早慶オープンの難易度は難しい?
早慶オープンとは、早稲田大学と慶應義塾大学の受験生を対象にした模試のことです。
問題は早慶の予想問題が出題されるので、難易度はかなり難しくなっています。
今回は、早慶オープンとはから、難易度や早大プレなどとの違いについて説明させていただきます。
早慶オープンとは?
早慶オープンとは、河合塾が早稲田大学と慶應義塾大学志望の受験生を対象に実施する模試です。
問題は早慶の過去問を分析して作られた予想問題となっています。
また、早慶を受験する人だけが受けるので、本番に近い問題で、かつ早慶を受験する人の中での順位がわかるので、他の模試よりもより精度の高い判定がでるといえるでしょう。
早慶入試の前哨戦ともいえる模試です。
実際、私も受験生時代に早慶オープンを受験しました。
早慶を受験する方は絶対に受けておきたい模試ですね。
早慶オープンの日程、受験料、会場は?
早慶オープンの受験料は、6,260円です。
日程は、11月中旬に行われます。
早稲田大学の受験日は2月10〜20日くらいです。
なので、受験本番の3ヶ月前に受ける最後の模試となるでしょう。
早稲田志望で、東京に住んでいる方は、試験会場を早稲田大学にすることをオススメします。
早稲田大学で模試を受けることで、本番と限りなく近い環境で模試を受けることができるからです。
本番での緊張が和らぐし、メリットしかないでしょう。
早慶オープン | |
日程 | 11月中旬(2018年は11月18日) |
価格 | 6,260円 |
会場 | 河合塾校舎、 國學院大学渋谷キャンパス、東京外国語大学府中C、早稲田大学早稲田キャンパスなど |
成績返却時期 | 翌年の1月中旬(2019年は1月18日) |
早慶オープンと早大プレの違いは?
早慶オープンと同じような模試として、代ゼミの早大プレ・慶応プレがあります。
早慶オープンと早大プレ・慶応プレの違いは以下のようになります。
早慶オープン | 早大プレ・慶応プレ | |
実施者 | 河合塾 | 代ゼミ |
日程 | 11月18日(2018年) | 10月28日・11月04日(2018年) |
受験料 | 6,260円 | 5,200円 |
合格判定 | 最大第4志望まで判定 (共通問題の得点から判定) | 第一志望学部・学科のみ判定 |
問題 | 早慶の問題が混ざっている | 早稲田か慶応どちらかの問題 |
受験者数 | 多い | 少ない |
出題方式 | 共通問題と第一志望学部の選択問題 |
早慶オープンは、早稲田と慶応の受験者を対象としているので、早稲田と慶應の問題が混じって出題されます。
なので、早稲田政治経済学部志望なのに、商学部や慶應大学の問題を解かなければいけない場合もあるということです。
一方、早大プレや慶應プレは、早稲田か慶應に特化して行われるため、より本番の問題に近い問題となるのです。
また、早慶オープンは、合格判定が第4志望まで判定されるのに対して、早大プレや慶應プレは、第一志望しか合否判定が出ません。
受験者数は、早慶オープンは早稲田と慶應の両方を対象としているので、早大プレや慶應プレよりも多くなっています。
早慶オープンの難易度はどれくらい?平均点は?
早慶オープンの難易度はかなり高いです。
平均点は、科目によりますが、だいたい30〜40%となることが多くなっています。
ネット上から過去の早慶オープンの平均点を調べてみると以下のようになりました。
早慶オープン2017年平均点
2017年早大基幹理工志望 | 平均点/配点 | 平均点の割合 |
英語 | 55.4/120 | 46.1% |
数学 | 50.2/120 | 41.8% |
物理 | 22.9/60 | 38.2% |
化学 | 19.1/60 | 31.8% |
出典 早慶大オープン模試 結果
早慶オープン2012年平均点
2017年慶大経済学部志望 | 平均点/配点 | 平均点の割合 |
英語 | 118/200 | 59.0% |
数学 | 61/150 | 40.7% |
小論文 | 33/70 | 47.1% |
出典 早慶オープン結果
受験者数がそれほど多くないですし、問題の難易度によって結構平均点は変わるようです。
なので、過去の平均点はあまり参考にならないと思います。
半分しか取れなかったとしても、問題の難易度が高ければ、かなりいい成績となりますし、問題の難易度が簡単な場合は、悪い成績である可能性もあるでしょう。
早慶オープンの信頼度は高いか?
早慶の信頼度はかなり高いと考えます。
やはり、河合塾全統記述模試などの一般の模試に比べると、圧倒的に本番の問題に近いからです。
また、受験者層も実際に早慶を受ける人ばかりとなります。
しかも、本番まであと3ヶ月くらいしかない時期に受けるわけですから、信頼度は他の模試よりも圧倒的に高いといえるのです。
なので、できれば少なくとも早慶オープンではC判定以上は出したいところでしょう。
C判定というと、合格可能性が50%であるということになります。
なので、あと、3ヶ月頑張れば全然合格が狙える成績であるといえるのです。
結局、早慶オープンは受けるべきか?
早慶志望者にとって、早慶オープンは必ず受けるべき模試です。
まず、信頼度がかなり高い模試ですし、早慶を受ける人が最後に受ける記述模試ですからね。
早慶オープンの後にある模試とは、センタープレテストしかありません。
早慶受験者はセンター試験を受ける人は少ないでしょうから、受験の直前期に受ける模試としてはふさわしくありません。
本番に難易度が近いというのも受けるべきポイントの一つです。
どうしても全統記述模試などは難易度が低いために、高い偏差値が出て油断してしまうんですね。
早慶では、難しい問題も多く出るので、簡単な問題だけ解くことができても合格できません。
なので、難しい問題で自分がどれくら取れるかを知っている必要があるのです。
全統記述模試で偏差値70取れている人も、早慶オープンだと半分以下の点数しか取れないことがよくあります。
早慶オープンは難易度が高いので、当然なんですが、低い点数が出ます。
人間って、低い点数をとると、危機感を感じて、もっと勉強しなければいけないと思うようになるのです。
このように、難しい模試を受けることで、気持ちが引き締まり、勉強の意欲が倍増するという効果もあります。
なので、早慶オープンは早慶を志望する人は必ず受けて欲しい模試となるので、必ず受けるようにしましょう。