
高3の模試でE判定だった場合、志望校に間に合うのでしょうか。志望校を変えるべきなのでしょうか。
結論からいうと、E判定でも合格する可能性は残っていますが、合格を保証する判定ではありません。受験時期、志望校との差、科目ごとの失点、残り時間を分けて考える必要があります。
私自身、早稲田大学を目指していた高3の5月は偏差値40前後でE判定でした。その後、8月にC・D判定、12月ごろには学部によってA判定となり、現役合格しました。この記事ではその体験を残しつつ、誰にでも同じ結果を約束する表現は改め、時期別の判断方法をまとめます。
同時に、「まだ大丈夫」と放置してよい合図でもありません。判定の文字より、合格ラインまでの不足点とその原因を見てください。
高3の模試でE判定でも間に合う?
5月や夏のE判定なら、未習範囲や勉強開始時期の影響が大きく、立て直す時間が残っています。一方、秋以降は出願や併願校を具体化する時期になるため、同じE判定でも判断は厳密にする必要があります。
「E判定だから諦める」「E判定でも絶対に大丈夫」のどちらも早計です。次の数字を確認しましょう。
- 志望校の合格ラインまで、配点換算であと何点か
- 未習範囲を除いても不足している科目は何か
- 知識不足・時間不足・ケアレスミスの割合
- 過去問を時間内に解いた得点と合格最低点の差
- 次の模試までに改善できる課題か
E判定の意味|20%以下は「あなた個人の確率」ではない
河合塾の模試判定システムでは、A判定は合格可能性80%以上、Bは65%、Cは50%、Dは35%、Eは20%以下と示されています。ただし、判定基準は模試会社によって異なります。
E判定は、今回の成績を志望動向や過去のデータに当てはめた評価です。生活を変えず同じ成績を維持した場合の運命を宣告するものでも、あなた一人の正確な合格確率でもありません。逆に、今後必ず伸びることを前提にした数字でもありません。
5月・8月・秋以降で対応を変える
| 時期 | 優先すること |
|---|---|
| 5〜6月 | 基礎の穴と未習範囲を分け、英単語・文法・典型問題など得点の土台を固める。志望校はすぐに下げず、次の測定日を決める |
| 7〜8月 | 夏休みの学習量だけでなく、模試の解き直しで原因を分類する。共通テスト型と記述型を分けて目標点を置く |
| 9〜10月 | 志望校の配点に合わせて過去問を開始。伸ばす科目、維持する科目、捨てない範囲を決める。併願校も具体化する |
| 11〜12月 | 複数回の模試と過去問得点で出願を判断。第一志望だけでなく、挑戦・実力相応・安全校を組み合わせる |
早い時期ほど、判定より「何を直せば何点上がるか」が重要です。秋以降は、気持ちだけで押し切らず、学校・塾の先生とも相談して併願を含めた現実的な出願設計をしてください。
私がE判定から早稲田に合格した体験
私は高3までほとんど受験勉強をしておらず、5月の模試では偏差値40前後、早稲田大学はE判定でした。「このままではまずい」と考え、そこから受験勉強へ切り替えました。
当時は1日10時間ほど勉強する日もあり、もっとよい勉強法がないかを調べながら改善しました。その結果、8月の模試ではC判定やD判定が出るようになり、12月ごろには早稲田大学の学部によってA判定が出ました。
A判定が出たあとも、過去問を5年分以上解いて対策し、早稲田大学に現役合格できました。E判定から伸びた実例ではありますが、勉強時間だけをまねれば合格できるという話ではありません。開始時点、得意科目、志望学部、勉強の質によって結果は変わります。
この体験から伝えたいのは、「E判定でも大丈夫」という断定ではなく、結果をきっかけに学習内容を変え、次の模試と過去問で改善を測ることです。
志望校を変える前にする3段階の判断
- 今回の模試を分析する:判定ではなく不足点、科目、設問、時間配分を記録する
- 期限付きで改善する:2〜4週間で取り組む課題を3つ以内に絞り、次の模試や過去問で測る
- 出願を複線化する:第一志望を残すかだけでなく、同じ学びができる実力相応校・安全校も用意する
模試1回のE判定だけで第一志望を変更する必要はありません。ただし、複数回改善がなく、過去問でも合格最低点との差が大きい場合は、受験方式や併願校を含めて早めに相談しましょう。
E判定を取った直後の72時間でやること
- 当日:自己採点し、解けなかった理由をメモする
- 翌日:解説を読み、時間を測らずにもう一度解く
- 3日以内:不足点が大きい3項目を選び、2週間の計画へ入れる
友達と遊ぶことを一律にやめたり、睡眠を削ったりする必要はありません。合格に必要な学習時間を先に確保し、集中を保てる生活へ変える方が続きます。
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