慶應義塾大学とは、その大学のブランド力や、「慶應ボーイ」と称されるようにおしゃれでかっこいいイメージがあり、私立ではトップクラスの人気を誇る大学です。
慶應義塾大学の学部や入試選抜方式には様々な種類があり、それらによって入試の難易度は変わってきます。
今回は、慶應義塾大学の難易度はどれくらいかをテーマにお話をさせていただきます。
目次
慶應義塾大学の難易度やレベルはどれくらい?
慶應義塾大学の難易度 | 難しい |
偏差値 | 60.0〜72.5 |
慶應義塾大学の難易度は、偏差値でいうと60.0~72.5です。
様々な学部がある分、偏差値の幅は大きくなっており、特に医学部の偏差値は72.5で突出しています。
医学部は別格ですが、それ以外の学部については対策を頑張れば十分に合格を狙えるレベルにあると思います。
慶應義塾大学の難易度はどれくらいか学部ごとに考察
慶應義塾大学の学部ごとの難易度を慶應義塾大学の中で比較していきたいと思います。
それでは、偏差値が低くて入りやすい穴場の学部を見ていきましょう。
慶應義塾大学文学部の難易度
慶應義塾大学文学部の難易度 | 普通 |
偏差値 | 65.0 |
倍率(一般入試合計) | 2018:4.4倍 2017:4.2倍 |
慶應義塾大学文学部の難易度は慶應義塾大学の中では、普通です。
文学部の配点は英語150点、地理歴史(日本史or世界史)100点、小論文100点の計350点です。
英語は1000wordsを超える大学入試トップクラスの難易度を誇る長文を読み、ほとんどが記述式の設問で構成されています。
大学入試では珍しく辞書の持ち込みが許可されていて、思考力と記述の回答力が求められる試験となっています。
地理歴史は慶應義塾大学の中ではそれほど知識は要求されませんが、標準的な語句の知識と過去問研究が必要となっています。
小論文は非常に難易度が高い課題文になっていることが多いので、英語と地理歴史で点を取ることが合格への鍵となっています。
そのため、英語と地理歴史を早めに対策すれば、慶応義塾大学の中では比較的入りやすい学部であると言えます。
慶應義塾大学経済学部の難易度
慶應義塾大学経済学部の難易度 | 難しい |
偏差値 | 67.5~70.0 |
倍率(一般入試合計) | 2018:4.4倍 2017:4.5倍 |
慶應義塾大学経済学部の難易度は慶應大学の中では、難しいです。
A方式は英語(200点)・数学(150点)・小論文(70点)の3科目が、B方式は英語(200点)・地歴(150点)・小論文(70点)の3科目が課されます。
慶應義塾大学の看板学部であり、人気が非常に高いです。
またA方式では数学、英語、小論文だけが課され、東大などの難関大志望者の併願となることが多く、同時に社会を履修していない理系の志望者もいるため、倍率は高くなっています。
慶應義塾大学法学部の難易度
慶應義塾大学法学部の難易度 | かなり難しい |
偏差値 | 70.0 |
倍率(一般入試合計) | 2018:5.1倍 2017:5.2倍 |
慶應義塾大学法学部の難易度は慶應義塾大学の中では、かなり難しいです。
一般試験では英語(200点)、地歴(日本史または世界史)(100点)、論述力試験100点)の3科目が出題されます。
法学部が難しい理由はこれら全部がトップクラスの難易度であるからです。
英語は非常に細かい語彙問題や、発音・アクセント問題、厄介な長文読解など短い時間の中で様々な分野に渡って出題されます。
地歴は教科書レベルを大幅に逸脱した問題が出題されます。法学部を第一志望に絞って勉強してくる私立文系専願の受験生が多いため、東大に受かっても慶応義塾大学の法学部に落ちる人がたくさんいるほどハイレベルな争いとなっています。
慶應義塾大学商学部の難易度
慶應義塾大学商学部の難易度 | 普通 |
偏差値 | 65.0~70.0 |
倍率(一般入試合計) | 2018:4.2倍 2017:4.2倍 |
慶應義塾大学商学部の難易度は慶應義塾大学の中では、普通です。
