MARCHといわれる明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学を目指す方の中には”MARCHレベルの大学に合格するのに必要な勉強時間、勉強期間ってどれくらい?”といった疑問を持っている方が多いと思います。
そこで今回は”MARCH合格に必要な勉強時間、勉強期間”をテーマにお話をしていきたいと思います。
目次
MARCH合格に必要な勉強時間は1500時間?
MARCHレベルの大学に合格するために必要な勉強時間は大体”1500~2000時間”といわれています。ただ、MARCHといっても学部によって偏差値が57~65と大きく差があります。
なので、偏差値が低い学部は少ない勉強時間、勉強期間で合格できますし、逆に偏差値が高い学部はたくさんの勉強時間、勉強期間が必要です。
ただし、勉強時間1500~2000時間というのもあくまで目安にしかならないと思います。
なぜなら、そもそも勉強時間の定義が曖昧だからです。高校1年生から受験までの勉強時間なのか、高校3年生のときだけの勉強時間なのかによって、数字は大きく変わってくるでしょう。
さらに、勉強のスタートラインというのも人によって違います。高校3年生になった時点ですでにMARCHレベルの大学に合格する実力がある人はほとんど勉強しなくても合格することが可能ですよね。
また、勉強のやり方も人によって違います。勉強のやり方に無駄が多い人は、2000時間やってもMARCHに合格することはできないですし、逆に効率的な勉強法を行う人は、たった1000時間で合格できる人もいるからです。
そういうわけで、勉強時間や勉強期間は”目安程度”に考えておきましょう。
それかあえて基準を設定するなら、偏差値50の人、つまり平均点レベルの成績の人がMARCHに合格するために必要な勉強時間が1500~2000時間と考えればいいと思います。
少しでもMARCH合格に必要な勉強時間を短くしたい方には、効率的な記憶術の本がおすすめです。
MARCHには1日4時間の勉強時間で合格できる?
1500時間でMARCHに合格できると想定すると、必要な勉強時間、勉強期間は以下のようになります。
MARCH合格に必要な勉強時間と勉強期間
勉強期間 | 1日の勉強時間 |
1年半 | 2.74時間 |
1年 | 4.1時間 |
半年 | 8.2時間 |
3カ月 | 16.4時間 |
1カ月 |
※1500時間の勉強時間で合格できると想定した場合
※勉強時間とは学校の授業以外の勉強時間
高校2年生の8月から1年半で合格を目指すなら1日2.74時間で合格できるということになります。
受験の1年前からだと1日4.1時間必要です。
高校3年生の8月から半年で目指すなら、1日8.2時間もしなくてはいけません。浪人生なら可能ですが、学校に通いながらだとこれだけの時間を捻出するのは難しいですね。
高校3年生の12月から3カ月で目指すなら、1日16.4時間必要です。これは結構厳しいと思います。やはり受験は長期的にコツコツやるのが1番だということが分かるでしょう。
1カ月だと1日50時間必要なので完全に無理です。
結局この中で現実的に実行可能なのが、1年~1年半という勉強期間でコツコツやっていくプランになります。
1日4時間なら部活をやって家に帰るのが19時くらいになったとしても、そこから十分できますからね。
なので、MARCHレベル以上の大学に行きたいという現役生の方は少なくとも1年前から勉強を始めることが必要ということです。
合格者の勉強時間、勉強期間は?
