大学に行く意味はないとよく聞きますが、これは目的と行く大学によるといえます。
文系学部は学問としては無意味に近いですが、人脈や学力の証明としては大学に行く価値はあるのです。
一方、理系学部ならば大学に行く意味はめちゃくちゃあります。
大学で学ぶことそれ自体が仕事になってきますからね。
実際に、私は早稲田大学商学部と国立医学部のどちらの大学生も経験しているので身にしみて感じています。
10年以上大学生をした私だからこそ分かる、大学に行く意味について詳しく考えていきたいと思います。
大学に行く意味がないのは無名大学の文系学部!
偏差値が40以下の誰も知らない文系学部の大学に行く意味はないです。
これは、学歴としてもたいして使えないし、文系学部では仕事に直結する知識や技術を教えてもらうことはできないからです。
4年間を年間100万円以上の学費を払って無駄にするくらいなら、専門学校に行って職業に直結する技術を学んだ方が社会に出たときに断然有利になるでしょう。
くれぐれも注意してほしいのは、文系学部に行く意味がないというわけではありません。
無名大学の文系学部に行く意味がないということです。
また、社会に出て生きるためにお金を稼がなければいけないということを前提とした考えになっています。
学問の研究者になりたいなら話は別ですけどね。
有名大学文系学部の大学に行く意味はある
有名大学の文系学部だったら大学に行く意味はあります。
少なくとも有名大学に進学できるということが、その人の能力の高さを証明するからです。
有名大学に進学したということはあなたが以下のような能力をもつことを証明します。
・こつこつと努力できる人間である
・少なくとも記憶力や情報処理能力などの地頭がいい
・やらなければいけないことをきちんとできる
・嫌なことでもこなすことができる
つまり、有名大学という学歴は、社会人になったときに上司から与えられた仕事をこなせるかどうかを証明するものさしになるのです。
だから、有名大学の学歴は就活で有利になります。
自分で起業をしたりすることに興味がなく、普通に会社に入ってサラリーマンになりたいという方にとっては、有名大学へ行く意味は大いにあるということです。
大学に行く意味がめちゃくちゃあるのは理系学部
薬学部、看護学部、歯学部、医学部などの大学へ行く意味はめちゃくちゃあります。
医療系の学部は大学というよりも、もはや職業訓練校といったほうがいいくらいですからね。
医療系学部の場合は、大学で学ぶことが100%仕事に直結するので大学へ行く意味は大きいのです。
また、工学部、理学部、農学部などの理系学部も大学に行く意味はありますよ。
理系学部を卒業する人の多くは、大学で専攻したことに関する研究者として働くひとが多いからです。
理系学部では、研究をすることができるので、科学的思考を身につけることもできます。
科学的思考はビジネスでも応用できるので、間接的に仕事にも活かすことができるのです。
このように、理系学部で学ぶことは仕事に結構影響してきます。
なので、理系学部の大学へ行く意味はまだまだあるといえるでしょう。
大学に行く意味がないと辞めるのはもったいない
大学に行く意味がないと辞めてしまうのはもったいないです。
まず、大学を辞めると大卒として就活できません。
なので、大手企業には100%入ることができないでしょう。
そのへんの中小企業や零細企業に就職するか、自分でビジネスをしていくしかありません。
ブラックな仕事でかつ、低収入でもいいのならそれで構わないでしょう。
もしくは、自分でビジネスを立ち上げて生きていくことができるのであれば問題ないと思います。
しかし、そうでないならば大学に行く意味がないと辞めるのはもったいないです。
大学生というのは仕事をしないでも許される最後の期間になります。
大学生という立場の間にプログラミングを勉強したり、自分でビジネスを立ち上げたり、すごい人に話しを聞いたりすることに時間を使うことで人生はいくらでも好転しますよ。
いったん、大学を辞めてしまうと親から仕送りをもらうことができなくなるでしょう。
すると、生活のために仕事を探さなくてはいけません。
大学中退だとまともな仕事につけないでしょうから、忙しいのに低収入ということになります。
そんな中で自分でビジネスをしようとはならないはずです。
貧困から抜け出したいのに時間がなくて何もできないという悪循環に陥ることになるでしょう。
なので、大学生という働くなくていいという状況が許される最後の期間を利用して、勉強したり、さまざまな経験をすることで自分の能力を飛躍的に伸ばすのがおすすめです。
そうすれば、大学に行く意味は生まれてくると思います。
大学に行く意味を求めてはいけません。
あなたが大学に行く意味を見つけることが大事なのです。
大学生になると、受け身では何も得られなくなります。
自分の頭でいろいろ考えて、試行錯誤してみることが糧になり、誰にも負けないあなただけの強みを作り出すのです。