つ内容となっています。
目次
芝浦工業大学の評判|魅力や就職を卒業生に聞いてみた
芝浦工業大学でどの学部出身だった?
芝浦工業大学 工学部(現建築学部)
芝浦工業大学の学生のレベルはどれくらい?
国公立では、東京工大、横浜国大、首都大東京、私立だと早稲田、理科大、明治あたりを落ちている人が一定数いました。
一般入試比率は7割を越えていて、私立ではかなり高い方です。
芝浦工業大学はどんな学生が多い?
7割が関東圏出身で、残りが地方から出て来た人たちです。
関東、地方問わず、やや地味な人が多い印象があります。
芝浦工業大学の世間からの評判は?
キャンパスによって見られ方は異なります。
もっとも学生数の多い、大宮キャンパスの地元東大宮には、大学が芝浦しかありません。
そのため、良くも悪くも芝浦工大の街のような印象で、地元の人から芝浦生?と聞かれ、うなずくと「頭いいね」とおだてられることも少なくありませんでした。
バイト先によっては、芝浦生だけでまわしている店もありますから、評判は悪くありません。
むしろ、頼られている感じすらしました。
飲食店なんかだと、客としてバイトとして、芝浦生が常時入り浸っていたりします。
東大宮の町と芝浦生はもはや、切っても切れない関係が出来上がっています。
次いで、メインキャンパスとなる豊洲についてです。
こちらは再開発されたオフィスビルとタワーマンションの林立する中にある、都市型キャンパスであるだけに、郊外の東大宮と異なり、ある程度クールな受け止められ方をしています。
端的に言って、偏差値相応といったところでしょうか。
最後に、芝浦工大伝統の地に建つ芝浦キャンパスは、デザイン学部3,4年次、大学院のみのスモール校舎です。
ビルが一つあるだけで、街に溶け込んだ大学という感じでしょうか。
いろんな意味で、埋没しかかっている感じを、受けなくもありません。
芝浦工業大学の学生生活の様子は?
理系大学でありながら、何らかの部活、サークル、生協の学生組織や自治会活動に携わっている人が多いです。
どこにも属さない学生を探す方がむつかしいくらい、みんななんかしら授業以外の生活を楽しんでいます。
このことは特に、海外からの留学生から見ても、芝浦の学生は課外活動に熱心だ、という印象を持たれるみたいでした。
バイトと部活、サークルの掛け持ちも、珍しくありません。
入学した最初はよく理系でこんなことが出来るなという感じました。
実際、学年が進むに連れ単位取得などで支障が出ることもあり、あまりに学業成績が振るわないと呼び出しを受け、たいていは退部を勧告され実際、部を去ったりする人も出てきます。
大学としては課外活動を奨励しながら、扱いは厳しかった印象があります。
生協の食堂、店舗は単科大学としては恵まれていました。
特に大宮は独立した店舗したが、単科大学でこうした店をかまえる大学は、いくつもないと聞かされた記憶がありましたが実際、食堂の品数は豊富で、組み合わせによってはかなり安く定食にありつくことも出来、便利でした。
芝浦工業大学の就職先は良い?悪い?
世間からは「就職に強い芝浦」といわれたりしているようですが、学科によって多少違うんじゃないかというのが、率直な印象でした。
機械系、電気系の就職先は、スゴイなとみんなが言い合っていましたが、建築や土木、環境系の就職先は、決してバラ色とまでは言えない気がしました。
職業柄、建築は設計事務所などの小規模なアトリエ系、土木はコンサルタント、環境も土木は地方公務員が一定数いるため、そうした感を抱くのかもしれません。
しかし、みんなが誰もが知るようなところにばかり就職しているわけではないことも、入る前に知っておいた方がいいと思います。
ただ、それであっても、いわゆる有力企業に3割以上の人が就職しているのも事実です。
しかも聞くところによれば、ほとんど、向こうに敵なし状態で採用されたりしているようですから、就職に強い大学という風評は、決して間違ってもいないと思います。
また、そうした世間的には入りにくいことで有名な企業が大学まで来て、わざわざブースを設けてくれたりする機会もありました。
そう言うメリットは受けられる大学です。
芝浦工業大学の良かったところは?
部活、サークル活動に入ることが、奨励されている感じの大学なので、個人的には部活を通じて多くの人と交われ、いろいろな経験を出来たことが、非常によかったところです。
また、自由な雰囲気が大学全体に行き渡り、それが保障されているのも、この大学の素晴らしいところだったと思います。
と同時に、その自由は学業不振を理由に破られもするのですが、そうした厳しさを併せ持った自由は、社会に出れば当たり前です。
なので、学生のうちからそうした規律を身に付けられたことは、卒業後も役立っています。
芝浦工業大学の悪かったところは?
現在の芝浦は、世界大学ランキングを意識して、研究面でも遅れを取らない大学にすべく、研究レベルの高い先生を採用しているようです。
しかし、私のいた頃は研究室に教授が一人いる以外はすべて、大学院生と学部生だけでした。
他大学だと、教授の下に准教授がいて、さらに助教など若い先生が複数いる体制で、少数の学生に研究指導をしていると聞きました。
しかし、芝浦は教授一人で研究室の学生20名近くを指導していましたから、どうしても手薄になる面もあったと思います。
芝浦工業大学に通ってみてどうだった?
ある先輩から「芝浦は私と言う人間を作り直してくれた」と聞かされたことがありましたが、それに近い感じを私も持っています。
入る前と出てからでは、家族からも人間が変わった、お前には芝浦がよほどよかったんだね、といわれたことがあります。
まったくそうだと思っています。
芝浦工業大学を受験しようと考えている後輩にメッセージ
2014年に文科省からスーパーグローバル大学に採択され、国際化を急速に進めています。理屈抜きに、英語は鍛えておいた方がいいと思います。
とかく芝浦に来る人は英語が苦手です。私もそうでした。
高校時代からやっておいて下さい。数学や物理化学ばかりやらないで^^
芝浦工業大学の評判まとめ
芝浦工業大学の評判まとめです。
・芝浦生であることがわかると、地元の人から「頭いいね」とおだてられることが少なくない
・何らかの部活、サークル、生協の学生組織や自治会活動に携わっている人が多い
・地味な人が多い
やはり、地元では評判が良いようです。
また、理系の大学なので、どうしても地味な人が多いようですね。
理系の大学は就職に強いイメージがありますが、学科によるようです。
「機械系、電気系の就職先は、スゴイなとみんなが言い合っていましたが、建築や土木、環境系の就職先は、決してバラ色とまでは言えない」というのが印象的でした。
理系は、時代によって、成長する分野と衰退していく分野がありますから、今後成長していきそうな分野の学科に入ることが大切だということでしょう。