実際に合格した人の勉強時間、勉強期間を知りたいという方にために参考になる情報を調べてみました。
以下で紹介するデータは早慶、旧帝大学受験者を対象としたアンケートの結果ですが、参考になると思います。
出典:東進ドットコム
早慶、旧帝大学合格者の高校3年生のときの学校以外の勉強時間が”1日6時間2分”ということです。
これと比べると、先ほどの1日4時間を1年続ければMARCHに合格できるというのはかなり信憑性があるのではないかと思います。
出典:東進ドットコム
こちらのデータを見ると、早慶、旧帝大学合格者は”高1のとき1日2.2時間”、”高2のとき1日3.2時間”勉強していたということが分かります。
ここから高3のときの勉強時間の比で計算すると、MARCHに合格するには、”高1のとき1日1.5時間”、”高2のとき1日2.1時間”勉強が必要ということになります。
もう1つのデータも紹介しておきます。
以下のデータは各大学群の合格者の夏休みの平均勉強時間です。
出典:受験サポートニュース
このデータによると、MARCHに合格するために”夏休みは、7時間54分”は勉強した方が合格する確率が上がるということになります。
●高1で1日1.5時間
●高2で1日2.1時間
●高3で1日4.1時間
●高3の夏休みは7時間54分
MARCHに少ない勉強時間、勉強期間で受かるには?
先ほどまで述べてきた勉強時間はあくまで普通の学力で普通の勉強のやり方をした人が合格するのに必要な目安の勉強時間です。
ということはMARCHの中でも入りやすい穴場の学部を受けることで勉強時間をもっと少なくすることができます。
関連記事 MARCH偏差値ランキングからみた入りやすい穴場の学部は?
また、より効率的な勉強法をすることで少ない勉強時間での合格が可能になるでしょう。効率的な勉強法で重要なポイントは3つです。
1つ目は、”赤本で過去問の傾向を分析”してよく出る分野は重点的に勉強し、逆に出ない分野は勉強しないようにすること。
2つ目は、”復習のやり方を効率よくする”こと。復習ってやりすぎても無駄が多くなるし、やらなさすぎても無駄が多くなってしまうんです。なので、適切な復習スケジュールを決めてしっかり守って復習することで無駄なく覚えることができるようになります。
3つ目は、”穴場の学部や選択科目を選ぶ”ことです。どの学部を受験するか、どの選択科目にするかで合格に必要な勉強時間は大体決まってしまいます。なので、穴場の学部をいかに探すか、楽な選択科目をいかに探すかというのもとても大事なのです。
選択科目は、暗記量が少なくて済む政治経済を選ぶことでより少ない勉強時間で合格できます。ただし、受験できる大学や学部は少なくなりますけどね。
早慶上智との勉強時間と比べるとどうなの?
1度きりの大学受験。どうせMARCHを目指すならもうちょっと頑張って早慶上智を目指したいという方も多くいらっしゃると思います。
早慶上智を目指して受かればそれでいいし、もしそこまで学力が伸びなくても早慶上智を目指していれば、MARCHは滑り止めで合格できるくらいにはなるだろうという考えもあっていると思います。
早慶上智は目指さなければ絶対に受かることはできません。MARCHを目指していて早慶にたまたま受かるなんてことはまずないからです。なので、ちょっとでも早慶上智に興味があるなら目指してみるのもいいかもしれません。
そこで、早慶上智に合格するために必要な勉強時間、勉強期間とMARCH合格に必要な勉強時間、勉強期間を比べてみました。
早慶文系に合格するのに必要な勉強時間は”2800時間”といわれています。1年計画なら1日7.6時間必要です。高校3年生で1日7.6時間こなそうと思ったら、学校から帰ってきてから寝るまでずっと勉強しなくてはなりません。休日に10時間以上こなせば平日は6時間程度でも大丈夫でしょうがかなり大変といえるでしょう。
✅ 早慶合格に必要な勉強時間を詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事 早稲田や慶応合格に必要な勉強時間、勉強量は?いつから?
僕は高校中退でゼロの状態から1年で早稲田の中位の文系学部に合格したんですが、1日10時間を毎日勉強していました。なので、3600時間くらい勉強したことになります。
スタートがゼロからだったので、結構多めの勉強時間が必要だったので、やはり偏差値50くらいの標準的な成績の人が早慶上智レベルを目指す場合は2800時間程度の勉強時間が必要というのは結構的を得た数字だと思われます。
●高校3年生で2800時間(偏差値50くらいの人)
●高校3年生で1日平均7.6時間