英語勉強法をテーマにお話ししたいと思います。
早稲田大学を目指せば日本全国どの大学の英語の試験でも余裕で合格点を取れるようになるでしょう。
MARCHなら余裕で受かりますよ。
今回はゼロから早稲田を目指す私立専願の大学受験生を対象に書かせていただきますね。
MARCHでいいよという人も参考書の数を減らすだけで対応できるし、慶應なら同じ勉強法で対応できるでしょう。
英語の勉強法とは?
まずは英語の勉強とは何かということを考えて行きましょう。
英語の勉強と一口に言っても、勉強しなくてはいけないことは様々。
文法、英単語、英文解釈、テーマに関する知識など細かくいうとたくさんあります。
でも、特に重要なのは、たった3つの要素と言えるでしょう。
それが、
英単語、文法、英文解釈の3つなのです。
英単語だけを1万語覚えても英語の点数は上がらないし、文法だけを完璧にしても英語の偏差値は上がりません。
英単語、文法、英文解釈の3つの能力をバランスよく鍛えていくことが大切なのです。
英語の勉強の順番 単語→文法→英文解釈
英語の勉強には、優先順位があります。
まずは英単語だけを勉強するのがオススメで超効率的です。
最短経路で英語の偏差値を上げたいなら初めは英単語だけをやりましょう。
赤ちゃんも初めはママ、パパという単語しか話せないように、言語でもっとも単純な要素が単語なんですよ。
そして、文法は英単語の組み合わせのルールということになります。
なので、英単語を知らないと文法を勉強しようがないのですね。
さらに、英文解釈は、入試に出やすい特に難しい文章の読み方を学ぶというもの。
つまり、英文解釈は英単語と文法をしっかり勉強した後に勉強しないと意味がないんですよ。
だから、私は英単語→文法→英文解釈という順番に勉強して行きました。
すると、英語の偏差値は最終的に70を超えましたね。
予備校や学校だと全部を同時進行で勉強していくのが非効率なところだと思います。
最初の1ヶ月は英単語だけしかやらない。 その代わり一冊完璧にする!
最初のうちはこのように参考書をたった一冊に絞って英語を勉強した方がやる気も出るし、成績も上がるのでオススメですね。
オススメの参考書などはこれから説明するのでまずは、ざっくりと英語の勉強法の方針を理解していきましょう。
英語の具体的な勉強法|おすすめ参考書など
それでは、英語の具体的な勉強法について書いていきたいと思います。
どの参考書をいつにどれくらいやれば偏差値70になるのかというところまで受験生の人が知りたいと思う部分も詳しく説明させていただきます。
3月1日から1年で早稲田大学に合格することを想定してスケジュールなども書きたいと思います。
現役生、浪人生、予備校生、宅浪生と人によって自由に使える時間や期間も限られているので、適宜自分に合うように調整して考えてもらえればいいでしょう。
3月|英単語帳だけを一冊やりこむ
まずは英単語を勉強していきます。
絶対にやっておいて欲しい英単語帳はシステム英単語です。
システム英単語は8000回の入試問題からよく出る英単語を厳選し、意味もよく出る順番で書かれています。
なので、システム英単語をやればもっとも効率よく受験で出る英単語をマスターすることができるのです。
進学校でも採用している学校が多いほどの爆発的に成績が上がる単語帳。
まずはこの単語帳に書いている2180語を1ヶ月で覚えるところから始めましょう。
2180語って多いように感じますが、1ヶ月これだけやればいいのならできるそうじゃないですか?
1日あたり、たったの73語覚えれば1ヶ月で全部終わりますからね。
英単語帳の超効率的な覚え方
やり方を具体的に説明ましょう。
まず、10語を覚えます。
cat猫cat猫cat猫cat猫cat猫cat猫・・・
と唱えて口で覚えてもいいし
restart(再開する)=re(再び)+start(始める)
と接頭辞や接尾辞や語源から覚えてもいいし、
shake(振る) を”鮭を振る”
とゴロで覚えてもいいので、とにかく覚えてしまいましょう。
次にその10語をちゃんと覚えたかどうかを確認するため、英語を手や紙で隠して日本語を言って見ます。
10語全て正解できたら次の10語を覚えていきましょう。
1つでも間違えたら間違えた単語を覚え直してから、再度全部正解できるか確認してみます。
このように、10語ずつ覚えていくというのを10回繰り返すことで100語を覚えます。
100語覚えたら、最後に確認として最初から100語を一気に覚えられているかを試してみましょう。
ここでも間違えた単語は覚え直して初めから再挑戦です。
このやり方をやれば何度も英単語に繰り返し触れるのでめちゃくちゃ覚えることができますよ。
このやり方を毎日繰り返していきます。
次の日も基本的には同じです。
でも、ちょっと違うので説明しますね。
何度も復習しながら確実に覚えていく
次の日は前の日の復習をしなくてはいけません。
エビングハウスの忘却曲線によると、人間は1日後に74%忘れるというほど忘れる生き物です。
何度も復習をしないと覚えられない仕組みになっています。
