という質問は大学受験生の間で、よく物議がかわされるテーマです。
結論からいうと、浪人したら志望校は上げるべきです。
今回は浪人生が志望校を上げるべき理由について紹介させていただきます。
目次
浪人が志望校を上げるのに反対する人は無視しよう
浪人して志望校を上げると言うと、反対する人は無視しましょう。
反対する人は、現役で下のランクの大学にすら受からなかったのに、浪人して志望校を上げるのはおかしいという理屈です。
この意見は一見、理にかなっているように聞こえますが、実はまったくの的外れな意見となっています。
人間は失敗から学ぶものです。
現役での失敗から勉強法を変えたり、勉強時間を増やして偏差値を10も20も上げる人がたくさんいます。
また、高校のときより浪人の方が勉強に使うことができる時間も増えますからね。
どのような浪人生活を送るかどうかで合格できる大学は全然変わってくるのです。
といっても成績が上がるかどうかは、あなたの努力次第にはなります。
浪人しても友達とゲームセンターに通って、遊びまくって、成績が落ちる人もいますからね。
浪人が志望校を上げるべき3つの理由
私は浪人こそ志望校を上げるべきだと考えています。
今回は浪人で志望校を上げるべき理由について紹介していきます。
1. 浪人で志望校を上げると成績が上がる
浪人で志望校を上げると成績が上がるんです。
つまり、目標が高いほど成績が伸びるようになっています。
これは目標が高いと意識が高くなるからともいえるでしょう。
例えば、あなたが東大を目指すとしましょう。
本気で東大を目指すとなると、あなたは東大に受かる方法について調べるはずです。
すると、東大志望は、毎日10時間勉強しているということがわかったとしましょう。
あなたが本気で東大を目指しているなら、あなたも毎日10時間勉強するはずです。
また、東大に合格した人のブログなどで東大に受かるための勉強法も学ぶようになるでしょう。
しかし、あなたがMARCHレベルの大学を志望したとします。
すると、毎日8時間くらい勉強したら満足してしまうんです。
偏差値が60になって模試でA判定が出ると、もう合格した気になって、勉強もしなくなるかもしれません。
人間って、楽できれば楽したいと思う生き物ですからね。
こういう人は、結局MARCHレベルの大学にも落ちてしまいます。
なので、目標とする志望校を上げると、意識が高まるので、成績も伸びるんです。
ただ、思うだけではダメですよ。
本気でその志望校に合格するために、勉強法を探したり、試行錯誤したりしてこそ成績は上がるということ。
2. 浪人は現役より圧倒的に有利だから浪人は志望校を上げるべき
浪人生は現役よりも受験において圧倒的に有利だから浪人は志望校を上げるべきです。
浪人生は、センター試験も本番も一度経験しています。
なので、浪人は本番での緊張も少ないので、実力も発揮できるはずです。
また、高校生と違って、文化祭や体育祭、部活などの学校行事も浪人には関係ありません。
1年間のすべての時間を受験だけに打ち込むことができるのです。
受験では才能がある人ではなく、努力した人が成功します。
つまり、どれだけ時間をかけたかということで勝負が決まるのです。
受験に使うことができる時間の総量が圧倒的に多い浪人生の方がめちゃくちゃ有利といえるでしょう。
浪人生は一度受験に失敗して、失敗から何かを学んでいるはずです。
そういう挫折は、あなたの勉強のやる気を飛躍的に高めてくれるでしょう。
3. 有名大学であればあるほど人生の選択肢が増える
有名大学に行けば行くほど、人生の選択肢は増えていきます。
東大に行けば、ほぼすべての仕事につくことができるでしょう。
弁護士、官僚、商社マン、政治家など、なろうと思えばどんな職業だってなれますよ。
東大ブランドというのはそれほど価値が高いのです。
東大卒というブランドを使えば、有名人や歌手にだってなれるかもしれません。
勉強という誰もが嫌なことを頑張って、結果を出した証明が受験勉強であり、あなたが苦しいときでも頑張れる人間であることの証明となるのです。
しかし、無名の大学に行くと仕事の選択肢がほとんどありません。
接客業や居酒屋チェーンなどの収入が低くて、人気のない仕事にしかつくことができないでしょう。
今やりたいことがなくても、2年後、3年後にやりたいことが見つかるかもしれません。
やりたいことができたとき、有名大学卒であるか無名大学卒であるかというのは、やりたいことができるかどうかに大きく影響してくるのです。