上智大学の就職先を調べている人が多いですね。
受験生の方が大学選びの参考にしらべているのでしょうか?
今回は上智大学の卒業生の就職先について調べてみました。
さて、就職で有利なのでしょうか?それとも悪いのでしょうか?
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上智大学の就職先は大企業が多い!?
上智大学は早慶に次ぐ難関大学ですし、語学にかなり力を入れている大学です。最近の企業は語学をできる学生の採用に力を入れているということからも就職実績はいいと思われますが、実際はどうなのでしょうか?
以下の表が上智大学卒業生の就職先になります。
出典:上智大学進路状況報告書2015
就職先トップ3は、1位みずほフィナンシャルグループ、2位(株)三井住友銀行、3位(株)三菱東京UFJ銀行とメガバンクがトップ3を占めています。
次いで、全日本空輸(株)が続きます。すべて23名とも女性なので、おそらくキャビンアテンダントとして採用されたのだと思います。上智大学の学生は英語ができますから、キャビンアテンダントへの就職に強いといえそうです。
5位損保ジャパン、6位(株)NTTデータ、7位日本IBM、8位東京海上日動火災保険(株)、9位日本航空(株)、10位三菱UFJ信託銀行(株)とトップ10はすべて誰でも知っている大企業ばかりが並んでいますね。
10位以降を見ても有名な大企業ばかりです。やはり上智大学は就職に有利だといえるのではないでしょうか?
✅ 大企業に就職できる上智大学の入りやすい学部を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
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上智大学の就職先は早慶と比べて悪い?
上智大学だけで見るとかなり就職先は良いように思えます。
では、早慶と比べてどうなのでしょうか?
以下の図は、左が早稲田大学の就職先、右は慶応大学の就職先です。
出典:左図 就職ガイドブック2017 右図 慶應義塾大学2014年度上位就職先企業
上位には、早稲田大学も慶応大学もメガバンクが入っています。
なので、この3つで比較してみましょう。
早慶上智のメガバンク3行への就職実績
慶応 | 早稲田 | 上智 | |
みずほFG | 155(0.46%) | 118(0.23%) | 45(0.33%) |
三菱東京UFJ銀行 | 116(0.34%) | 118(0.23%) | 24(0.18%) |
三井住友銀行 | 92(0.27%) | 108(0.21%) | 31(0.23%) |
※年度は違います
※( )内は全学の人数に対する割合
※人数は早稲田52078、慶応33625、上智大学13435で計算
大学によって人数が異なるので、それを考慮するために、全学の人数に対する割合を計算してみました。この割合で比べた方がどの大学の就職先がいいのかがより分かると思います。
メガバンクへの就職実績1位は慶応大学でした。3つのメガバンクすべてにおいて慶応大学が割合では勝っています。問題がその次なんです。みずほFGと三井住友銀行では、上智大学の方が割合で勝っていますが、三菱東京UFJ銀行では早稲田大学が上でした。
なので、メガバンクへの就職実績だけで考えると、上智大学の方が早稲田よりもいいかもしれません。
ただし、慶応大学だけ2014年度のデータですし、実際に就職活動をした人数で比べるとまた違った結果がでるかもしれません。早稲田は公務員への就職が多いということも影響していると思います。
また、上智大学は女子の比率が多く、一般職で採用された人も同じように大企業への就職として計算されていると思います。なので、実際は早稲田より就職は悪いとも考えられます。
あくまで参考程度に考えるといいでしょう。
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上智大学の就職先は外資系や商社が多い
看板学部が外国語学部だけあって卒業生の就職先は外資系企業や商社が多いのでしょうか?
以下が先ほど紹介した就職先の表なのですが、外資系企業や商社、常に英語を使う会社に赤線を引いてみました。
出典:上智大学進路状況報告書2015
やはり結構外資系企業や商社が多いことが分かります。
豊田通商、住友商事、丸紅なんかは商社なので英語をバリバリ使いますし、全日本空輸、日本航空、ANAエアポートサービス、JALスカイなどは飛行機関連の企業なので英語を使うことでしょう。
日本IBM、三菱UFJモルガンスタンレー証券、は外資系企業ですし、楽天は社内公用語が英語になっています。
上智大学の卒業生の方はこれらの英語力を評価してくれる企業を受けると受かりやすいかもしれませんね。
就職先の善し悪しは結局は自分次第?
僕も就職活動をした経験があって、最終的には大企業から内定をもらうことができたのですが、それまでは大変な道のりでした。
初めは公務員を目指すもうまくいかなかったので、留年して民間企業への就職に挑戦したところ20社以上受験してなんとか1社内定をもらえたという感じでした。
面接は慣れるについれてうまくなりますし、しっかりと聞かれる質問を想定して内容を考えておいたり、鏡に向かって話す練習をしておくことも重要です。
経歴や容姿を変えることはできませんが、話の内容や身振り、身だしなみなど改善できるところを最大限改善することで誰でも大企業に就職するチャンスはあると思います。
でも、意外と自分のダメなところって自分では気づけないものなんです。
なので、就職活動仲間を作ったりしてお互いにアドバイスをしあうというのもいいと思いますし、僕もやっていました。
そういう友達がいない人は、就活塾というところに行ってアドバイスをもらうのもいいかもしれませんし、説明会などで話しかけて仲間にするのもいいですね。
相手も意外とすんなりと受け入れてくれると思います。同じ業界を志望する仲間って情報交換ができたりするので、かなり貴重ですよ。
就職って結構人生に大きく影響を与えるものですから、最大限努力しておくべきです。
悔いのない就職活動をできるように切に願います。
頑張ってくださいね。