MARCH・学習院で就職が1番良い大学は?をテーマにお話をしたいと思います。
おそらく大半の人はこう答えると思います。
正直そうなんですよね。
良い仕事についてお嫁さんと子供を養っていけるくらいの収入をえるには、大学に行って大企業に入るのが1番確率が高いんです。
じゃあ、実際MARCHと学習院大学の中で、どの大学が就職が良いのか?ということをデータで比べてみたいと思います。
目次
就職を比較する上でのルール
MARCH・学習院という大学は規模が全然違って、学生数は全然違います。
学部の数も違うし、文系と理系の学部の充実さも大学によって異なるのです。
関連記事 GMARCHのGとは?順位や序列は?偏差値や難易度でランキング
そのため、単純に就職の良さの比較が難しい。
文系と理系で就職先も全然違うし、
違う企業への就職数で比較しても意味がないので、同じ就職先でしか比較できませんからね。
なので、ルールを設けてこれならギリギリ比較できるかなと妥協できるレベルのデータを算出し、比較してみたいと思います。
就職率の比較はどうしても正確な測定が難しいです。
参考程度にお考えください。
就職の良さを比較するためのルール
●メガバンク3社への就職数で比較
●就職数➗文系学部の学生数で算出した数値で比較
●就職年度は大学によって公開データの年度が異なるので多少の年度のズレは妥協する
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MARCH・学習院のメガバンクへの就職数を比較
まずは、各大学の学生数を比較しておきます。
学生数の年度による統一が困難でしたが、例年ほぼ変わらないので比較する上では問題ないでしょう。
文系と理系では就職先が異なるのと、大学により理系の学生数の割合が全然違うので、文系の学生数における就職率で比較をしてみたいと思います。
学生総数 | 文系学部学生数 | |
明治大学 | 31004人 | 21064人 |
青山学院大学 | 17934人 | 15554人 |
立教大学 | 19521人 | 18353人 |
中央大学 | 24880人 | 20800人 |
法政大学 | 29494人 | 24570人 |
学習院大学 | 8796人 | 7956人 |
※理系の学生数は総学生数から理系学部定員×4を引いて求めた
みずほFGへの就職人数で比較
MARCHと学習院大学の中でみずほFGへの就職率がもっとも高い大学は
学習院大学
です。
飛び抜けて学習院大学が高くなっています。
以下にデータをまとめたので参考にしてください。
大学名 | みずほFGへの就職人数 | 就職者数/学生数 |
明治大学 | 80 | 0.00379 |
立教大学 | 59 | 0.00321 |
青山学院大学 | 42 | 0.00270 |
中央大学 | 57 | 0.00274 |
法政大学 | 66 | 0.00268 |
学習院大学 | 55 | 0.00691 |
就職人数では、学習院大学は明治大学よりも少ないですが、学習院大学は学生数が少ないことを考慮すると、就職率はめちゃくちゃ高いことがわかりました。
一方、1番就職率が低かったのが、法政大学でした。
みずほFGへの就職率の序列はこのようになります。
学習院大学>>>>>明治大学>>立教大学>中央大学>青山学院大学>法政大学
三菱東京UFJ銀行への就職人数で比較
MARCHと学習院大学の中で三菱東京UFJ銀行への就職率がもっとも高い大学は
学習院大学
です。
大学名 | 三菱東京UFJ銀行への就職人数 | 就職者数/学生数 |
明治大学 | 47 | 0.00223 |
立教大学 | 48 | 0.00261 |
青山学院大学 | 35 | 0.00225 |
中央大学 | 31 | 0.00149 |
法政大学 | 29 | 0.00118 |
学習院大学 | 21 | 0.00263 |
2位は立教大学、3位は青山学院大学、4位明治大学と続きます。
かなり離れて5位中央大学、6位法政大学という結果になりました。
序列をまとめると以下のようになります。
学習院大学>立教大学>青山学院大学>明治大学>>>中央大学>法政大学
三井住友銀行への就職人数で比較
MARCHと学習院大学の中で三井住友銀行への就職率がもっとも高い大学は
学習院大学
です。
大学名 | 三井住友銀行への就職人数 | 就職者数/学生数 |
明治大学 | 28 | 0.00132 |
立教大学 | 33 | 0.00179 |
青山学院大学 | 25 | 0.00160 |
中央大学 | 43 | 0.00206 |
法政大学 | 53 | 0.00215 |
学習院大学 | 31 | 0.00389 |
学習院大学だけ飛び抜けて三井住友銀行への就職率が良いですね。
1位からかなり離れてますが、2位が法政大学。
3位が中央大学、4位立教大学、5位青山学院大学、6位明治大学となっています。
法政大学は、みずほFGと三菱東京UFJ銀行への就職率では共に最下位でした
しかし、三井住友銀行への就職率では2位となりました。
意外な結果です。
✅ MARCHで入りやすい学部を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事 MARCH偏差値ランキングからみた入りやすい穴場の学部は?
MARCHと学習院で就職が1番良いのは学習院?
結果として、メガバンク3行への就職率がすべてにおいて学習院大学が1番でした。
ちょっと学習院大学がここまで就職率が良いというのは知らなかったのでびっくりしました。
ただ、他のMARCHの大学に比べて異常に良すぎる結果が出てしまったので逆に信憑性が低くなってしまったのではないかなと思います。
考えられる理由としては
人数が少ないので、学習院大学では少数精鋭の指導が行われているのかもしれません。
やっぱり学生数が多くなると玉石混合でダメな学生も紛れ込んでくるのでしょうか。
ホントに一体なぜここまで学習院大学の就職率が良いのかは謎です。
考えられる要因を調べてみた結果、以下の要因が考えられる可能性があります。
●学習院大学の学生はめちゃくちゃ優秀
●女性の大企業への一般職入社が多い
●コネ入社が多い
●イメージが良い
●学習院高校卒のOBが優秀
まず、学習院大学は少数精鋭の大学なので、指導が行き届いており、学生が非常に優秀であるという説が考えられます。
また、金融機関への就職率が良いのは女性が一般職として入社する人が多いからだという意見もありました。
真偽は不明ですが、コネ入社が多い、イメージが良いからといった考えの人もいるようですね。
学習院高校卒のOBで東大や早稲田にいった人が学習院を母校と思っているから学習院の学生を引き上げるのではないかという意見もありましたね。
まあ、でも検証は難しいですね。
本当に就職率の比較は様々な要素が複雑に絡んでくるので、なかなか一筋縄ではいきませんね。
あくまでに参考程度にお考えください。
✅ 就職が良い学習院大学の入りやすい学部を知りたい方はこちらの記事をご覧下さい。
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