実は、大学の単位はある程度は落としても大丈夫です。
大学の単位を落としても留年することもありませんし、卒業することもできます。
では、大学の単位を落とすとどうなるのか、単位を落とすのはいくつまでなら大丈夫なのかについて詳しく見ていきましょう。
目次
大学の単位を落とすと留年する?
大学の単位を落とすと留年すると思っている方が多いですが、結論から言うと、大学の単位を一つ落としたからといって留年することはありません。
ただし、落とす単位の種類によります。
たいていの大学では、選択科目だったら一つくらい単位を落としても即留年ということはありません。
しかし、必修科目の単位を落とすと学部によっては、留年することもあります。
落としたからといって、来年や次の学期で再び履修して単位をとることができればいいわけですが、学部によっては、来年も同じ時間帯に必修の授業がつまっていて再履修することができない場合があるからです。
理系の大学の実験や医学部などでは、必修科目が多いために、授業のスケジュールがつまっていて再履修できずに一つの科目を落としただけで留年してしまうことがあります。
また、文系学部でも、単位を落としたことで進級条件を満たせないと進級できずに留年することになります。
学部によっては、1年生で外国語科目を最低4単位、必修科目を4単位とっていないと鍼灸できないという条件があるからです。
このような条件がない文系学部の場合は、一つや二つくらいなら単位を落としても留年することはないので、過度に心配する必要はないでしょう。
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大学の単位を落とすのはいくつまでは大丈夫?
大学の単位を落とすのがいくつまでは大丈夫かというのは、卒業に必要な単位数と1年間の単位取得上限によって決まります。
わかりやすいように早稲田大学商学部を例に考えてみましょう。
早稲田大学商学部の卒業に必要な単位数は124単位です。
また、1年間に取得可能な単位の上限は40単位となっています。
つまり、早稲田大学商学部では、4年間で最大160単位をとることができるのです。
なので、36単位(=160単位-124単位)までは落とすことができます。
36単位までは、落としても留年しないので、半年間、授業に全く行かなくても、残りの3年半を真面目に学校に行けば4年で卒業することが可能です。
このあたりは好みですね。
初めの3年半をフル単位にして、残りの半年はバイトしまくりという人もいれば、1~3年の間にサボりすぎて、4年生になると、急に真面目に大学に行きだすひともいます。
大学の単位が足りないと卒業できない?
大学の単位が足りないと卒業できません。
いくら就活がうまくいって、大企業から内定をもらっていたとしてもです。
つらいですよ。
同期がみんな卒業して行く中で自分だけが卒業できずに留年してしまうのは。
でも、大学の単位が足りないのは、勉強をさぼったり、授業に出席しなかった自分のせいなのでしょうがないですね。
大学の単位を落とす理由は?
大学の単位を落とす理由はたくさんあります。
ですが、たいていは自分のせいです。
サボったり、出席が足らなくなったり。
大学の単位をとるのはそんなに難しいことではありませんからね。
大学の単位を落とす理由のほとんどは以下のどれかに分類できます。
1.授業をサボって出席が足りなくなる
大学の授業では3分の2以上の出席をしないと試験を受けれないという決まりがあります。
そのため、授業をサボりすぎて、出席が3分の2に足りなくなると、単位を落とすことになるのです。
2.レポートや提出物を出さない
レポートや提出物を出さないと、その分の点数が評価からなくなります。
大学の単位をとるには、出席点、レポート点、試験の点数の総合点で6割を超えなくてはいけません。
しかし、レポートや提出物の割合が高くて、提出物を出さなかったことで合格点に達しなくなることがあるのです。
くれぐれもレポートは出し忘れしないようにしましょう。
期限をすぎると受け取ってくれない先生もいるので、提出期限を守るようにしてください。
3.テストで壊滅的な点数をとってしまう
テストの評価割合が高い授業の試験で壊滅的な点数をとってしまうと単位を落としてしまうことがあります。
テスト勉強は前もって計画的に行いましょう。
4.そもそも学校やテストにいかない
そもそも単位をとることを放棄して、学校やテストに行かずに遊びまくることで、単位を落とす大学生もたくさんいます。
前日に朝まで飲んでいたり、バイトをしていたりで学校に行けなかったというのが武勇伝としてウケル風潮が大学生にはありますからね。
一時、友達を笑わせたりできるかもしれませんが、もしかしたらそれで一生後悔することにもなりかねません。
学校にはちゃんといくようにしましょう。