歴史漫画おすすめランキングを紹介したいと思います。
私は漫画、特に歴史漫画がめちゃくちゃ好きなんです。
事実が漫画になっているので、リアルで面白いのが歴史漫画の魅力ではないでしょうか。
今回は歴史漫画好きが厳選したおすすめ歴史漫画をご紹介します。
完結済みの漫画だけを厳選してるので、最後まで一気読みすることができるでしょう。
目次
完結歴史漫画おすすめランキング50
12位 花の慶次~雲のかなたに~/原哲夫 (18巻完結)
戦国時代の武将、前田慶次が主人公です。自らのことを傾奇者と語り、奇抜な服装や破天荒な行動で周りの人たちを驚かせますが、情に厚く慶次を慕う人も多く魅力的な人物です。
戦国時代を生き抜く厳しさがリアルに描かれています。たくさんの仲間の死を乗り越えて戦う男たちがかっこいい作品です。権力者に従わない主人公の慶次の自由な生き方が魅力的です。
11位 豊臣秀吉/横山光輝(全7巻完結)
尾張の国「現在の愛知県」の下層民の子でありながら、人並み外れた洞察力と行動力をもって出世街道を直走り、主君織田信長の死を知った後は電光石火の如く自身の領土を捨て、宿敵明智光秀をっ滅ぼし天下泰平の世の礎を創った人のお話です。
10位 天まであがれ!/木原敏江(文庫版全二巻完結)
新選組大好きな女性には必須バイブルです。昔の漫画ですので(最初のコミック化が昭和51年)若い新選組ファンの女子は知らない方も多いとは思いますが、絶対に読んでもらいたい名作です。主人公は沖田総司で、沖田総司美少年イメージは絶対にこの漫画から生まれたものだと思います。歴史・新選組ドラマや映画、小説というと昔は特にちょっとジジムサイイメージがありましたが、新選組を愛する女子ならば、思わず涙が出るような素晴らしい世界感で描かれています。切なく、でも、面白い新選組漫画の傑作です。
9位 天上の虹/里中満智子(23巻完結)
飛鳥時代に活躍した第41代天皇・持統天皇の生涯を漫画化したものです。
女性ながら男性に引けをとらない政治力とその聡明さで、日本の歴史に残る功績を残していきます。
主に女性側から見た恋愛感情の表現が多く、時には嫉妬などの赤裸々な人間らしさも垣間見れます。
主人公の讃良(後の持統天皇)の、夫の大海人(天武天皇)に対する献身的な参謀役としての働きと、女として他の妻達に嫉妬してしまうドロドロな部分の対比が面白いです。
勇ましい戦のシーン、特に壬申の乱はまるで大河ドラマを見ているみたいにリアルで、それぞれの登場人物に感情移入できてのめり込んでしまいます。
多くの女性に希望を与える歴史漫画です。
8位 風雲児たち/みなもと太郎(全20巻完結)
坂本龍馬を描きたい一心で、まずは関ケ原を書かねば!という事で、幕末へ向けて関ケ原の合戦から書き始めたため、江戸時代の日本がまるっとわかる歴史漫画です。
パッと見で、絵がイマイチ、オヤジギャグ連発。中身が無ければ絶対に買わない本ですが、中身がものすごい。教科書では登場しない歴史上の人物が沢山登場し、丹念に描かれています。そのおかげで、なかなかお目当ての坂本龍馬まで辿りつきません。作者の歴史通ぶりが随所で伺い知れる名著です。図書館に置いて欲しい位のクオリティです。
7位 日出処の天子/山岸涼子(11巻完結)
飛鳥時代、聖徳太子として知られる厩戸王子と蘇我毛人がメインのお話で 推古天皇や蘇我氏、物部氏等の豪族が登場します。時代に翻弄されながらも お互いに引かれ合う王子と毛人ですが、結果としては結ばれず 王子が遣唐使を派遣するところで終わります。
日本史には あまり興味はなかったのですが、歴史上の人物が美少年で尚且つ超能力者という設定は奇抜で、連載当時 陰陽師ブームの先駆けだったのでストーリー展開にグイグイ引き込まれました。
6位 へうげもの/山田芳裕(25巻完結)
戦国時代、織田信長の家臣にして、風流と道楽に生きた武将古田織部が主人公です。古田織部は、千利休と交流を重ね、出世と風流の間に苦悩しながらも我が道を進みます。
この作品は、戦国時代にありがちな戦いの場面より、文化や芸術がほとんどを占めています。また、 擬音やキャラクターの荒唐無稽な設定もあり、結構笑えるので、歴史が好きでない方も気軽に笑いながら楽しめる作品です。
5位 三国志/横山光輝(全30巻)
中国史物の名作中の名作です。
吉川英治の小説、三国志をそのままわかりやすい漫画にされています。
一昔前の作品になりますが、キャラクターが生き生きしていて、やはり名場面は作品中盤の赤壁の戦いにおいて、孔明と周瑜が知略戦を繰り広げるシーンです。
お子さんにもおすすめです。
4位 新選組刃義抄アサギ/蜷川ヤエコ(8巻完結)
新選組漫画を読むなら絶対この漫画ははずせません!まず、NHK大河ドラマ「新選組!」の時代考証を担当されてた山村竜也さんが原作を考えられています。また間で解説をしっかりいれてくれるので新選組を知らない方でも入りやすい作品です。そして敵である岡田以蔵の描写がとても嫌いになれず武市半平太への忠誠心を描いてあるシーンは何だか凄く切なくなります。また戦いのシーンも躍動感が本当に凄いので、新選組を勉強出来ると共に登場人物の心理描写に引き込まれハラハラする漫画となってるので是非読んでいただきたいです。
3位 はいからさんが通る/大和和紀(4巻完結)
大正時代を舞台に、はいからさんこと花村紅緒と、許嫁である青年将校・伊集院忍を中心としたラブコメ漫画です。大正デモクラシー、シベリア出兵、関東大震災など史実を織り交ぜながら、色々な困難を乗り越えていきます。
じゃじゃ馬な紅緒さんと影のある忍さんの出会うエピソードが明るい分、戦争によって引き裂かれ、それでも前を向きながら生きて行く姿が印象的でした。割とギャグが散りばめられており、シリアスなシーンもそこまで重くならないのですが、その分、シベリア出兵でのシーンや関東大震災の場面などは反動が大きいです。
個人的には、紅緒さんの友人の環さんと忍さんの部下だった鬼島さんの恋の行方が気になりました。近代で比較的近い時代ではありますが、漫画の舞台になることは少ない時代だと思うので、そういった点でも面白く読みました。
2位 ベルサイユのばら/池田理代子(9巻完結)
マリー・アントワネットの輿入れから、フランス革命で断頭台で処刑されるまでを、フィクションもうまく織り交ぜながら盛り上げていく大作です。
いかにも昔の少女漫画の特徴である、大きな瞳にほっそりした肢体、バラの花やキラキラした背景で、宮殿生活の優雅さを前半はふんだんに出しています。
しかし、いざ革命が始まると砂埃や血や硝煙の匂いが漂ってきそうなほどの迫力ある筆致で、革命の凄まじさをすごい勢いで見せていき、この作者の画力に舌を巻きます。
1位 アドルフにつぐ/手塚治虫(5巻完結)
ヒットラーがなぜあのような愚行に及んだか。手塚治虫なりに推察を交えて出来上がった作品だと思います。ヒットラーがユダヤ人の血をひくのではないかという文書の謎を解くために、少年たちが奔走します。内容はちょっと重いですが、ミステリー要素もからんで読むうちにどんどん引き込まれていきます。