全統記述模試の難易度は駿台全国模試よりは簡単だが、進研模試よりは難しくなっています。
そのため、河合塾全統記述模試ではちょうどいい偏差値が出るのが特徴です。
それでは、さらに詳しく河合塾全統記述模試の難易度や偏差値について考えて行きたいと思います。
目次
河合塾全統記述模試の難易度は?
河合塾の全統記述模試の難易度は標準です。
難しくもなく、簡単ということもありません。
そのため、全統記述模試は自分の現在の実力を測定するには最も最適な模試になっています。
ちなみに、記述模試ごとに難易度を比べると以下のようになるでしょう。
駿台全国模試の難易度が一番高くて、進研模試の難易度が一番低くなっています。
これは、東大模試などの志望大学別の模試でない、一般的な記述模試だけの難易度比較です。
私は2回大学受験を経験しており、現役時は早稲田、再受験時は国立医学部に合格しましたが、どちらのときも河合塾の全統記述模試は第一回から第三回まですべて受験しました。
それほどに河合塾の全統記述模試は良い模試なのです。
河合塾の模試は、受験者数が20~40万人とかなり多くて受験生のほとんどが受験します。
また、進研模試とは違って難関大学志望の人も受験するので母集団のレベルがちょうどいいんです。
なので、偏差値がいい感じに実力に応じて高くなります。
勉強すればするほど点数も偏差値も上がってくれるので、やる気も上がるんです。
河合塾の全統記述模試は問題の難易度自体も標準問題が多いので、実力が反映されやすいのもいいですね。
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河合塾の全統記述模試の難易度は回が進むほど難しくなる
河合塾の全統記述模試の難易度は回が進むほど難しくなります。
これは、回が進むにつれて、出題範囲が広くなるからです。
第一回全統記述模試の難易度は易しいのですが、第二回全統記述模試は普通になり、第三回全統記述模試は難しくなります。
実施日 | 難易度 | |
第一回全統記述模試 | 5/13 | 易しい |
第二回全統記述模試 | 8/26 | 普通 |
第三回全統記述模試 | 10/14 | 難しい |
全統記述模試の難易度がだんだん上がっていくもう一つの原因があります。
それは、現役生の点数が伸びていくことでしょう。
第一回のときは浪人生の場合は去年勉強したときの貯金があるので、結構いい点数や高い偏差値が出ます。
しかし、そのまま自分の成績が伸びないままだと、第三回のころには点数も偏差値も落ちてしまうのです。
また、単純に出題範囲が広くなっていくので、テスト自体の難易度が上がっていくともいえるでしょう。
河合塾の全統記述模試の偏差値や判定は信用していいの?
河合塾の全統記述模試の偏差値はあくまでも参考程度にしておきましょう。
A判定でも落ちる人はたくさんいるし、E判定でも受かる人はいます。
やはり実際の志望校の本番の試験と全統記述模試は出題傾向も難易度も範囲も全く違うものなので、参考程度にしかならないのです。
実はこれは実際の模試の判定結果からもわかります。
模試の判定 | 合格率 |
A判定 | 80%以上 |
B判定 | 65% |
C判定 | 50%(ボーダーライン) |
D判定 | 35%以上 |
E判定 | 20%以下 |
そんなことないんです。実はA判定と言っても合格率は80%以上なんです。
つまり、A判定でも20%は落ちてもおかしくないということになります。
一方、E判定の合格率は20%以下です。
これはE判定の人の20%程度が合格する見込みがあるということになります。
こう聞くと、結構模試の判定っていい加減なんだとわかりますよね。
なので、あくまでも模試は参考程度にしましょう。
くれぐれもA判定とれたからといって調子に乗って勉強時間を減らすなんてことはしないようにしてください。
E判定だからといってあきらめずに、勉強を継続していきましょう。
E判定でも十分合格する可能性はあるので、そこでE判定だったからとやる気を失って腐ってしまっては本当にもったいないのです。
河合塾の全統記述模試の難易度は普通なので他の模試よりは参考になる
河合塾の全統記述模試は難易度は普通なので他の模試よりは結構参考になります。
模試の中では信頼性が最も高いといえるでしょう。
これは母集団が20~40万人と多く、受験者層のバランスがいいからです。
結果として出る偏差値は適切な数値なので、偏差値60や70を目標に頑張るなら河合塾の全統記述模試の偏差値を目標にしてもいいでしょう。
ちなみに、河合塾の全統マーク模試はセンター試験よりも難しいので点数がとれなくても気にしなくてもいいです。
私はセンター本番で9割以上とれましたが、河合塾の全統マーク模試では8割ちょっとしかとれていませんでしたからね。