進学校とは?偏差値60が基準?特徴と高校選びの見方

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進学校の特徴と高校選びを考える

進学校とは、一般に大学や短大への進学を目指す生徒が多く、そのための学習・受験指導に力を入れている高校を指します。難関大学への合格実績が多い高校を指して使うこともあります。

ただし、「偏差値60以上」「進学率100%」という全国共通の数値で区切る言葉ではありません。偏差値や進学先だけでなく、授業の進み方、学校の支援、自分との相性も見たいところです。

今回は、進学校の意味や特徴、偏差値の見方について、私自身の高校時代の体験も交えてお話しします。

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進学校とは進学率が高い高校?

進学校では、大学や短大に関する情報提供や受験指導が行われています。ただ、進学率が高いことと、難関大学への合格者が多いことは、分けて考える必要があります。

進学実績を見るときは「何人合格したか」だけでなく、卒業生の人数や、現役生・既卒生の内訳も確認しましょう。1人が複数の大学に合格する場合があるため、合格者の延べ人数を卒業生数で割っても、そのまま進学率にはなりません。

また、東京都の「進学指導重点校」のように、教育委員会が基準や期間を定めて指定する制度もあります。これは日常的に使う「進学校」という呼び方とは区別して理解すると分かりやすいです。

参照:東京都教育委員会・進学指導重点校等の指定について

自称進学校・なんちゃって進学校との違いは?

ネットでは「なんちゃって進学校」「自称進学校」「進学校」といった呼び方を見かけることがあります。しかし、これは共通の人数や偏差値で定まった学校区分ではありません。特に「自称」「なんちゃって」は、学校の方針への不満などを含む主観的な呼び方です。

「進学率が何割だから自称進学校」「MARCH以上にほぼ全員進学するから本当の進学校」といった区切りはできません。専門学校や就職を選ぶ生徒がいることも、学校全体の良し悪しを決める理由にはなりません。

口コミを見るときは、呼び名そのものより「課題が多いのか」「質問しやすいのか」「希望する進路を尊重してくれるのか」という具体的な内容を確かめると、学校選びに役立ちます。

進学校の特徴は?授業の進度・受験指導・部活動

まず、進学校の中には授業の進度が速い高校があります。高校1年の間に2年の範囲も学び始めるなど、学校や科目によっては早めに学習を進め、3年生で共通テストの演習や志望校対策に取り組みます。

ただし、すべての学校が同じ進度というわけではありません。授業を早く進めることだけでなく、理解が追いつかないときに質問・補習ができるかも確認しましょう。

大学附属校かどうかも、進学実績とは別の観点です。内部進学を中心にする学校と、外部の大学受験を重視する学校では、準備する内容が変わります。「附属校だから進学校ではない」と一律には決められません。

「進学校には部活がない」ともいえません。たとえば進学指導重点校の日比谷高校は、公式サイトで運動部・文化部の活動を紹介しています。部活動や学校行事に力を入れる高校もあるので、勉強以外の時間がどれくらい取れるかは各校で確かめてください。

参照:日比谷高校・部活動と生徒会

進学校は偏差値がどれくらいの高校から?

偏差値60を一つの目安にする場合も、60以上なら進学校、60未満なら自称進学校と判定できるわけではありません。模試の受験者層や地域によって、同じ高校について示される偏差値は変わります。

偏差値は、その試験を受けた集団の中での位置を示す数値です。平均が50で、異なる模試の偏差値をそのまま並べても、正確な比較にはなりません。

偏差値正規分布を仮定した上位割合の目安
60約15.9%
70約2.3%

この割合は、得点分布が正規分布に近いと仮定した理論上の目安です。全国の同学年全員の順位や、特定の高校から難関大学へ進む割合を表しているわけではありません。「偏差値70以上なら必ずスーパー進学校」という共通基準もありません。

参照:ベネッセ・偏差値の考え方

私が通っていた高校の体験と、学校選びで確認したいこと

私は、当時偏差値70以上とされていた高校に通っていました。東大と京大の合格者を合わせると10名程度だったので、大学受験を意識する生徒が多い学校だったと感じています。これは私の在学当時の記憶で、現在の学校の実績を示すものではありません。

授業の進度も速くて、宿題も多くてついていくのがかなり大変でした。勉強ばかりをしていた記憶しかなくて、全くいい思い出はありませんね。思春期という多感な時期に勉強以外にもっとさまざまな経験をしておくべきだったなと思います。

ただ、これは私個人の受け止め方です。同じような学校でも楽しく過ごす人はいるでしょうし、進学校では勉強以外の経験ができない、という意味ではありません。この体験から、高校を選ぶときは合格実績だけでなく、3年間の過ごし方も具体的に想像してほしいと思います。

確認すること説明会や学校案内で見る点
進学実績卒業生数、現役・既卒の内訳、合格者数と実際の進学者数
学習の負担授業の進度、課題量、補習や質問のしやすさ
学校生活部活動の活動日、行事、校則、通学時間
進路の支援志望分野に合う科目、推薦や外部受験の相談体制

「進学校かどうか」という呼び名は入り口にして、最後は自分が無理なく学び、希望する進路を目指せるかで選んでください。

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