糖質制限ってすごく痩せるけど、なんでなんだろう?
と疑問に思った方はいませんか?
この記事はそんな疑問にお答えするべく書かせていただきました。
糖質制限ダイエットのメカニズムとは?
そもそも糖質制限とは何かというところから説明します。
糖質制限とは糖質を制限するダイエット法です。
ごはんやパンや麺類などの主食に含まれる炭水化物が糖質と考えて問題ありません。
今回は糖質制限ダイエットの方法とメカニズムを説明します。
1. 糖質制限によりインスリンの分泌が抑えられる
食事などで糖質を摂取すると、まず血糖値が上がります。
すると、血糖値を下げるために、インスリンが大量に分泌されるんです。
実は、インスリンには脂肪を貯める役割があります。
なので、糖質をとることでインスリンが多く分泌されると脂肪が蓄えられて太るということになるのです。
糖質制限をすると、糖質が体に入ってこないので血糖値が上がりません。
すると、インスリンがあまり分泌されなくなります。
その結果、インスリンによって、脂肪がため込まれないので、太らなくなるというわけです。
2. 糖質制限により脂肪の生成を抑制する
通常、吸収された糖質は、将来エネルギー源として使うために、肝臓や筋肉にグリコーゲンとして貯蔵されます。
しかし、肝臓や筋肉にも糖質を貯蔵するのに限度があるんです。
なので、過剰にとられた糖質は体脂肪として貯蔵されるようになります。
つまり、取りすぎた糖質が肥満の原因になるということですね。
だから、糖質を制限することで脂肪の生成が抑制されるので、痩せるんです。
3. 体がエネルギー源として脂肪を使うようになる
通常、人間の体は主食から摂取した糖質(ブドウ糖)をエネルギー源として使用しています。
しかし、糖質制限により、この糖質が体に入ってこなくなると、エネルギー不足を補うために、別のエネルギー源として脂肪や筋肉を使うようになります。
なので、糖質制限により体脂肪が燃焼されるので痩せることができるのです。
糖質制限ダイエットのデメリット
1. 甘酸っぱい体臭が生じる
脂肪はエネルギーとして使用されるとき、脂肪酸とグリセロールという物質に分解されます。
その後、血中に放出された脂肪酸を肝臓がケトン体に合成するのです。
糖質制限ダイエットをすると、脂肪燃焼の結果として、このケトン体が多く生じてしまいます。
つまり、糖質の摂取を減らすと、ケトン体が過剰分泌しているケトーシスといわれる状態になってしまうんです。
消費できないケトン体は体外に放出されるので健康には問題はないとされています。
しかし、多くのケトン体は、尿、呼気、汗などから排出されます。
それにより、甘酸っぱい体臭が生じることがあるのです。
まとめ
これが糖質制限ダイエットの大まかなメカニズムになります。
糖質制限で痩せる理由は、体が不足したエネルギーを脂肪を燃焼することで作りだすからなのです。
そして、糖質摂取により高くなった血糖値によりインスリンが分泌されることが、太る原因の一つである事を理解する事が、とても大切な事なんですね。
ただ、インスリンが絶対に悪だ!ということではありません。
インスリンは血糖値を正常に保つ上でとても大切なものです。
血糖値が下げられなくなる病気である糖尿病の方には、インスリンはとても大切なものになります。