サスペンス・ホラー漫画おすすめランキングを紹介させていただきます。
目次
- 完結したサスペンス・ホラー漫画おすすめランキング20
- 17位 切子/本田真吾(1巻完結)
- 16位 百物語/杉浦日向子(3巻完結)
- 15位 ヒメアノ~ル/古谷実(6巻完結)
- 14位 不安の種/中山昌亮(3巻完結)
- 13位 カラダ探し/村瀬 克俊、ウェルザード(17巻完結)
- 12位 妖鬼妃伝/美内すずえ(1巻完結)
- 11位 黒百合の系図/美内すずえ(1巻完結)
- 10位 白い影法師/美内すずえ(1巻完結)
- 9位 ライチ☆光クラブ/古谷兎丸(1巻完結)
- 8位 サイコメトラーEIJI /原作:安童夕馬 作画:朝基まさし (25巻完結)
- 7位 闇のパープル・アイ/篠原千絵(12巻完結)
- 6位 海の闇、月の影/篠原千絵(18巻完結)
- 5位 辺獄のシュヴェスタ/竹良実(6巻完結)
- 4位 未来日記/えすのサカエ(12巻完結)
- 3位 必要とされなかった話/三友 恒平(1巻完結)
- 2位 漂流教室/楳図かずお(6巻完結)
- 1位 MONSTER/浦沢直樹(18巻完結)
完結したサスペンス・ホラー漫画おすすめランキング20
完結したサスペンス・ホラー漫画だけを厳選しておすすめ作品を紹介します。
17位 切子/本田真吾(1巻完結)
17年ぶりに廃校となった母校で開かれた同窓会で起こるサスペンスホラー漫画!
近況を話す中、主人公から語られたのは、故人となってしまった切子について。
直後主人公たちを襲うのは巨大化した人や同級生の叫び声は、切子の呪いとも言える惨劇の始まりだった。
個人の思いと改ざんされていた記憶がテンポよく表現されていて読みやすいです。
想像通りの展開と想像できない展開が入り交じりストーリーに引き込まれていきます。
怖すぎず、苦手な人も読めるホラー漫画です。
16位 百物語/杉浦日向子(3巻完結)
江戸時代を舞台にした怪談漫画。タイトル通り、全百話のなかには、背筋の凍るような幽霊譚あり、不条理な妖怪譚あり、とにかくいろいろな話があって、頁をめくる手が止まりません。
とにかく怖い話、不思議な話をたくさん読みたいという人にもオススメですが、作者の時代考証がとにかくすごい! 読んでいるだけでいつのまにか江戸の人たちの文化や習慣がわかるようになる、知的なホラー漫画です。
15位 ヒメアノ~ル/古谷実(6巻完結)
主人公はビルの清掃会社のパートタイマーで、何も特徴のない冴えない男、岡田 進。
同じ清掃会社で働く先輩にあたるさらに冴えない男、安藤 勇次とある日仲良くなったことからそんな彼の恋愛事情に巻き込まれるコメディ的日常パートが進む一方、岡田の元同級生であり、もう一人の主人公である森田 正一は人を殺めることに快楽を感じてしまう事で突発的な殺人を繰り返していた。
元々はギャグマンガを描いていた作家さんであるため日常パートのコメディはついつい声が漏れそうになってしまいますが、その一方で進む森田の凶行とのギャップにゾッとした感覚を覚えます。
その森田の魔の手は徐々に岡田の日常へ侵食していくことで、表と裏のように別れて平行に進んでいたストーリーが次第に混ざり合ってひとつの物語として進みます。読み進めるうちに笑みが消えて行き、気づけば真剣な表情でページを進めてしまいました。
14位 不安の種/中山昌亮(3巻完結)
1話完結型のオムニバス形式で成り立っている作品。
現代日本を舞台に毎回異なる一般人の主人公たちが日常を過ごす中、幽霊とも言えない得体の知れない怪異に不意打ちのように出会ってしまいます。
1話が10ページにも満たない説明が極力省かれた内容ではありますが、その短さゆえに後味の悪さが引き立てられるような独特の雰囲気が醸し出されています。
この漫画の特徴は何より各話の最後に、ある程度限定された実在の地名が表記されることです。形容しがたい何かに出会う恐怖が自分自身にも降りかかるかもしれない…?そういった「不安」を読み手にも煽る構成になっています。
13位 カラダ探し/村瀬 克俊、ウェルザード(17巻完結)
高校生たちが毎日同じ夜を繰り返しながら、閉ざされた夜の校内の空間でバラバラになったクラスメイトのカラダを集める。これだけでも怖いのに、カラダ探し中は「赤い人」と呼ばれる血で真っ赤になった少女に追いかけられるという要素が加わる!おまけにその赤い人に捕まったり、後ろを振り返ったら無残に殺される。例え殺されても、毎日同じ日を繰り返しているので死んだことはリセットされ、そのときの痛みと恐怖だけが残りまたカラダ探しをスタートしなければならない。
1回目のカラダ探し、2回目と永遠続くなかでも謎が少しづつ解けていくがカラダ探しを終えても終わらない恐怖があったり。穏やかな時間はほとんどないのが本作の特徴でもあります。
とにかく!赤い人が怖い。怖すぎる!!