A方式では英語(200点)・数学(100点)・地歴(日本史・世界史・地理)(100点)が、B方式では英語(200点)・地歴(100点)・小論文(100点)の3科目が課されます。
A方式は倍率が低く、数学・地歴を受験に利用する国公立大志望の受験生であれば、慶応義塾大学の中でも狙い目の学部であると言えるでしょう。
逆に私立専願が多いB方式は倍率が非常に高く、全科目で高得点を取る必要があるため、A方式より難しいといえます。
慶應義塾大学医学部の難易度
慶應義塾大学医学部の難易度 | かなり難しい |
偏差値 | 72.5 |
倍率(一般入試合計) | 2018:7.4倍 2017:7.7倍 |
慶應義塾大学医学部の難易度は慶應義塾大学の中では、かなり難しいです。
1次試験では英語(150点)・数学(150点)・理科2科目(物理・化学・生物)(200点)の4科目が課されます。
定員が少なく、倍率が非常に高い上、東京大学理科三類など最難関の大学を志望する受験生の併願も多く、合格難易度は非常に高くなっています。
また1次試験の後の2次試験では面接と小論文試験が行われます。
慶應義塾大学理工学部の難易度
慶應義塾大学理工学部の難易度 | 普通 |
偏差値 | 62.5~65.0 |
倍率(一般入試合計) | 2018:3.4倍 2017:3.6倍 |
慶應義塾大学理工学部の難易度は慶応義塾大学の中では、普通です。
英語(150点)・数学(150点)・物理(100点)・化学(100点)の4科目が課されます。理系トップクラスの受験生と合格枠を争うので、難易度は高いです。
また慶應理工は5つの「学門」に分かれており、学門ごとに進学できる学科がだいたい決まっています。
偏差値は学門1と2が62.5と、他の学門よりも若干低いので狙い目と言えると思います。ちなみに概ね学門1が物理系、学問2が数学系の学科に進みます。
慶應義塾大学薬学部の難易度
慶應義塾大学薬学部の難易度 | 普通 |
偏差値 | 65.0 |
倍率(一般入試合計) | 2018:4.0倍 2017:4.3倍 |
慶応義塾大学薬学部の難易度は慶応義塾大学の中では、普通です。
英語(100点)・数学(100点)・化学(150点)が課されます。
偏差値も理工学部と同程度ですが、理工学部と違う点は、化学の配点が大きく、またその難易度も非常に高いことです。
化学が得意であれば合格の可能性がグッと高まるはずです。
慶應義塾大学総合政策学部の難易度
慶應義塾大学総合政策学部の難易度 | 易しい |
偏差値 | 70.0 |
倍率(一般入試合計) | 2018:9.8倍 2017:9.4倍 |
慶応義塾大学総合政策学部の難易度は慶応義塾大学の中では、易しいです。
慶應義塾大学の総合政策学部・環境情報学部・看護医療学部は、湘南藤沢キャンパスに設置されているため、SFCと呼ばれています。
倍率は非常に高いですが、総合政策学部は2または1科目+小論文で科目数が少なく、小論文の配点比率が高いため、しっかりと対策すれば受かりやすいといえます。
慶應義塾大学環境情報学部の難易度
慶應義塾大学環境情報学部の難易度 | 易しい |
偏差値 | 70.0 |
倍率(一般入試合計) | 2018:8.6倍 2017:8.4倍 |
慶応義塾大学環境情報学部の難易度は慶応義塾大学の中では、易しいです。
理由は総合政策学部と同様です。
慶應義塾大学の中では比較的受かりやすいと思います。
慶應義塾大学看護医療学部の難易度
慶應義塾大学看護医療学部の難易度 | 易しい |
偏差値 | 60.0 |
倍率(一般入試合計) | 2018:4.1倍 2017:3.9倍 |
慶応義塾大学看護医療学部の難易度は慶応義塾大学の中では、易しいです。
こちらは理系向けの学部ですね。
1次試験で個別学力試験が行われ、2次試験では小論文と面接の試験が行われます。
学力試験も慶応義塾大学の中では簡単な部類ですので、慶應義塾大学の理系では最も受かりやすい学部です。