首都大学東京の偏差値や倍率から受かりやすい学部は?をテーマにお話をしたいと思います。
首都大学東京とは、2005年に4つの都立大学(東京都立大学・東京都立科学技術大学・東京都立保健科学大学・東京都立短期大学)が統合してできた公立大学です。
東京都八王子市という好立地にありながら、学費が年間50万円程度と格安のためにとても人気が高くなっています。
目次
首都大学東京で偏差値や倍率から受かりやすい文系学部は?
首都大学東京で偏差値や倍率、センターボーダーから受かりやすい文系学部はどこかを紹介したいと思います。
結論から言うと、首都大学東京の文系学部で受かりやすいのは、「都市教養学部 経営学系A」です。
以下の表に文系学部の偏差値、センターボーダー、倍率をまとめました。 参考にご確認ください。
偏差値 | 首都大学東京・学部・学科 | センターボーダー | 2017倍率 | 2016倍率 |
57.5 | 都市教養学部 人文・社会系 | 79% | 3.8 | 2.9 |
都市教養学部 法学系 | 82% | 2.9 | 3.6 | |
都市教養学部 経営学系A | 74% | 2.8 | 2.7 |
首都大学東京には文系学部が3つしかありません。
ほとんどが理系学部なんですね。
3つの文系学部の中では、「都市教養学部 経営学系A」が一番センターボーダーが低く、二次試験の倍率も3倍を切っているので狙い目の穴場学部といえるでしょう。
首都大学東京の文系学部の平均偏差値は57.5となっています。
この大学は公立大学なので、センター試験がありますよね。
その分科目が多いので、偏差値が私立大学よりも低く出る傾向にあります。
なので、難易度的にはMARCHと同じか少し難しいレベルでしょう。
早慶よりは全然下だと思います。
首都大学東京で偏差値や倍率から受かりやすい理系学部は?
首都大学東京で偏差値や倍率、センターボーダーを考慮すると受かりやすい理系学部は以下の学科です。
都市環境学部 都市環境学科 都市基盤環境
都市教養学部 経営学系B
都市教養学部 理工-数理科学
都市教養学部 理工-化学
以下の表に首都大学東京の理系学部の偏差値、センターボーダー、倍率をまとめました。 参考にしてください。
偏差値 | 首都大学東京・学部・学科 | センターボーダー | 2017倍率 | 2016倍率 |
60 | 都市環境学部 都市環境学科 建築都市 | 82% | 8.9 | 7.6 |
57.5 | 都市環境学部 都市環境学科 分子応用化学 | 83% | 7.6 | 3.4 |
システムデザイン学部 航空宇宙システム工学 | 75% | 6.6 | 5.6 | |
システムデザイン学部 経営システムデザイン | 73% | 5.0 | 3.2 | |
都市教養学部 理工-生命科学 | 73% | 4.9 | 6.5 | |
都市教養学部 理工-機械工学 | 75% | 6.3 | 6.9 | |
55 | 都市環境学部 都市環境学科 地理環境 | 73% | 5.8 | 3.1 |
都市環境学部 都市環境学科 都市基盤環境 | 75% | 3.4 | 2.1 | |
システムデザイン学部 知能機械システム | 73% | 5.8 | 3.7 | |
システムデザイン学部 情報通信システム | 75% | 5.8 | 5.6 | |
システムデザイン学部 インダストリアルアート | 75% | 5.1 | 4.0 | |
健康福祉学部 放射線 | 77% | 2.9 | 5.5 | |
都市教養学部 経営学系B | 76% | 4.0 | 3.6 | |
都市教養学部 理工-数理科学 | 71% | 4.4 | 5.3 | |
都市教養学部 理工-化学 | 71% | 5.3 | 4.0 | |
都市教養学部 理工-電気電子工学 | 73% | 3.2 | 5.5 | |
52.5 | 都市教養学部 理工-物理学 | 73% | 2.4 | 5.6 |
不明 | 健康福祉学部 看護 | 77% | 2.8 | 2.5 |
健康福祉学部 理学療法 | 75% | 2.6 | 3.4 | |
健康福祉学部 作業療法 | 72% | 2.6 | 1.3 |
国公立大学の場合、センター試験と二次試験と二つのテストがあるので、どの学部が受かりやすいかを判断するのは難しいです。
といっても、センターボーダーが71%と最も低い以下の2つの学科は受かりやすいといえるでしょう。
都市教養学部 理工-数理科学
都市教養学部 理工-化学
センター試験で71%とれればその時点で合格可能性が50%ということになりますからね。
また、二次試験の倍率が低い以下の2つの学部も受かりやすいと思います。
都市環境学部 都市環境学科 都市基盤環境
都市教養学部 経営学系B
倍率が低いということはライバルも少ないわけですから、受かりやすいといえるでしょう。
ちなみに、健康福祉学部に関しては医療系学部なので除外して考えています。
首都大学東京は学費が安いのがメリット?
首都大学東京に入る一番のメリットは、学費が安いことです。
早稲田大学などの私立大学の学費は、文系学部なら年間120万、理系学部なら年間180万円の学費がかかります。
一方、首都大学東京の学費は年間50万円程度です。
文系学部なら私立大学の半額以下になります。
理系学部なら私立大学の3分の1以下ですよ。
4年間で考えると、文系学部なら280万円、理系学部なら520万円も安いということになります。
家庭によっては、私立大学は無理だけど、首都大学東京なら大丈夫というところも多いでしょう。
これだけ学費が安いのは、首都大学東京を選ぶ大きなメリットだと思います。
首都大学東京は知名度が低いから就職は悪い?
首都大学東京のデメリットとしては、2005年にできた大学なのでMARCHなどの伝統校と比べると知名度が劣るということです。
一般の人に大学名を言っても知らない場合がほとんどだと思います。
私も大学時代は東京で生活していましたが、首都大学東京の学生に会ったことはありませんし、名前すら聞いたことがありませんでした。
テレビなどでもほとんど聞かないと思います。
この知名度の無さが就職にどう影響するのかは未知数ですね。
知名度がなくても偏差値の高さを評価してくれる企業はあるかもしれませんし、無名の大学として低い評価を受ける可能性もあります。
といっても、首都大学東京はほぼ理系の大学なので、理系学部の方は大学院に進学してちゃんと研究室に所属すればそこそこ良い会社に就職できると思いますけどね。
文系学部だと就職で苦労するかもしれませんね。
といっても、MARCHや早慶と比べたらの話であって、他のFランといわれる無名大学に比べると全然マシだと思います。
首都大学東京はキャンパスの立地がいい?
首都大学東京のキャンパスは八王子市にあります。
23区ではありませんが、やはり東京都内なので、かなり立地はいいといえるでしょう。
東京都にある国公立大学はたった12しかありません。
その中の一つに入れるというのはかなり恵まれているのではないでしょうか?