大東亜帝国はFランク大学なのか?
まず大東亜帝国とは、大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学 、国士舘大学の5つの大学を表す総称になります。
ネットでは、大東亜帝国はFランク大学だといわれていますが、結論から言うと、大東亜帝国はFランク大学ではありません。
大学によりますが、Fランク大学よりは少し上のC~Eランク大学になります。
今回は大東亜帝国のランクをテーマにお話しをさせていただきます。
大東亜帝国はFランクではなくC~Eランク大学?
大東亜帝国はFランクではなくC~Eランク大学です。
C~Fランク大学とは、世間でFランク大学といわれるほど、誰でも入れるわけではないですが、比較的入りやすい大学になります。
しかし、最近では、大東亜帝国の中でも大学によって人気に差がついており、ランクが変化しているようです。
島野清志『危ない大学・消える大学 2019年版』エール出版(2018年7月)による大学格付けでは、以下のようなランク付けがされています。
大東亜帝国の大学名 | ランク |
大東文化大学 | D |
東海大学 | D |
亜細亜大学 | C |
帝京大学(医学部除く) | E |
国士舘大学 | D |
参考 『危ない大学・消える大学 2019年版』格付けに基づく学生数割合
亜細亜大学がCランク。
大東文化大学、東海大学、国士舘大学がDランク。
帝京大学がEランクです。
少子化の影響で、何もしないでも学生が集まるという時代は終わりました。
変化のない大学は人気がなくなり、需要のある学部や先進的な取り組みに挑戦する大学に人気が集まっているのでしょう。
はっきりと勝ち組大学と負け組大学に分かれてきています。
もはや大東亜帝国という名称は時代に合わないものとなっているといえるでしょう。
大東亜帝国はFランクではないので知名度が高い?
大東亜帝国はFランクではないので知名度が高いです。
大学名を聞けばだいたい誰もがわかるでしょう。
大東亜帝国の知名度が高いのは、どの大学も全日本大学駅伝に出場しているからです。
正月におばあちゃんの家で駅伝を見るのはもはや日本人の行事ともいえます。
こたつでみかんを食べながら駅伝を見ていると、大東亜帝国の大学名を何度も聞くことになるので、知名度が高いと考えられるのです。
>>Fランク大学とは?就職先は大手は無理?奨学金借りて行く意味はない?
大東亜帝国がFランクか偏差値から考察
大東亜帝国はFランク大学なのかを偏差値から考えると、学部によってはFランクだと思います。
まず大東亜帝国のそれぞれの大学の偏差値は以下のようになります。
大東亜帝国の大学名 | 偏差値 |
大東文化大学 | 40.0-50.0 |
東海大学 | 35.0-55.0 |
亜細亜大学 | 37.5-50.0 |
帝京大学(医学部除く) | 35.0-50.0 |
国士舘大学 | 40.0-55.0 |
偏差値だけを見ると、偏差値が最高で55もあるので、かなり頭の良い大学のように思えるでしょう。
しかし、残念ながら大学のランクを判断する際には、大学内で高い偏差値をもとにして考えることはできません。
偏差値は受験科目数を減らしたり、全学部統一入試では一気に高くなるからです。
なので、大学のランクを判断するには、大学における下限の偏差値を見る必要があります。
実際、国士舘大学の偏差値55の学部は、政経学部政治行政学科の前期試験です。
この学科を受験するには、3教科受ける必要がありますが、高得点の1科目で合否判定する「トップワン方式」という形式で受験すれば、実質的に1科目で受験できることになります。
なので、1科目だけ勉強すれば受験可能なため、偏差値が他の学部よりも高くなっていると考えられるのです。
この理論で大東亜帝国の下限の偏差値を見ると、偏差値35という学部があります。
偏差値35というと、上位93.3%の成績です。
つまり、下位10%ということになります。
下位10%というのは、ほとんど勉強していないといえるでしょう。
もちろん、大学や学部によっては、人気があり、偏差値が50程度のところもあるでしょうが、やはり簡単に入れる学部があるということ自体が大学の評価を押し下げているともいえます。
なので、学部によってはFランク大学レベルの学部もあるということです。
大東亜帝国はC~Eランク大学なので、このような穴場の学部を見つければ、比較的簡単に大東亜帝国の学歴が手に入るということになります。
穴場の学部を受験するのは決してずるいことではありません。
あのビリギャルも慶応義塾大学の小論文と英語だけで受けれる学部に合格して、慶応義塾大学という学歴を手にしたのですから。