大阪大学の評判について、卒業生の方にインタビューしました。
大阪大学は、関西の国立大学で旧帝国大学の一つで、かなりレベルの高い大学です。
今回は、内部の学生が感じた生の大阪大学の評判、学生のレベル、学生生活の様子、就職先などについて詳しくお聞きしました。
大阪大学を受験校にしようか迷っていて、大阪大学の評判について調べている受験生の方に大変役立つ内容となっています。
目次
大阪大学の評判と口コミ|就職や魅力を卒業生に聞いてみた
大阪大学のどの学部を卒業した?
大阪大学工学部
大阪大学の学生のレベルはどれくらい?
私が入学した2012年は前期入試しかなかったため第一志望の学生が多かったが、一般的には京都大学に行けなかった人が行くというレベルでした。
大阪大学はどんな学生が多い?
基本的には関西出身の学生が多いです。
基本的には真面目な学生が多く、テスト前には単位を取得すべく必死で勉強しています。
大阪大学の世間からの評判はどんなもの?
大阪周辺では賢い、勉強ができる、優秀という評価を受け、子供から大人、ご年配の方に至るまで、知らない人はいないほどの知名度です。
しかし、全国での知名度は東大・京大・早稲田・慶応と比較すると格段に落ちます。
また、大学名を言ってもわかってもらえないことも多々あります。
また、他の帝大と比較しても大阪大学出身のノーベル賞受賞者がいないからなのか、名古屋大学や東北大学よりも知名度は劣っていると感じます。
大阪大学というと真面目なイメージが強く、女子からのウケが良いというわけではないため、頭が良くてもモテるというわけではないです。
また、真面目で勤勉な学生が多いからなのか、企業の方からそこそこウケが良く、就職活動では有利に働くことが多いと感じました。
実際に理系の学部には有名企業からの推薦が数多く来ており、就職解禁時期になると多くの企業の人事がリクルーターとして派遣されてきます。
人事からの評価もよく、就職後も勤勉に働く学生が多いとみなされていると感じます。
大阪大学の学生生活の様子は?
大学生活は人それぞれでだと思います。
しかし、大阪大学固有の特徴としては、キャンパスが三ヶ所に分かれていることです。
私は工学部であったため、吹田シャンパスがメインのロケーションでした。
吹田キャンパスは工学部や医学部があるため、真面目な学生が多く、静かなで落ち着いた学生生活を送る人が多かったです。
一方、部活やサークル活動は豊中キャンパスが中心であり、文系学部のキャンパスも豊中キャンパスに位置しているため活気がある雰囲気の中で学生生活を送る学生が多いです。
一番規模が大きな学園祭もこの豊中キャンパスで行われます。
豊中キャンパスの学食は非常にバラエティーに富んでおり、一般的な学食に始まり、近年では王将が店を開いています。
箕面キャンパスは元大阪外国語大学であるため、女子大学生が多く華やかなキャンパスです。
箕面キャンパスでは学園祭の代わりに夏祭りが行われます。
小規模なお祭りではありますが、浴衣コンテスト等が催されています。
このようにキャンパスによって異なる学生生活を送っています。
大阪大学の就職先は良い?悪い?
大阪大学の就職は世間一般の大学と比較するとかなり良い部類に含まれると思います。
特に理系は就職に強いと言われており、就活時期になると各地の企業から人事の方がリクルート活動にやってきます。
就職先は学部や研究室により大きく異なるため一概には比較できませんので、私の所属していた研究室に関して説明します。
私の所属していた研究室はロボットや人工知能に関して研究をしていました。
そのため先輩や同期は、自動車メーカー、重工メーカー、ベアリングメーカーなどの機械系の企業に就職する人が多かったです。
しかし、研究内容とは全く関係がなく、官僚になる人や外資系コンサルに行く人も多くいましたので、結局のところ人それぞれだと思います。
就職だけではなくて、修士号を取得後、博士号を取るために博士課程に進学する人も何人かいました。
比率としては、機械系メーカーに就職する人が6割、コンサル系や公務員になど理系の技術系ではない分野に就職する人が2割、残りの2割が博士課程への就職です。
大阪大学の良かったところは?
一つ目は就職先が充実していたことです。
大学はあくまで就職するためのステップアップと考えていたため、大学入学時に思い描いていた就職先に入社できたことは満足しています。
また、研究室での研究活動に関して、国際学会に参加笹ていただいたり、他分野の方々と議論する場を設けていただいたりなど、非常に刺激的な研究生活を送ることができ、様々なことを学ぶことができて、非常に満足しています。
研究室で学んだことは就職してからも非常に役に立っています。
大阪大学の悪かったところは?
私は大学生活の6年間を吹田キャンパスの近くに住んで過ごしました。
1年目は豊中キャンパスで一般教養の授業があるため、バスで毎朝40分ほどかけて通勤したければ行けず、辛かったです。
また、大学2年生から修士2年生までの5年間は吹田キャンパスに通学して、過ごしましたが、吹田キャンパス周辺は坂が多く、自転車が主な移動手段だった私にとって、通学が肉体的にかなり辛かったです。
また、吹田キャンパス周辺は新興住宅街であったため家賃が高かったです。
大阪大学に通ってみてどうだった?
大学生活はサークルや研究室での生活を通じて様々な出会いがあり、非常に充実した生活を送ることができました。
最終的に就職活動も納得がいく結果を得ることができたため、非常に満足した大学生活を送ることができました。
大阪大学を受験しようと考えている後輩にメッセージ
近年は入試方式が目まぐるしく変化し、大変かと思われますが、入って損はない大学だと思いますので、頑張ってください。
大阪大学の評判まとめ
今回は、大阪大学の評判について、大阪大学工学部の卒業生にインタビューをさせていただきました。
実際に通っていた生の評判は良いですね。
関西に住んでいると大阪大学はとても頭のいい大学のイメージがありますが、「全国での知名度は東大・京大・早稲田・慶応と比較すると格段に落ちます」というのは意外でした。
実際に大阪大学に通っていたからこそ感じることなのでしょう。
確かに、早稲田や慶応はスポーツが強かったり、卒業生にタレントが多いので、耳にすることが多いからかもしれませんね。
また、大阪大学は就職が良いというのはイメージ通りでした。