だから、次の日は前の日の復習をしましょう。
さらに、2日前にしたことも復習すべきです。
つまり、1日にやるべきことは
●前日の100語を復習
●新しく100語を覚える
ですね。
復習のやり方は手や紙で英語を隠して日本語で言ってみるというやり方。
さっきも説明しましたね。
この時間違った英単語にはバツ印をつけておきましょう。
チェックマークでもなんでもいいです。
自分が覚えにくい英単語だとわかればなんでもいいでしょう。
もちろん、間違えた英単語は覚え直しておきましょう。
また、1章進むごとに初めから総復習をしてみましょう。
これも英語を手や紙で隠して日本語を言ってみて、間違ったところに印をつけて覚え直すというやり方で行います。
だいたい500語程度進むごとにそれまでの部分を完璧にしながら進むのです。
全部終わったら最後に総復習をしましょう。
このように、英単語を勉強していくと、遅くとも30日でシステム英単語を何周もしたことになります。
すると、ほぼ完璧に近い状態になるはずです。
このシステム英単語を完璧にするだけで僕は英語の偏差値がめちゃくちゃ上がりましたね。
もちろん、文法などをもともとどの程度知っているかによりますが、確実に英語の長文が前よりも読めるようになりますよ。
今まで説明したやり方でシステム英単語完璧にこなすのに、おそらく毎日2〜3時間くらいはかかるでしょう。
でも、他の英語の勉強はしなくてよくてこれだけに取り組めばいいと考えると全然いけると思うはずです。
4月第1〜2週|英文法をマスターする
次は、英文法を勉強していきます。
超オススメの参考書はこちらです。
山口俊治 英文法講義の実況中継はめちゃくちゃ昔からある名著です。
英文法を勉強するならコレ!というほどの定番の参考書。
講義形式で展開されるのでわかりやすく、読みやすいのが特徴。
基本から丁寧に解説してくれるので、初学者でも問題なく読み進められます。
システム英単語を完璧にしていればわからない単語もほとんどなくサクサク読めるでしょう。
文法の参考書のやり方|理解しながらじっくり読む
この参考書のやり方は、とにかく理解しながらじっくり読むこと。
英文法は暗記というよりも理解が大切です。
早く読むよりも、
と納得しながら読みましょう。
さらに、練習問題を解いたり、自分でも考えてみることで理解度を深めていきます。
2時間で40ページくらいは進めると思います。
復習しながら確実に進む
前日読んだところを復習するのも大切です。
一度理解していればサラサラと読むだけで内容を思い出せるので、復習は短時間でできると思います。
2日前のところなんかは10分くらいでサクッと見直してしまいましょう。
2日前の復習を10分。前日の復習を20分。新しい部分を2時間読む。
というペースで毎日読めば2週間で2冊とも終わるでしょう。
さらに、全部終わったら最初から復習として読んでいくことをオススメします。
何度も読むことで他の章で得た知識と合わさって、
という新たな発見があるはずです。
逆に、新たな発見がないということは何も考えずにただ文字だけが頭の中を素通りしているということ。
そういうやり方だと何の勉強にもならないので、やり方を変えてみる必要がありますね。
4月第3週〜第4週|英文解釈の基本を学ぶ
英文解釈っていうのは、一文の英文の意味のとり方を学ぶこと。
英単語と文法の知識を使って一文単位の英語を読めるようにするのが目標です。
英文解釈のおすすめの参考書はこちら。
基本はここだ!は、基本中の基本から英文解釈の方法を説明してくれている数少ない良著です。
文章中の単語は中学レベルのものですし、薄い本なので取り組みやすいと思います。
めちゃくちゃ薄い本で読みやすいので、3日で終わるでしょう。
基本はここだ!の次は、同じ作者が書いた”ポレポレ英文読解プロセス50”に取り組みます。
ポレポレは基本だここだ!で学んだ考え方を実践していく本です。
薄い本なので、取り組みやすいでしょう。
英文解釈参考書のやり方
基本的にやり方は、英文法の参考書と同じです。
2日前と前日の復習をしっかりやりながら読んでいきます。
ただ漫然と読むのではなく、納得しながら、考えながら読みましょう。
紹介した参考書には、英文読解のやり方が書いています。
解説のやり方を忠実に真似をしてください。
参考書にどんどん書き込みをして考え方を自分のものにできるまで何度も取り組みましょう。
どちらも薄い参考書なので、4月中には終わるでしょう。
ここまでで英語の基本が完成
この記事で紹介したたった5冊をしっかりやれば英語の基本が完成します。
ここまで説明した通りにしっかりやると、人によっては、偏差値60を超える人も出てくるはずです。
ここで紹介した5冊の参考書に書かれている内容はどれも基本中の基本。
終わった後も、1ヶ月に1回くらいは定期的に総復習をしないといけません。
このように、記憶のメンテナンス、いわゆる復習もやりながら新しい参考書に取り組んでいくというのが成績を伸ばすコツなんですね。
とりあえずは、今回紹介した5冊をマスターすることを目標に勉強を始めることをおすすめします。