数学科おすすめ大学｜評判がいい・文学部が強い大学は？

数学科でおすすめの大学は？

といった方に向けてこの記事を書きました。

今回は、数学科でおすすめの大学をテーマにお話をさせていただきます。

数学科おすすめ大学｜評判がいい・文学部が強い大学は？

最も数学科でおすすめの大学は東京大学と京都大学？

数学科でおすすめの大学は、東京大学と京都大学です。

国際高校数学オリンピック受賞者や入賞者のほとんどは東京大学数学科に進学します。

第58回国際数学オリンピックで金メダルを受賞した髙谷悠太君も東京大学理科I類に進学しました。

ただ、「京大は1年から上の学年の講義の聴講が可能」であることから、京都大学理学部に進学した人もいます。

数学のノーベル賞といわれるフィールズ賞の受賞者は日本人に３人しかいません。

小平邦彦（1954年：東京大学数学科卒）、広中平祐（1970年：京都大学理学部卒）、森重文（1990年：京都大学理学部卒）といずれも東京大学か京都大学卒なのです。

なので、数学で最高峰の研究をしたいという方は、東京大学か京都大学がおすすめですね。

数学オリンピックで受賞するレベルの実績があれば、東京大学の推薦入試や京都大学の特色入試でも合格が狙えるでしょう。

また、数学オリンピック受賞者は、数学の学力がかなり高いので、一般入試でも合格できる人は多いはず。

数学オリンピック受賞者の多くが、東京大学や京都大学に進学するのも当然でしょう。

東京大学と京都大学がおすすめの理由は、学力が最高峰というブランド力もありますが、潰しがきくということが挙げられます。

つまり、研究者や教師以外にも進路がたくさんあるということです。

聞いたことがあるかもしれませんが、数学科は工学部などに比べると、企業への就職が悪いといわれています。

もちろん、数学教師や塾講師を目指すなら問題はありません。

ちなみに、数学科の就職先は、民間なら金融や保険関係が多いです。

しかし、東京大学や京都大学レベルでしたら、就職先にも苦労することはないでしょう。

大学のブランド力をつかって、タレントになって、テレビにでたり、書籍を出版することも可能です。

単純に数学科が強い以外にも、東京大学や京都大学には多くのメリットがあるので、おすすめなんです。

次に数学科でおすすめの大学は東京工業大学、東京理科大学？

次に数学科でおすすめの大学は東京工業大学、東京理科大学あたりです。

後は、旧帝国大学に含まれる、東北大学・九州大学・北海道大学・大阪大学・名古屋大学も評判は良いでしょう。

しかし、結構苦し紛れかもしれません。

というのも、数学科で有名な大学は東京大学と京都大学以外では、国内にはあまりないのです。

海外だったら、ハーバード大学やケンブリッジ大学、オックスフォード大学がトップ３になるのですが。

偏差値順にみた数学科でおすすめの国公立大学は？

参考　早分かり 数学関連学部 大学偏差値 ランキング 2019

数学科で偏差値トップ３は、東京大学、東京工業大学、京都大学です。

その他、上位は旧帝国大学が独占しています。

６位にやっと筑波大学と千葉大学がランクイン。

さらに、お茶の水女子大学、横浜国立大学と有名大学が続きます。

特に行きたい大学がないのなら、偏差値上位の大学を志望すると、優秀な人が多いので、刺激になるのでおすすめです。

偏差値順にみた数学科でおすすめの私立大学は？

参考　早分かり 数学関連学部 大学偏差値 ランキング 2019

トップ２はやはり、早稲田大学と慶應義塾大学ですね。

続いて、東京理科大学がつづきます。

さらに、青山学院大学、中央大学、明治大学、立教大学といったMARCH勢が並びます。

１０位に学習院大学がランクイン。

大体、大学の偏差値順とあまり変わりませんね。

法学部なら中央大学というような、数学科といえば～大学というのがないのが数学科の特徴ともいえます。

数学科でおすすめの大学があまりない理由

数学科でおすすめの大学があまりない理由は、数学の能力は才能で決まる部分が多いからだと思います。

数学科には、異常に頭が良い化け物がたくさんいるのですが、良い教育を受けたからといって、傑出した数学者にはなれませんよね。

また、法学部における弁護士資格のような資格がある学問分野でもないので、どこの大学が優れているといった評価ができないのです。

だから、数学が傑出している人は東京大学や京都大学に進学するんですね。

数学科おすすめ大学を調べるときの注意点

数学科は就職が悪いといわれているが本当か？

数学科は就職が悪いといわれています。

しかし、本当なのでしょうか？

それとも東大、京大や早慶レベルなら問題ないのでしょうか。

半分本当で半分は嘘といったところだと思います。

やはり工学部などの勉強した学問をそのまま仕事に活かせる学部に比べると、就職はしにくいと考えられます。

それは、工学部などの理系の学部では研究室に入ると、研究室からの推薦で大手企業に簡単に入れてしまうからです。

企業が有名な研究室の学生は喉から手が出るほどほしいわけですね。

しかし、数学科の場合は、そういったことがないので、文系と同じように通常の就職活動をする必要があります。

なので、他の理系学部よりは劣るが文系学部とはさほど変わらないといったところでしょう。

ちなみに、金融、保険、IT関係でしたら、数学を必要になる場面もあるので、数学科の就職先として人気があります。

大学の数学科はレベルが高くてついていけない？

高校数学は大学数学と比べると子供のおもちゃだと言われます。

それほど、大学数学は高校数学とは次元が違う難しさなのです。

しかも、大学教員は、教えるのが下手くそです。

数学の予備校講師のように、あの手この手で学生に難解な概念をわかりやすく説明してくれることはありません。

大学教員になるのは、元々大学数学が得意だった優等生ですから、当然かもしれません。

大学数学ができる＝教えるのが上手というわけではないですからね。

なので、独学で勉強していくことが求められるでしょう。

高校数学が面白かったから、大学でも数学科に進みたいと考えているならもう少し考えた方がいいかもしれません。

一度大学数学の入門書を本屋さんで立ち読みしてみることをおすすめします。