慶応義塾大学経済学部のA方式とB方式の違いは何か?をテーマにお話をさせていただきます。
A方式とB方式の違いは科目?
慶応義塾大学経済学部のA方式とB方式の違いは科目です。
A方式は英語・小論文・数学で受験できます。
一方、B方式は英語、小論文、地歴(日本史B、世界史B)での受験となるのです。
配点はどちらも同じで英語200点、小論文70点、数学と地歴が150点の合計420点満点となっています。
A方式(配点) | B方式(配点) |
英語(200) 小論文(70) 数学(150) | 英語(200) 小論文(70) 地歴(150) |
A方式とB方式は募集人数が違う?
慶応義塾大学経済学部のA方式とB方式のもう1つの違いは募集人数です。
2018年度入試で、慶応義塾大学経済学部A方式は420名、B方式は210名とA方式はB方式の2倍の募集人数となっています。
では、A方式の方が入りやすいのでしょうか?
そうなんです。
偏差値的には慶応義塾大学経済学部A方式67.5、B方式70とA方式の方が入りやすくなっています。
また、倍率も慶応義塾大学経済学部A方式の方が例年少ないんです。
以下に慶応義塾大学経済学部A方式とB方式の倍率の違いをまとめました。
2017倍率 | 2016倍率 | |
A方式 | 4.2 | 4.4 |
B方式 | 5.3 | 4.8 |
なので、慶応義塾大学経済学部にどうしても入りたいという方は、A方式での受験をおすすめします。
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ただし、A方式は数学が必要です。
なので、私立専願で受験をする人は受験することができないと思います。
私立専願で受験する人はだいたい選択科目を地歴公民にしますからね。
慶応義塾大学経済学部A方式を受験するために、慶応義塾大学の他の学部や他の私立大学を受験できる可能性を狭くするのはよくないと思います。
また、私立文系を目指す人はだいたい数学が苦手な人が多いので、そういう人が数学を選択科目にしたからといって合格できる確率が上がるとも思えないからです。
基本的に、慶応義塾大学経済学部A方式は東京大学や京都大学などの国立大学を第一志望としている人が滑り止めとして受験する方式といわれています。
国立大学を受験する人は数学も勉強しているので、A方式でも受験可能ということなのです。
なので、私立大学を専願で考えている人にとっては、厳しいと思います。
つまり、私立大学専願の人はB方式。
国立大学を第一志望としている人は、A方式で受験するのがおすすめということになります。
国立大学の滑り止めとして受験 ⇒慶応義塾大学経済学部A方式
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