関西学院大学は、関関同立の内の一角を占め、関西の私立大学の中では、上位に位置する大学です。
ですので、関西学院大学に対して難易度を細かく調べることなく諦める人も多いでしょう。
ということで、今回は、関西学院大学の難易度は実際のところどれくらいなのかを紹介しようと思います。
目次
関西学院大学の難易度は難しい?レベルはどれくらい?
関西学院大学の難易度 | やや難しい |
偏差値 | 60 |
センターボーダー | 80%強 |
関西学院大学の難易度はどれくらいなのでしょうか。
実はかなり学部によって偏差値の差が大きいです。
関西学院大学の偏差値の幅は、47.5~70。
大学全体としては、偏差値は60弱と言えるでしょう。
ちなみにこの偏差値は、パスナビの偏差値になります。
以下偏差値は、パスナビの偏差値を基準に書きます。
倍率は2018年を中心に見てみましょう。
センターのボーダーラインは80%強ぐらいです。
センター試験の科目をすべて考慮されるわけではありませんが、それでもやはり、かなりセンター利用で合格を勝ち取るのには手強いと言えるでしょう。
というのも、関西学院大学のセンター利用を受けるのは、京都大学、大阪大学、神戸大学など、超難関国立大学の受験生だからです。
関西学院大学の難易度はどれくらいか学部ごとに考察
関西学院大学の各学部がどれぐらいのレベルなのかをこれから見ていこうと思います。
センター得点率や一般入試の偏差値を詳しく見てみましょう。
関西学院大学神学部の難易度
関西学院大学神学部の難易度 | やや易しい |
偏差値 | 50~55 |
センターボーダー | 62~78% |
倍率(一般入試合計) | 2018:4.6倍 2017:6.2倍 |
関西学院大学神学部は、偏差値50~55で関西学院大学の他の学部と比べると易しめと言えるでしょう。
ちなみに英語併用型(セ試利用)が偏差値50で最も偏差値が低いので狙い目です。センターボーダーは、62~78%です。
倍率は1~9.3倍ぐらいです。
センター利用試験がやはり一番倍率が高いので、関西学院大学を第一志望とするなら避けた方が良いでしょう。
関西学院大学文学部の難易度
関西学院大学文学部の難易度 | 標準 |
偏差値 | 52.5~62.5 |
センターボーダー | 70~85% |
倍率(一般入試合計)
| 2018:3.9倍 2017:3.6倍 |
関西学院大学文学部の偏差値は52.5~62.5。
文学部は調べてみると分かりますがもの凄く学科が多いです。
その中でも最も偏差値が低いのはフランス文学フランス語学、ドイツ文学ドイツ語学で、偏差値52.5です。
センターボーダー70~85%。
関西学院大学の中では標準的な難易度と言えます。
倍率は1.3~15.5倍とかなり幅が広いです。センター利用試験は、軒並み3倍以上なので、受験をするなら相当な覚悟が必要ですね。
関西学院大学社会学部の難易度
関西学院大学社会学部の難易度 | 標準 |
偏差値 | 57.5~60 |
センターボーダー | 74~84% |
倍率(一般入試合計) | 2018:4.9倍 2017:4.2倍 |
関西学院大学社会学部の偏差値は57.5~60と関西学院大学の中でも標準的な難易度と言えます。
センターボーダーは74~84%。
一番センター得点率が一番低いのは英語検定活用型で74%です。
社会学部はどの日程方式でも難易度があまり変わりません。
ですので、自分の長所が一番活かせる入試方式を受けると良いでしょう。
しかし倍率は1~13.9倍とかなり幅広いです。
関西学院大学法学部の難易度
関西学院大学法学部の難易度 | 標準 |
偏差値 | 55~60 |
センターボーダー | 73~84% |
倍率(一般入試合計) | 2018:3.8倍 2017:3.0倍 |
関西学院大学法学部の偏差値は55~60。
政治の学部個別日程と独自方式日程、英語併用型・数学併用型(セ試利用)は一番偏差値が低く狙い目でしょう。
倍率は、1.3~6.0倍です。
倍率は全体的に政治学部より法律学科の方が低くなっています。
偏差値はその逆ですので、偏差値を基準にするか、倍率を基準にするかで選択しは変わってくるでしょう。
ですので、自分の確固たる意志を持って受験する学科を選びましょう。
センターボーダーは、73~84%です。
関西学院大学経済学部の難易度
関西学院大学経済学部の難易度 | やや難しい |
偏差値 | 60~65 |
センターボーダー | 78~86% |
倍率(一般入試合計) | 2018:6.2倍 2017:3.5倍 |
関西学院大学経済学部の難易度は、偏差値60~65で、関西学院大学の中では比較的難易度の高い学部だと言えます。
センターボーダーも78~86%とかなりレベルが高くなってしまします。
経済学部は、数学併用型(セ試利用)が偏差値が一番高く、偏差値は65です。
逆に英語併用型はセンターボーダーが一番低く78%となります。
倍率は1~11.6倍とこれもかなり幅が高いです。
一般入試は平均して6.2倍、センター利用試験は平均して8.2倍、どちらも非常にレベルが高いです。相当な勉強量が必要となるでしょう。
関西学院大学商学部の難易度
関西学院大学商学部の難易度 | 標準 |
偏差値 | 60~62.5 |
センターボーダー | 80~86% |
倍率(一般入試合計) | 2018:5.6倍 2017:3.6倍 |