絵のタッチもとても細かく、毒々しくおどろおどろしいのでホラー好きにはお勧めです。私は読んでから長い廊下や夜にトイレに行くことができなくなりました。
12位 妖鬼妃伝/美内すずえ(1巻完結)
1000年行き続ける雛人形の世界。
この漫画を読んで雛人形を飾るのが怖くなった人、地下鉄を乗るのが怖くなった人、沢山いたと思います。私もこの漫画を読んでからはずっと雛人形が怖くて怖くてトラウマになり、地下鉄を使ってデパートへ行くと、つい、その暗闇に目を向けてしまいます。物凄い創造力から生まれた、傑作ホラー大作です。
11位 黒百合の系図/美内すずえ(1巻完結)
単なる怖いホラーとは一味違う、推理、サスペンス、謎解きの要素がふんだんに盛り込まれた作品で、傑作です。
亡くなった母の死に疑念を抱いた主人公が自分の先祖を辿っていくお話で、それが生まれながらに頭に角が生えた残虐な鬼姫だったという、その衝撃の事実が今も忘れられない作品です。
10位 白い影法師/美内すずえ(1巻完結)
今思い出しても鳥肌の立つ漫画です。かつて病弱でイジメにあっていて亡くなった生徒の怨念が、転校生に友達になって欲しいととりついてくるお話なのですが、この物語のクライマックスにそのイジメにあっていた生徒の霊が転校生の膝の上、机の下からぬっと出てくる場面がもう一生トラウマになる位の怖さでした。大汗。
9位 ライチ☆光クラブ/古谷兎丸(1巻完結)
廃墟の秘密基地で、ゼラと呼ばれる少年を玉座に据えた光クラブという男子中学生グループが集います。ゼラの命令の元、彼らはロボットを作ります。ライチと名付けられたロボットは、カノンという美少女を拉致してきます。
絶対君主ゼラに反旗を翻すタミヤを中心に、他の少年たちの思惑や行動・ゼラ自身の疑心暗鬼などから光クラブが内部から瓦解していく様をテンポよく見せていきます。残酷な描写をけっこう露骨に描いているのですが、破滅の美を感じさせる耽美な作品です。
8位 サイコメトラーEIJI /原作:安童夕馬 作画:朝基まさし (25巻完結)
サイコメトリーという能力を持つ高校2年生の主人公明日真映児が志摩亮子という刑事と知り合い事件の捜査を手伝うことになる。
この漫画のキモは物や人に触れるとそれに残った過去の記憶の断片を読み取るサイコメトリーという能力なのですがその能力も完璧ではなく周りの人物などに助けられていくのも良かった点です。事件的にはきちんと説明もできているし意外な展開や結末もあり楽しめました。残酷な事件やなまなましい表現もありますけど事件ものやサスペンスが好きな人にはハマる漫画です。
7位 闇のパープル・アイ/篠原千絵(12巻完結)
主人公はヒョウに変身できる種族で、それが高校の理科の女先生にバレてしまいます。
彼女のことを人間と思わず、ただ研究目的でモルモットにしようと、恐ろしい様々な罠で捕らえようとします。
異常と思われるほど、女教師の魔の手が恐ろしく、読み出したら止まりません。
6位 海の闇、月の影/篠原千絵(18巻完結)
主人公の流風は双子で、流水とは誰も見分けがつかないほどそっくりです。
二人は同じ男性を好きになりますが、男性は流風を選びます。
そんな折、二人はある洞窟の中で古代の細菌に感染してしまいます。
そして不思議な能力を身につけるのですが、流水が感染のせいで全くの別人のように、凶暴な性格になってしまいます。
そして、男性を流風から奪うため、人を殺し、流風を襲います。
スリル満点で一気に読めます。最後の流風と流水の戦いは涙が止まりません。
5位 辺獄のシュヴェスタ/竹良実(6巻完結)
魔女狩りで育ての親を残酷に目の前で処刑された女の子のエラが、処刑を宣告したエーデルガルド総長に復讐を誓い、凄惨な体罰、虐待が行われる修道院でサバイバルするお話です。
復讐の為に心を鬼にして、狩りをしてネズミを食べたり、処刑係をやったり本当に描写は残酷です。
復讐を誓う生活の中で、修道院で出来た友達との友情の描き方に痺れます!
