関東中流といった大学群はご存知でしょうか。
関東で私立大学の受験を検討している学生の方ならご存知の方も多いかと思います。
今回はそんな関東中流に括られる4大学について調べていきましょう。
目次
関東中流とは?
関:関東学院大学
東:東京国際大学
中:中央学院大学
流:流通経済大学
関東中流とは、関東学院大学・東京国際大学・中央学院大学・流通経済大学の4大学を指しています。
関東学院大に代わって関東学園大を入れて考えることもありますが一般的には関東学院大のほうで考えます。
大学スポーツ界(野球、ラグビー、駅伝、サッカー)などで活躍されている方が多いといった印象が持たれています。
関東中流の偏差値は?
関東中流各大学の偏差値は河合塾によると、
関東学園大学 BF-40
東京国際大学 35-40
中央学院大学 BF-40
流通経済大学 35-37
となっています。
(BFはボーダーフリーを指しています。)
関東中流の序列は?
上記の偏差値の通り、関東中流の難易度は大体均衡しているため、関東中流の中での明確な序列はありません。
関東学院大学が神奈川県。
東京国際大学が埼玉県。
中央学院大学が千葉県。
流通経済大学が茨城県にあるため、学部以外の要因では所在地で大学を選ぶ方のほうが多いといえます。
関東中流の難易度は?
他大学と比較して関東中流の難易度を表すと、関東の私立大学では早稲田慶應が最難関とされていて、次点で明治大学、立教大学などがあるMARCH。
その次に日大などの日東駒専さらには大東文化大学、亜細亜大学などの大東亜帝国といった大学群がありますが、関東中流は大東亜帝国の1ランク下に位置します。
よって、大東亜帝国の併願校とされることが多いです。
関東中流を志望する学生の併願先としては千葉商科大学・目白大学などが挙がります。
関東中流は学歴フィルターを通過できる?
結論から記述すると、超大企業や学歴フィルターを設置するような企業の場合はほとんどの場合通過は難しいと思われます。
しかし、関東中流の各大学では就職に関して様々な手厚いサポートがされており、4年間積極的に活動をしていくことで希望の業界・企業に就職することは十分に可能です。
その点で就職に関してはそれぞれの大学の取り組み等をよくよく考慮して進学する必要があります。
✅ 大学群の名称一覧やランキングを知りたい方はこちらの記事を御覧ください。
関連記事 大学群名称・通称一覧|レベルや偏差値ランキングは?
関東中流の各大学の紹介
関東学院大学の特徴は?
関東学院大学は神奈川県横浜市に位置する大学です。
関学、と略せば兵庫県西宮市の関西学院大学を指すことが多いですが、共通点として両校ともミッションスクールです。
関東学院大学は体育会系の強豪校として有名であり、ラグビーは全国大学ラグビーフットボール選手権大会で2006年まで10大会連続で決勝戦に進出、優勝6回の実績を持っています。
硬式野球部は全日本大学野球選手権大会に25回出場、明治神宮野球大会に10回出場しています。さらに駅伝でも箱根駅伝に6度の出場を果たしています。
東京国際大学の特徴は?
東京国際大学は埼玉県川越市に位置する大学です。
東京「国際」大学とあるだけに国際的なところには力を入れており、アメリカにキャンパスを構えたり、英語学位プログラムの開設などがなされています。
1年次からゼミに入るなど、入学後の教育制度がしっかりとしているのが特徴です。
そのため入学時にTOEICが330点だった東京国際大学の学生が在学中に満点をとったケースもあります。
中央学院大学の特徴は?
中央学院大学は千葉県我孫子市に位置する大学です。
なんと初代理事長は元内閣総理大臣の大平正芳です。
2018年には同じ系列の中央学院高等学校の野球部が春夏連続で甲子園に出場したことでその知名度は全国区になりました。
中央学院大学の硬式野球部も2016年には全日本大学選手権大会において準優勝を果たしています。
他にも駅伝部・ゴルフ部・バレー部が全国大会等で顕著な成績を収めています。
流通経済大学の特徴は?
流通経済大学は私立大学で、茨城県竜ケ崎市にあります。
物流関係の研究や教育が強い珍しい大学です。
陸運、開運、倉庫、物流や流通のシステムに関する授業が充実しているので、陸運、倉庫、開運などの物流業界に就職したい方におすすめとなっています。
学んだことを活かせるため、運輸や物流に関連する業界へ就職する人が多いです。
物流業界は地味な印象はありますが、将来なくなることはない業界なので、安定志向の方におすすめとなります。
さいごに
関東中流の4大学はスポーツを中心として、東京国際大学の国際性や流通経済大学の流通業界などへの強さなど、様々な魅力を持っています。
それぞれの大学は東京都内にはなく、すべて神奈川・千葉・埼玉・茨城に分かれていますので自分の住んでいる地域や通学圏内も十分に検討して大学選びを進めていきましょう。