富士山の山小屋は寝れないです!
富士山の山小屋は寝れない環境にあるということを覚悟しておきましょう。
なので、出発前に十分に休んでおいて体力を温存しておく必要があります。
できれば、昼間に昼寝をとっておくことをオススメします。
今回は、富士山の山小屋が寝れない理由をテーマに、私が今年の夏に実際に富士山の山小屋で寝れなかった経験を元にお話をさせていただきます。
目次
富士山の山小屋が寝れない理由①スペースが狭い
富士山の山小屋が寝れない1番の原因は、めちゃくちゃ狭いことです。
私が泊まった山小屋は、上下の2段になっていて、端から端までみっちりと寝袋が敷き詰められていました。
なので、寝袋に入って天井を見て寝たら隣の人と寝袋越しに腕が当たるのを感じる状態です。笑
初めての人はあまりの一人当たりのスペースの狭さに驚くはず。
寝返りなんて打てません。
むしろ腕を体の前で組んで、隣の人に当たらないように気を使うほどでした。
私の場合、こんなに人と密着した状態で、全然落ち着けなかったせいか、全然寝れませんでした。
富士山の山小屋が寝れない理由②いびきがうるさい
富士山の山小屋が寝れない理由2つ目は、いびきがうるさいことです。
富士山の山小屋では、たくさんの人と一緒に寝ることになります。
なので、確実に大きないびきをかく人がいるのです!
私の泊まった山小屋の場合、一つの部屋に20人がズラーっと並んで寝てました。
それが上下2段あり、通路を挟んだ向かいにも同じように上下に20人ずつが寝ていました。
なので、一つの大きな部屋に80人が寝ていたことになります。
80人もの人が一つの部屋で寝ていると何人かはいびきをかく人がいるのは当然ですよね。
しかし、私の場合、ちょうど隣に寝ていた40歳くらいの男性のいびきが、あまりに大きすぎて全く寝られませんでした。笑
あまりにいびきが大きすぎて笑えてくるレベルでしたね。
ちなみに、他にも何人かいびきをかいている人がいました。
他人のいびきで寝られない人は全然寝られないと思います。
富士山の山小屋が寝れない理由③酸素が薄い
富士山の山小屋は酸素が薄いというのも、寝れない原因だと言われています。
富士山の山小屋は標高3000m付近にあるので、酸素濃度がかなり薄いのです。
人によっては、高山病になる人もいます。
人間は眠ると呼吸が浅くなるので、酸素濃度が薄い場所では深く眠ることはできないと言われているのです。
実際、眠りについても1時間程度ですぐに目が覚めましたね。
実際、私は常に息苦しい気がしたので、意識的に深呼吸をするようにしていました。
なので、酸素が薄いから寝れないというのも原因の一つであったと思います。
富士山の山小屋が寝れない理由④話し声や物音がうるさい
富士山の山小屋が寝れない理由には、話し声や物音がうるさいというのもあるでしょう。
富士山は、夜に登る人もたくさんいます。
なので、夜眠っていても山小屋の入り口あたりでたくさんの人が休んでいるのです。
寝床の窓は空気の入れ替えのために空いているので、山小屋の外の声が丸聞こえになります。
私が眠っている時も、夜中に登ってきた人のグループがあまりにうるさすぎて、「君らの騒いでるよこは寝床なんだよ!静かにしてくれ!」と怒鳴っている人もいたくらいです。
また、たくさんの人がいるので、トイレに行ったりする人の物音もします。
まともに寝れる環境ではないです。笑
富士山の山小屋が寝れない理由⑤寝る時間がはやすぎる
富士山の山小屋は寝る時間が早すぎます。
夜8時くらいには消灯で、チェックアウトが朝6時までなんです。
なので、めちゃくちゃ早く寝ることになります。
普段より早く寝ることになるので、時間帯的にもあまり眠くない時間に寝ないといけないのです。
ちなみに、山小屋までは、5合目から3時間くらいで着くので、そんなに体も疲れてないですし、疲れて寝てしまうということもなかったです。
富士山の山小屋が寝れない理由⑥夜に出発する人がゴソゴソする
富士山の山小屋に泊まる人の出発時間は人によって全然違います。
頂上でご来光を見たい人は、夜中の0時〜1時には出発するのです。
また、なぜか早朝の3時頃に出発する人もいました。
出発する人はゴソゴソと準備をするので、物音がします。
暗い中で、狭いスペースで出発の準備をするので、踏まれないか怖かったです。
中には、ヘッドライトをつける人もいましたね。
富士山の山小屋で寝る方法
富士山の山小屋で寝れない経験をした私が、富士山の山小屋で寝る方法を紹介します。
オススメは以下の2つです。
・耳栓をする
・個室を予約する
絶対に耳栓はあったほうがいいです。
山小屋は狭いので、いびきの音が確実に聞こえます。
耳栓をしていびきの音をシャットアウトしましょう。
また、山小屋の個室を予約するのもオススメです。
山小屋によっては、個室があるところもあり、多少はスペースも広くなるでしょう。
個室だといびきや物音などの騒音も軽減されるはずです。
後は、チェックアウトギリギリに出発するのもオススメです。
朝になるにつれて、人が少なくなるので、寝るスペースが広くなっていくし、いびきをかく人もいなくなっていきます。
私も朝3時に隣のいびきをかく人がいなくなったので、寝るスペースが広くなり、眠りにつくことができました。
睡眠不足で登るのはきついですから、ギリギリまで山小屋で休むことをオススメします。