粂原圭太郎氏の京大読書術を読んだのですが、めちゃくちゃ良い内容だったので、レビューをさせていただきます!
読書術を学ぶのは初めてだったので、今まで自己流で本を読んでいた僕にとっては目からウロコが落ちる内容ばかりでした。
参考書を大量に読む必要がある受験生は絶対に読むべきです!
今回は、京大読書術(粂原圭太郎著)の感想をテーマにお話をさせていただきます。
京大読書術を読む前に粂原圭太郎氏とはどんな人か?
今日は将棋の女流名人就位式におじゃましています。森内永世名人、佐藤永世棋聖、10連覇を達成された里見女流ともお写真を!!圧倒的・・・感動・・・っ!!で、顔がこわばっております。 pic.twitter.com/Eq5jZRKH0z
— 粂原圭太郎@かるた名人&勉強法の人 (@k_kumehara) 2019年4月5日
京大読書術の著者である粂原圭太郎氏はめちゃくちゃすごい人です!
ざっと粂原圭太郎氏の実績を書くと以下のようになります。
・3年連続で日本テレビ「頭脳王」ファイナリスト選出
・競技かるたで名人位を獲得(競技かるたで日本一!)
・粂原学園代表という学習塾を運営
・大学受験の勉強法や読書術などの本を多数出版
勉強だけでなく、ビジネスやクイズ、競技かるたと様々な領域で最高の実績を上げているのです。
クイズが得意で頭脳王ファイナリストに選出されたといったように、一つの分野だけで成功する人は結構います。
しかし、これだけ色んな分野で成功している人は私は他に知りません!笑
単に成功といっても、どれもがその道のトップとなっているほどのレベルに極められています。
まさに現代のレオナルド・ダ・ヴィンチと言ってもいいのはないでしょうか?!
京大読書術を読めば、粂原圭太郎氏の成功の秘訣を知ることができる内容になっています。
京大読書術 粂原圭太郎著の感想・レビュー
京大読書術 粂原圭太郎著の感想・レビューをさせていただきます。
本を速く読みたいなら音声化してはいけない?
京大読書術は、読書術を初めて読んだ私にとっては目から鱗が落ちることばかりでした。
1番有益だった内容が「速読は心の中でも音声化してはいけない」という項目です。
音声化というのは、実際に声を出すことだけではなく、黙読しながらも心の中で文字を音にして読んでいくということです。「文字を一語一句読んでいる」という意味です。これでは、当然遅くなります。基本的に、文字を理解しようとするより、文章全体を目で追い、その文章を理解する方が早いからです。
引用:京大読書術 粂原圭太郎 p57
私は当たり前に読書をするとき、頭の中で音声化していました。
そのため、読むのがめちゃくちゃ遅かったのです。
なので、音声化しないで読むという速読方法があることに驚きました。
私はこの部分を最初に読んだのですが、すぐに、残りを音声化せずに読んでみたところ、たったの1.5時間で京大読書術を読み切ることができたのです。
短い時間で必要な情報を収集しなければいけない現代人にとって必須の読書スキルと言えるでしょう。
本の種類や読む目的によって、読書の方法を変える?
粂原さんが、本の種類や読む目的によって、読書の方法を変えているということは衝撃的でした。
川の流れを想像して読むとか、ストーリーを楽しみ、ゆったり読むときは、音声化しながら読みます。小説や詩など、頭の中で映像化した方が楽しめるものは、この読み方がいいでしょう。
〜略〜
小説以外でも音声化した方がいいケースがあります。それは、「じっくり理解しなければならない本」です。学術系の分厚い本であれば、速読では理解しがたい内容のものも少なくありません。音声化した方が想像がしやすく、内容が記憶されやすくなるので、学習系の本に関しては音声化した方がいい場合もあります。引用:京大読書術 粂原圭太郎 p58~59
小説や詩のようなゆったりと映像化して楽しむ目的の本は音声化して読む。
また、大学受験などの学習系の参考書なども音声化した方がいい場合もあるとのことです。
大学受験の参考書でも初学者向けのわかりやすい講義本やすでに知識をかなり持っている教科の参考書などは隅々まで読む必要がないため、音声化せずに読んだ方がいいということでしょう。
同じ参考書でも1回目は音声化して読み、2回目以降は目で読むといったやり方もいいかもしれないと思いましたね。
このように、音声化して読む方法と音声化せずに読む方法という2つの読書法を臨機応変に使いこなすことで、より短い時間で深い理解を得ることができるのだと感じました。
自分にとって必要な知識を血肉にすることが重要?
京大読書術で印象的だったのが、本を読む目的を明確にしていることでした。
読破したという達成感が欲しいという人には、無理には言いませんが、何が一番大事かを考えてみてください。本を読破することに意味があるのではなく、自分に必要な知識を血肉にすることが重要なのではないでしょうか。
引用:京大読書術 粂原圭太郎 p74
本を読んで達成感を得ることは目的ではないんですよね。
本を読んで必要な知識を身につけることが重要なのです。
粂原さんは、本の表紙を見れば内容がわかり説明できるほどに理解しているとのことでした。
本は頭脳の外付けハードディスク?
その日に必要な情報は、出かける前に本棚に並ぶ本の背表紙を見てから、情報をインプットしていきます。本は自分の頭脳の外にあり、必要であれば膨大な情報の中からピックアップするためのものです。
引用:京大読書術 粂原圭太郎 p155~156
粂原さんは本は読んだら終わりにせずに、その日に必要な情報を出かける前にインプットしたりと、読後の活用方法も知れたのは良かったです。
また、本棚が3つあるが、入らない本は捨てずに電子書籍化しているとも書かれていました。
本の中の大量の情報をすぐに引き出せるような仕組みを作っていることも成功の秘訣なのでしょう。
私は、一度読んだ本はそれっきりで本棚に眠らせたままにしていたり、メルカリで売ってしまったりしていたので、今後は、真似してみようかと思っています。
まとめ
京大読書術は人生で成功するための具体的なノウハウ本だと思います。
なぜかというと、現代の世の中は知識があれば全ての領域で成功できるからです。
学歴も知識があれば得られるし、面白い人になるにもたくさんの話題を知っている必要があります。
また、ビジネスでの成功も様々な分野の知識があることで独創的な発想が生まれ、可能になるのです。
このように、人生のあらゆる分野で成功するためには知識をどのようにして得て、管理するかということが重要となります。
粂原さんがあらゆる領域で成功している理由は、本から様々な情報を大量に吸収して、それをいつでも引き出せるような仕組みを作っていることが原因なのではないでしょうか。
大学受験で成功したい人、ビジネスで成功したい人、モテたい人などのあらゆる人が読むべき本だと思います。