音大卒業後の就職先や進路は?フリーター?留学?音楽で食えるの?

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音大卒業後の就職先や進路は?

くまくん
音大卒業後の就職先や進路はどうなっている?

音大卒業後の進路や就職先は学科によって全然違います。

どの学科であっても演奏家として食っていける人はわずか

音楽教室の先生や学校の音楽の先生になったりする人もいれば、音楽とは関係のない会社に就職する人などさまざまです。

今回は音大卒業後の就職先や進路、どうすれば音楽で食っていけるのかをテーマにお話をさせていただきます。

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音大卒業後の一番のエリートコースはヨーロッパへ留学?

音大卒業後の就職先や進路で一番のエリートコースはヨーロッパへの留学だと思います。

トップの国立音楽大学を良い成績で卒業後、協奏曲のソリストになってからヨーロッパへ留学するといった進路です。

ドイツなどの海外に奨学金で留学して、マスターをとり、現地で大学講師などの就職先を見つける人もいます。

ヨーロッパへ留学できるのは、トップの大学でも成績が良い一握りの人たちだけですし、大変な努力が必要な道でしょう。

ヨーロッパへ留学するためには東京6音大ランキングでも上位の音大へ進学する必要があります。

✅ 東京6音大ランキングについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

参考記事 東京6音大ランキング 偏差値、倍率、学費、実績から序列は?

東京6音大ランキングをテーマにお話をしたいと思います。 音大はどうしてもランキングをつけるのが難しいです。 普通の大学み...

音大卒業後の就職先や進路で多いのは音楽教室や学校の先生?

音大卒業後の就職先や進路で音楽教室や学校の音楽の先生になる人も多いです。

しかし、音楽教室の先生の給料はかなり安いし、楽器店と個人事業主として契約することになるので、不安定な仕事になります。

また、講師の技術や経験によって報酬の割合が変わってくるという実力主義の給料形態なのです。

安定とはほど遠い仕事といえますね。

音大卒といってもピアノができるなら音楽教室の先生になるという選択肢がありますが、学科がオーケストラの楽器とかだと音楽教室の先生になるのも難しいでしょう。

参考記事 ピアノ講師の年収を詳しく解説!

一方、学校の音楽の先生にも簡単になれるわけではありません。

近年、学校の授業では音楽は減少傾向にありますし、公務員は安定しているのでなるための競争もめちゃくちゃ激しいのです。

音楽の先生は募集すらされていないことも多く、募集されたとしても倍率がめちゃくちゃ高くなっています。

平成30年度の都道府県の音楽教師の採用試験のデータを紹介するので、参考にしてください。

平成30年
音楽教員採用試験結果
受験者数最終合格者数競争率
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県34217.0
奈良県919.0
和歌山県
茨城県1234.0
栃木県1728.5
群馬県
埼玉県64610.7
東京都1881711.1
神奈川県52510.4

近畿地方だとほとんど募集もないですね。

首都圏だとそこそこ募集がありますが、どこも倍率が10倍を超えています。

音大卒業後の進路として学校の先生を考えていた方は、現実の厳しさがわかったのではないでしょうか?

音大卒業後の就職先や進路ではフリーランスも少なくない?

音大卒業後の就職先や進路の中でフリーランスになる人も少なくありません。

自宅で個人レッスンをしたり、オーケストラで使われる楽器ならコンサートのエキストラ(オーケストラの助っ人)をする人もいます。

個人で楽曲の提供を行っている人もいるでしょう。

ツイッターなどのSNSやYoutubeで有名になれば、個人で仕事を受注してフリーランスとしてやっていくことも難しくない世の中になっています。

フリーランスは人気商売で実力主義なので、安定した仕事とは程遠く、いつ仕事がなくなってもおかしくないですけどね。

音大卒業後の就職先・進路は会社員も多い?

音大卒業後の就職先や進路で会社員となる人も多いです。

会社員といっても、楽器店やゲーム会社のサウンドクリエイターなどのような音楽に関係する会社に就職する人もいます。

また、商社や広告代理店やテレビ局などの音楽とは全く関係のない業界に就職する人までさまざまです。

しかし、会社員はフリーランスや個人事業主とは違い、給料が安定しているのが魅力的なんでしょう。

初めはフリーランスとして活動していたが、音楽の道を諦めて会社員として就職する人もいますね。

音大卒業後は趣味として音楽を続けていくという人もいる

音大卒業後は、主婦になって趣味として音楽を続けていく人もいるようです。

音大に行く人は親がお金持ちな人も多いので、音大に入ることが目的となっていて、音楽は嫁入り道具の一つとして考えているという人もいますね。

そういう人は、趣味として音楽を続けたり、知り合いの子供のレッスンをしてあげる程度に音楽を続けるという人が多いです。

しかし、こういう人は一部で、多くの人は自分でお金を稼がなくてはいけません。

やはり、小さい頃から10年以上続けてきた音楽に関わる仕事につきたいという人が多いでしょう。

音大卒業後、音楽で食っていく方法は?

音大卒業をして音楽で食っていきたいならYoutuberも一つの選択肢としておすすめです。

演奏動画をYoutubeにアップしたからといってうまくいくほど甘いものではありません。

しかし、音大卒で楽器が弾けるという強みを利用し、Youtubeで自分のブランディングに成功して、音楽だけで食べている人が出てきているのも事実です。

音楽はエンターテインメントの一つなので、アニソンをカバーしたり、コスプレしたりと音楽と他に何かもう一つ魅力があれば成功しやすいでしょう。

今回は音楽系Youtuberとして活躍している方を3人紹介させていただきます。

音楽で食っていくヒントが得られるかもしれません。

1.ヲタリストAyasa

コスプレしてアニソンをバイオリンで奏でるAyasaさんは、音大卒Youtuberです。

桐朋学園大学音楽部演奏学科を卒業しておられます。

コスプレ×バイオリンを武器に、話題のアニメの楽曲を演奏し、有名になりました。

今では、CM出演などの芸能活動やソロのコンサートもしておられます。

2.音楽グループGoosehouse

Goosehouseは、シンガーソングライターやミュージシャンになりたい人が集まって結成されたYoutuberグループです。

メンバーは流動的で経歴は不明ですが、音大卒の人も混じっていると思います。

アットホーム×おしゃれ×音楽という何だか聞いていて心が暖かくなるのがGoosehouseの魅力です。

Goosehouseはメジャーデビューもしましたし、ライブ活動も行っています。

音楽で食っていくために参考になる存在でしょう。

3.UMI☆KUUN

UMI☆KUUNさんも音大卒の歌手Youtuberです。

東京音楽大学声楽科を卒業されています。

CDデビューをしたりと多方面で活躍中です。

音大卒業後に就職先や進路を後悔する人もいる

音大を卒業しても音楽に関する仕事ができないなら音大に行かなきゃよかったと後悔する人も少なくありません。

実際、音楽一本で食っていける人はわずかですし、苦労して音楽教室の先生になれたとしても不安定だし、給料は安いのです。

それなら初めから普通の大学に進学しておいたらよかったという人も結構います。

なので、音楽が好きだからという単純な理由で音大に進学をするのはおすすめできません。

普通の大学と音大のどっちに進学するかを迷っているなら、大学の資料請求をしてじっくりと将来について考えてみることをおすすめします。

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