医学ではXPといった略語がよく使われています。
「XPで結核の疑いがありますね」というように言われても何のことだかさっぱりという人もいるでしょう。
なので、今回は、XPといった略語が何を意味するか?について解説したいと思います。
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医学でのXPとは?
XPとは、X‐ray Photographの略語です。
つまり、レントゲン撮影のことなんですね。
X線撮影(エックスせんさつえい)は、エックス線を目的の物質に照射し、透過したエックス線を写真乾板・写真フィルム・イメージングプレート・フラットパネルディテクターなどの検出器で可視化することで、内部の様子を知る画像検査法の一種である。
出典:wikipedia
名前の通り、X線を使って体の中を見ようという検査方法になります。
こちらは胸部X線写真になります。
胸部X線写真は取られたことがある方も多いのではないでしょうか。
私も以前咳が長く続いたことがあって取ってもらいましたね。
また、レントゲン撮影(XP)は胸だけでなく、腹部、脊椎、手などの他の部位でも行われますね。
XP(レントゲン撮影)のメリット、デメリットは?
XPのメリットは、簡単で、低コストなところにあります。
XP(レントゲン撮影)の機器は、1台200~500万円程度と、CTスキャンの機器が1台数千万円~数億円するのと比べて低コストなのです。
また、XPは1枚たった3分程度で撮影可能となっています。
そのため、小さな町の開業医でもXPだったら大体おいてるんですが、CTやMRIはかなり大きめの病院か大学病院にまで行かないと置いていないのです。
XPのデメリットをあえて上げるとすれば、XPは一方向から撮影をしているために、仕組み上、骨や組織が重なった画像ができてしまいます。
なので、XPの画像の読み取りには高度な経験や知識が求められるのです。
ただし、こういったデメリットはあくまでも簡単で低コストに撮影できるという点に伴うものですから仕方のないものだと思います。