大学の単位の仕組みとは?必修が何かをわかりやすく解説する

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大学単位仕組みとは?

くまくん
大学の単位の仕組みを知りたい

という方のために大学の単位の仕組みをわかりやすく解説させていただきます。

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大学の単位とは?

くまくん
単位ってなに?おいしいの?

大学の単位とは、授業を履修して一定の成績をとったときにもらえるものです。

例えば、英語の授業を選択して、ちゃんと出席して、テストもそこそこ頑張ったとします。

すると、2単位もらえるわけです。

このように、授業をたくさんとって単位を集めていくのが大学生の仕事になります。

単位が卒業に必要な単位数を満たすと、大学を卒業できるというわけです。

ちなみに、卒業に必要な単位数はだいたい124単位程度になります。

私が卒業した早稲田大学商学部の場合、卒業に必要な単位数は124単位でした。

関連記事 大学の単位を落とす・足りないとどうなる?留年?卒業できない?

大学の単位の仕組みとは?

大学の単位の仕組みで絶対におさえておきたいことは2つあります。

1つ目は、必修単位がどの科目で、何単位必要なのかということ。

必修単位は、いくつかの授業の中から選択できることもあれば、生理学は絶対にとらなけらばいけないというように強制的に科目が決まっている場合があります。

このへんは、大学や学部によって違いますね。

基本的には、文系学部は選択が自由な必修科目が多く、理系学部は強制選択の必修科目が多いのが特徴です。

そのため、文系学部は単位をとるのが楽で、理系学部は単位をとるのが大変なんですね。

早稲田大学商学部の場合は、専門基礎科目が40単位、専門教育科目が36単位、総合教育科目が12単位、外国語科目が20単位、共通選択科目が16単位必要となっています。

つまり、それぞれの分類ごとに必要な単位数が決められていて、その単位数分の科目の単位を決められた分類の中から取らなければいけないということです。

2つ目は、進級や卒業に必要な単位の条件です。

大学や学部によりますが、2年生に進級するために、「1年次に28単位以上の単位取得が必要だったり、必修科目で2単位、外国語科目で最低4単位をとっていないと進級できない」という学部も存在します。

ちなみに、早稲田大学文学部の2年生への進級条件がこちらです。

コースに進級するためには、卒業所定単位数(自由科目・認定科目を除く)のうち、28単位以上の修得が必要です。ただし、必修基礎演習2単位、基礎講義2単位、基礎外国語16単位中「Step2」2単位を含む最低4単位を修得している必要があります。

出典:早稲田大学 文学部

また、卒業に必要な単位の数が大学や学部によって違います。

だいたい、多くの大学では、卒業に必要な単位数は124単位です。

早稲田大学商学部でも124単位となっています。

 大学の単位の取り方のコツについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

参考記事 大学の単位の取り方|理系も文系もこれでフル単とれる

という新入生のために大学の単位の取り方をわかりやすく解説します。 関連記事 大学の単位の仕組みとは?必修が何かをわかり...

大学の単位の仕組みにおける注意点

大学の単位の仕組みにおける注意点を説明しておきたいと思います。

1年間の単位の取得数には制限がある

1年間に取得できる最大単位数が決まっています。

なので、いくら授業を詰め込もうが、卒業するには最短でも4年かかることになるのです。

早稲田大学の場合は、1年間に最大40単位までしかとることができません。

学士入学や転部した場合などの特殊な学生は、取得できる最大単位数が多くなっています。

対象学生 学期 年間
正規入学者(4月入学者・9月入学者)12~28単位40単位
3年編入学者・転部者・学士入学者28単位48単位
交流学生24単位48単位
ダブルディグリー(国立台湾大学からの留学生)30単位60単位
科目等履修生15単位30単位

基本的に正規で入学した学生は、半期で最高28単位までとれますが、1年間で40単位までしかとれないので、前期で28単位をとると、後期では12単位までしかとれないのです。

履修登録を忘れたら単位を落とす

科目登録を忘れると、その学期の単位はゼロになります。

科目登録は、3月の下旬~4月上旬、9月下旬の計2回です。

どちらも長期休みの最後にあるので、忘れてしまう方も少なくありません。

科目登録は一次募集で人気が集中しすぎたときのために、二次募集もあるので、二次募集に間に合えば、科目を登録することはギリギリ可能です。

しかし、人気のない科目しか受講できなくなるので、くれぐれも科目登録は忘れないようにしてください。

大学の単位に対する評価は?

大学の単位評価は大学や学部によって異なります。

秀、優、良、可、不可の4段階で表す大学と、A+、A、B、C、F、G、Hの7段階で表される大学があるのです。

成績と点数の関係とその割合は以下のようになります。

成績評価点数 合否判定割合
A+100~90

 合格

 上位10%以内
A89~80 上位30%以内
B79~70 上位70%以内
C69~60
F不可59~45 不合格
G44~0
H

A+、A、B、C、F、G、Hで評価される場合は、F以下は不合格

秀、優、良、可、不可で評価される場合は、不可が不合格となります。

A+(秀)は、点数では、90~100点に相当し、上位10%の成績の人だけがとることが可能です。

A(優)は、点数では、80~89点に相当し、上位30%以上の成績の人が取得できます。

B(良)は、点数では、70~79点に相当し、上位70%の人が取得可能です。

C(可)は、点数では、60~69点に相当し、ギリギリ合格となります。

このように、点数換算で60点以上とれば単位をとることはできるので、単位を落とすには相当サボらないと単位を落とすことはありません。

大学における単位の評価方法の仕組みは?

大学における単位の評価方法の仕組みは授業を担当する教員が決定します。

授業によって、出席点・レポート点・試験での評価の割合が違うのです。

授業① 出席点6割・レポート点4割

授業② 試験9割・出席点1割

出席点が6割を占め、出席とレポートさえちゃんとすれば単位をもらえる授業もあれば、試験の割合が9割を占め、試験でちゃんと点数をとらないと単位がもらえない授業もあるのです。

テスト勉強をあまりしたくない人は、出席重視の授業をとればいいですし、あまり出席したくない人は、試験重視の授業をとればいいでしょう。

ただし、出席点を重視しないからといって、まったく出席しないでもいいわけではありません。

どの授業でも3分の2以上出席しないとテストを受ける権利をもらえないという仕組みになっています。

なので、試験重視なので、出席しなくてもいいといっても3分の2は最低出席しなくてはいけません。

また、試験で点数をとるには授業に出席してノートをとったりしないと高い点数をとることはできないので、単位が欲しいなら、結局授業には出る必要があります。

まとめ

大学の単位の仕組みについてくわしく説明してきました。

大学の新入生の方は必ず、大学の単位の仕組みを理解しておきましょう。

さもないと、必修単位をとりわすれていて、留年だったり卒業できないということにもなりかねません。

また、卒業に必要な単位数が足らずに卒業できず、留年してしまう人も少なくありません。

1年や2年で留年するならまだしも、4年生で留年してしまうと、せっかく就活して内定をもらったのに、就活も再びやり直さなくてはいけなくなります。

無計画な留年はほんとに人生の無駄なので、留年しないように単位の仕組みをしっかりと勉強しておくことのがおすすめです。

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