日本大学の一般入試のA方式とN方式の違いをテーマにお話をしたいと思います。
●日本大学の一般入試を受験する予定
●日本大学のA方式とN方式の違いを知りたい
●日本大学のA方式とN方式のどちらが入りやすいかを知りたい
目次
日本大学のA方式とN方式の違いは?
日本大学の一般入試のA方式とN方式の違いから説明していきたいと思います。
簡単に違いを説明すると
A方式は、学部ごとに行われる試験で、試験内容も試験日も違います。
一方、N方式は、同じ試験日に同じテストを受験するだけで複数の学部を併願できるという便利な試験です。
他の大学では全学部統一入試といわれています。
いわゆるセンター利用入試の日本大学版みたいなものと考えていいでしょう。
日本大学のたくさんの学部を併願したい方にはおすすめです。
ただし、1つの試験しか受験できないのでそれでミスっちゃうとどこも受からなくなるというリスクもあることに注意した方がいいでしょう。
ちなみに、日本大学の一般入試にはC方式という形式もあります。
C方式とは、大学入試センター試験を利用した方式のことです。センター試験の結果と調査書よる総合評価で合格か不合格かが決まるとのこと。
また、A方式とN方式には、それぞれ第1期と第2期があります。
これは、試験の行われる時期の違いを表すものです。
第1期は2月上旬に試験が行われ、第2期は3月上旬に試験が行われます。
ここで、いったんまとめておきましょう。
N方式 →同じ試験で複数の学部を併願できる試験
C方式 →センター利用試験
日本大学のA方式とN方式で難易度や倍率から受かりやすいのはA方式?
日本大学の一般入試でA方式とN方式を両方行っている学部の2018年度の募集人数をまとめました。
日本大学の学部・学科 | 試験方式 | 2018年度募集人数 |
法学部法律学科 | A方式第1期 | 135 |
A方式第2期 | 35 | |
N方式第1期 | 60 | |
法学部公共政策学科 | A方式第1期 | 60 |
N方式第1期 | 25 | |
経済学部経済学科 | A方式第1期 | 160 |
A方式第2期 | 80 | |
N方式第1期 | 85 | |
N方式第2期 | 40 |
どの学部もA方式の方がN方式よりも募集人数はかなり多めですね。
また、1期の方が2期よりもかなり募集人数が多くなっています。
なので、募集人数だけで考えるとA方式の方がN方式よりも入りやすいといえるでしょう。
次は、主要学部の各方式ごとの倍率をまとめてみました。
日本大学・学部・学科 | 試験方式 | 2017倍率 | 2016倍率 |
法学部法律学科法職課程以外 | A方式1期 | 3.9 | 3.7 |
A方式2期 | 7.0 | 3.8 | |
N方式1期 | 4.8 | 3.9 | |
N方式2期 | 8.2 | 5.0 | |
法学部法律学科法職課程 | A方式1期 | 6.2 | 4.1 |
A方式2期 | 9.4 | 3.9 | |
N方式1期 | 5.3 | 5.5 | |
N方式2期 | 4.3 | 5.0 | |
経済学部経済学科国際コース以外 | A方式1期 | 3.6 | 3.1 |
A方式2期 | 13.9 | 3.7 | |
N方式1期 | 3.9 | – | |
N方式2期 | 17.1 | 20.9 | |
経済学部産業経営学科 | A方式1期 | 3.9 | 3.4 |
A方式2期 | 11.7 | 3.4 | |
N方式1期 | 4.1 | – | |
N方式2期 | 14.0 | 11.2 | |
商学部商業学科 | A方式1期 | 3.9 | 2.8 |
A方式2期 | 8.0 | 4.1 | |
N方式1期 | 4.9 | 3.5 | |
N方式2期 | 23.4 | 5.6 |
※赤字=倍率4倍以下、青字=倍率8倍以上
日本大学の試験方式ごとの倍率をみてみると、やはりA方式第1期の倍率はほとんどの学部で4倍以下となっています。
法学部法律学科法職課程は特殊な学部なので除外してもいいと思います。
まず、分かることは日本大学はA方式の第1期が倍率が低く入りやすいことがいえますね。
また、N方式の第1期も高くても5倍程度とそこそこ入りやすいでしょう。
第2期になると他の大学で落ちた人たちがここぞと集まってくるので、倍率が10倍を超えることもありますね。
なので、やはりA方式とN方式の第2期はどちらも第1期よりも難易度は上がるといえるでしょう。
日本大学のA方式とN方式で偏差値から受かりやすいのはA方式?
今度は偏差値から日本大学のA方式とN方式でどちらが入りやすいかを見てみましょう。
日本大学・学部・学科 | 試験方式 | 偏差値 |
法学部法律学科 | A方式第1期 | 52.5 |
A方式第2期 | 55.0 | |
N方式第1期 | 57.5 | |
商学部商業学科 | A方式第1期 | 52.5 |
A方式第2期 | 52.5 | |
N方式第1期 | 55.0 | |
商学部経営学科 | A方式第1期 | 52.5 |
A方式第2期 | 55.0 | |
N方式第1期 | 57.5 | |
経済学部経済学科 | A方式第1期 | 55.0 |
A方式第2期 | 55.0 | |
N方式第1期 | 55.0 |
日本大学のA方式とN方式は偏差値的にはどう違うのでしょうか?
すると、大体このような傾向がみられます。
A方式第1期<<A方式第2期<<N方式第1期
経済学部に関しては、なぜかすべての試験方式の偏差値が同じだったりと例外もありますが、大体はA方式第1期よりもA方式第2期の方が偏差値が高く、さらにN方式第1期がより偏差値が高くなっていますね。
なので、やはり日本大学の試験方式で一番入りやすいのはA方式。
特にA方式の第1期が入りやすいのではないかと考えらえます。
✅ 日東駒専で入りやすい学部を探している方は以下の記事をご覧下さい。
関連記事 日東駒専偏差値ランキングからみた入りやすい穴場の学部は?
日本大学に合格したいならまずは赤本をやろう
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もちろん、初めは解けなくても大丈夫です。答えを見てどんな分野でどんなレベルの問題が出ているかを知るだけでも十分なんです。
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逆に、難しい問題だけど、合格点が低いという場合。
その場合は、基本的な問題集をやりこんだ後に、さらに応用的な問題を演習していく必要があります。
日本大学はどちらの傾向が強いのかというのをまず把握するのが受験勉強の基本中の基本となるのです。
くれぐれも赤本を試験の本番前にまでとっておいて腕試しに解くなんてことをしてはいけませんよ。
赤本はあくまでもこれからの勉強の方針を立てたり勉強の戦略を練るために使うものなのです。
試験日にはボロボロになるまでやりこんで問題を見ただけで答えが浮かぶ。
それくらいまでにやりこんだ人が志望校への合格を手にすることができるんです。