関西学院大学商学部の偏差値は、60~62.5で、関西学院大学全体としては、やや難しいと言えます。
商学部内では、数学併用型(セ試利用)と独自方式日程が62.5と偏差値が一番高くなっています。
またセンターボーダーは、80~86%とこちらもボーダーが高めと言えるでしょう。
倍率は1~14.7倍ととても高くなっています。
一般入試の平均倍率は5.6倍となっていて、かなり競争が激しいです。
全学日程が一般入試のなかでは一番倍率が低く4.8倍となっていますので、狙い目ではないかなと思います。
関西学院大学人間福祉学部の難易度
関西学院大学人間福祉学部の難易度 | やや易しい |
偏差値 | 52.5~57.5 |
センターボーダー | 71~83% |
倍率(一般入試合計) | 2018:7.1倍 2017:3.8倍 |
関西学院大学人間福祉学部の偏差値は、52.5~57.5で、関西学院大学の中では比較的易しい学部です。
ですので、学部にこだわらずに関西学院大学に入学したいと考えている方は、人間福祉学部を受験することを検討しても良いでしょう。
センターボーダーも、71~83%と関西学院大学の中では、落ち着いた数字となっています。
ただ、やはりセンター利用試験は、国公立を目指す受験生が多く受けるので、難易度は簡単とは言えません。
倍率は1~15.4倍と幅がもの凄いです。
センター利用試験が平均して8.8倍となっています。
おそらく、比較的簡単な学部なので、センター利用試験を受けるなら人間福祉学部にしようと考える人が
多いために倍率がとても高いのではないかなと思われます。
関西学院大学国際学部の難易度
関西学院大学国際学部の難易度 | 難しい |
偏差値 | 62.5~70 |
センターボーダー | 84~96% |
倍率(一般入試合計) | 2018:8.6倍 2017:8.4倍 |
関西学院大学国際学部の偏差値は、62.5~70で、関西学院大学の中では、一番難易度の高い学部となっています。
さすが、国際学部という名前だけあって、意識の高い受験生が数多く受験するのでしょう。
一番偏差値の低いのは、全学日程3科目で、62.5です。
国際学部を受けるのなら、是非この方式を受験するのを検討すると良いでしょう。セ
ンターボーダーも、84~96%ととても高いです。
センター利用試験はあまり受けることをおすすめは出来ません。倍率は2~11.8倍と他の学部と比べると倍率はまだそこまで高くはありません。
ただ、先ほども述べたように、学部のレベルが非常に高いので、この倍率を切り抜けて合格するのは、とても困難なことだと思われます。
関西学院大学教育学部の難易度
関西学院大学教育学部の難易度 | やや易しい |
偏差値 | 52.5~57.5 |
センターボーダー | 72~82% |
倍率(一般入試合計) | 2018:3.9倍 2017:3.7倍 |
関西学院大学教育学部の偏差値は、52.5~57.5と、関西学院大学の中では比較的易しい学部だと言えます。
教育学部では、文系と理系の両方がありますが、理系の方が偏差値が低いので、理系の方は、教育学部の受験を考えるのも一つの選択肢だと思います。
また、センターボーダーは、72~82%と他の学部と比べると少しボーダーラインが低いです。
倍率は、1~8.2倍と、他の学部と比べると圧倒的に低いです。
文系の方も理系の方も含めて、教育学部はかなりの穴場ですので、関西学院大学にどうしても入学したいという方は、是非一度検討してみてください。
関西学院大学総合政策学部の難易度
関西学院大学総合政策学部の難易度 | やや易しい |
偏差値 | 52.5~57.5 |
センターボーダー | 76~82% |
倍率(一般入試合計) | 2018:4.6倍 2017:3.3倍 |
関西学院大学総合政策学部の偏差値は、52.5~57.5と、こちらも教育学部と同じように比較的簡単な学部だと言えます。
総合政策学部の中では、学部個別理系が、偏差値52.5と一番低くなっています。
センターボーダーは、76~82%と教育学部よりは少し平均が高いですが、関西学院大学の中では、比較的ボーダーラインが低くなっています。
倍率は1~5.5倍とかなり倍率が低いですので、教育学部と同様に、理系文系を問わず、総合政策学部の受験を考えるのも良いかと思います。
関西学院大学理工学部の難易度
関西学院大学理工学部の難易度 | 易しい |
偏差値 | 47.5~52.5 |
センターボーダー | 62~79% |
倍率(一般入試合計) | 2018:2.4倍 2017:2.3倍 |
関西学院大学理工学部の偏差値は、47.5~52.5と関西学院大学の中では、最も低くなっています。
ザ・理系の学部はこの理工学部だけですが、一番偏差値が低いので理系の方は関西学院大学がかなり穴場で、文系に比べると入りやすいです。
センターボーダーも62%~79%と他学部と比べるとかなり低いです。
倍率も1~6.3倍とかなり低くなっています。一般入試の平均倍率は、2.4倍です。
さいごに
以上関西学院大学各学部の難易度を見てきました。
関西学院大学は、理系の学生にとっては比較的入りやすい大学だと言えます。
ただ、文系の学生にとっては、厳しい戦いとなるでしょう。
関西学院大学を第一志望とする方は、国公立を受ける学生の多いセンター利用試験を避け、一般入試に力を入れるようにしましょう。