初めから展開を読ませず、中弛みも全くない名作です。
4位 未来日記/えすのサカエ(12巻完結)
購入しようと思ったのは表紙のイラストがほんわかしていて好みの画風だったからです。
実際読んでみてほんわかしたイラストからは想像できないほど残酷な描写が溢れており驚愕しました。
特にヒロインが何のためらいもなく自分の障害になる人間を次々と殺していく描写には背筋がぞっとしました。
顔がかわいいだけになおさら衝撃でした。主人公に対する依存度も狂気としか思えず背筋が寒くなる思いでした。
ストーリー展開が早く次々と事件が起こるので息つく暇がありません。先が読めない展開で夢中になって読みました。
ただ一つ納得できない点もありました。テロリストが恋愛して幸せになったことです。
多くの人間を自分勝手な理由で殺してきたのに幸せになるのはちょっとなと思いました。
絵もストーリーも丁寧に描きこまれており好感が持てました。
ただ登場人物が病んでいる人間が多く明るい話ではありません。
そういった漫画に耐性がある人にはおすすめできます。
3位 必要とされなかった話/三友 恒平(1巻完結)
とある時代のとある村に織春という少年と姉が2人で生きていた。
姉はもうすぐ結婚することが決まっていた。
とある日、村長から
「村人がみな流行り病で死にかけていて、お前が一つだけよく効く薬を持っているとする。お前はその薬を誰に与えるか?」
と聞かれ姉と即答で答える織春。
次の日、呼び出され広場に行くと…織春を含め6人に非情な宣告を受けた。
この話は初めて読んだとき、衝撃的でした。
まず題名…暗い!と思っていましたがとても考えさせられる漫画だったのです。
6人の中には織春と同じくらいの年齢の女の子もおり、その子の暴露話が衝撃的です。
姉の気持ち、織春の気持ち、読んでいてこちらが泣いてしまう作品となっています。
2位 漂流教室/楳図かずお(6巻完結)
私が高校生の時、学校ではやって夢中で読みました。古いお話ではありますが、楳図さんの名作であり、これに超えるサスペンス?ホラー物はなかなかないのではないでしょうか。
タイトル通り、教室が時空を超えて未来にタイムスリップしてしまうストーリーです。そこはあれたれ世界。教室に残された子供たちの葛藤や迷いぶりにドキドキハラハラします。
1位 MONSTER/浦沢直樹(18巻完結)
大病院に勤め天才脳外科医と言われる天馬賢三は、ある日双子の子どもの命を助けます。
しかしその双子をきっかけに天馬は事件に巻き込まれていきます。
一見無関係に見える複数の殺人事件の裏には双子のうちの1人、ヨハンの影が。双子の過去、そしてヨハンの正体とは。
目的のわからないまま次々に起こる猟奇的な殺人が恐ろしさを際立たせます。
登場人物はそれぞれの目的を持って天馬に近づいてき、誰も信頼できなくなっていくところも緊張感があります。
最後の巻になっても全く終わりの見えない展開に、最後まで目が離せませんでした。