当たるんですの税金はいくらか?
そもそも当たるんですって税金がかかるのかを知らない人が多いですが、
当たるんですが当たったら税金がかかります!
宝くじって税金がかからないので、当たるんですも税金がかからないというのは大間違いです。
当たるんですは公営競技を対象としているので、厳密には宝くじではありません。
なので、税金がかかってしまいます。
当たるんですを買うなら税金のことはしっかりと勉強しておかないと損してしまうでしょう。
今回は当たるんですの税金をテーマにお話をさせていただきます。
当たるんですは税金がかかる?
当たるんですは税金がかかります。当たったらですけどね。
当たるんですって宝くじだから税金がかからないというのは間違いです。
厳密には、当たるんですは宝くじではありません。
宝くじにかかる税金については、当せん金付証票法 第十三条にかかれています。
第十三条 当せん金付証票の当せん金品については、所得税を課さない。
出典:当せん金付証票法
当せん金付証票法の対象となる宝くじは以下の通りで、これらの宝くじには所得税がかかりません。
ちなみに、所得税がかからないということは、住民税もかかりません。(住民税は前年の所得税に対してかかるから)
当せん金付証票法の対象となる宝くじ
✔ ジャンボ宝くじ
✔ スクラッチ
✔ ロト系宝くじ(ロト7、ロト6、ミニロト)
✔ ナンバーズ系宝くじ(ナンバーズ4、ナンバーズ3)
ちなみに、BIGやtotoなどのスポーツくじはスポーツ振興投票の実施等に関する法律で所得税がかからないと明記されています。
(所得税の非課税)
第16条 第13条の払戻金については、所得税を課さない。
当たるんですは、どちらの法律も適用されません。
なので、当たるんですは税金がかかるのです。
当たるんですの税金は一時所得?
当たるんですの税金は、一時所得として考えられます。
所得税基本通達34-1には以下のように明記されているのです。
次に掲げるようなものに係る所得は、一時所得に該当する。
(中略)
(2) 競馬の馬券の払戻金、競輪の車券の払戻金等(営利を目的とする継続的行為から生じたものを除く。)出典:国税庁 一時所得の例示
当たるんですは、競馬などのような公営競技であるオートレースを対象としています。
そのため、当選金は厳密には宝くじ当選金ではなく、公営競技の払戻金となるのです。
よって、当たるんですの税金は、競馬や競輪の払戻金と同じく、一時所得扱いとなります。
一時所得の所得税の計算式は以下のようになります。
一時所得に対する税金計算
当選金額から50万円を引いて、1/2をかけた金額と他の給与所得の合計金額に対して所定の税率の税金がかかるということになるのです。
実際に、当たるんですの税金がいくらかかるか年収400万円の会社員を例に見てみましょう。
当たるんですミニの当選金額143万円から50万円を引いて、1/2をかけると、46.5万円。
会社員としての年収400万円を足すと、446.5万円。
以下の所得税の表から所得税率を出すと、20%になります。
所得税の速算表 課税される所得金額 税率 控除額 195万円以下 5% 0円 195万円を超え 330万円以下 10% 97,500円 330万円を超え 695万円以下 20% 427,500円 695万円を超え 900万円以下 23% 636,000円 900万円を超え 1,800万円以下 33% 1,536,000円 1,800万円を超え4,000万円以下 40% 2,796,000円 4,000万円超 45% 4,796,000円 出典:国税庁 所得税の税率
よって、当たるんですの税金はこの場合、およそ9.3万円です。
当選金額が少ないほど税率も小さくなるので、税金でがっぽり持っていかれるわけではありません。
ただ、給料によってもかかる税金が違ってくるのに注意してください。
普段会社からもらっている給料が高いほど、当選金額にかかる税率は高くなっていまいます。
当たるんですの税金は払わなかったらバレる?
当たるんですの税金は払わなかったら簡単にバレます。
当たるんですはネット上で買うため履歴が残るからです。
購入するときの会員登録時に本人確認があるので、誰が買ったかも簡単にわかります。
なので、当たるんですの税金はちゃんと申告しましょう。
当たるんですの税金を払わないと後日税務調査をされてしまう可能性があります。
当選した場合は、確定申告で税金を払う手続きを忘れないようにしてください。
本当に怖いのは、当たるんですで税金を払わないといけないことを知らなくて高額当選した場合です。
数年後に、税務調査が入って追徴課税をされたけど、すでに当選金額を使ってしまって税金を払うことができないなんてことになればヤバイですよね。
当たるんですで当選すると、税金を払わなくてはいけないということはしっかりと把握しておきましょう。
そして、万が一当たった人は、確定申告を忘れないようにしてくださいね。
まとまったお金が入ったときは、使うことばかりでなくて、支払うべき税金をちゃんと確保したうえでお金を使うのが大切です。
当たるんですの税金は他にもかかる?
当たるんですの税金は、当たるんですの当選金額によって所得税の税率が上がることで間接的に生じる可能性があります。
所得税は収入が上がるにつれて上がりますよね。
当たるんですの当選金額が所得に加わることで所得全体の所得税が上がる可能性があるということです。
例えば、収入が320万円の場合、”195万円より多く330万円以下”となるので、所得税は10%となります。
これに当たるんですの当選金額が加わると、収入が”330万円より多く695万円以下”となるので、所得税は20%となってしまうのです。
すると、当たるんです自体の税金は大したことがないとしても、所得全体にかかる税率が上がってしまいます。
場合によっては、数十万円の税金が上がる可能性があるのです。
当たるんです税金を安くする方法は?
当たるんですの税金を安くする方法はありません。
申告しなくても、ネット上に購入履歴があるのでバレます。
購入にかかる経費というのも、当たるんですが当たった回の購入費用しか費用として計上できません。
当たるまでに、何十万円をつぎこんでいても経費にはできないのです。
以前、競馬でハズレ馬券が経費になるかを争った裁判があり、最終的には外れ馬券の購入費用が経費になるという判決がでましたが、かなり特殊な例といえます。
ただし、一時所得の損失を計上することで、所得を減らすということが可能です。
一時所得は、以下のようなものになります。
一時所得とは、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得及び譲渡所得以外の所得のうち、営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の一時の所得で労務その他の役務又は資産の譲渡の対価としての性質を有しないものをいう。
出典:所得税法 第三十四条
損失は損失ですからね。
あくまでもたまたま損失が出ていた場合のみ有効でしょう。