美大ランキング 偏差値、倍率、学費、実績から序列は?

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美大ランキングを偏差値、倍率、学費、実績などを元に作成してみました。

美大に行きたいけど、どの美大がいいのかわからないという方が志望校選びの参考にしていただければ嬉しいです。

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偏差値でみた美大ランキング

偏差値でみた美大ランキングはこちらです。

順位美大ランキング 偏差値
1位東京芸術大学  国公立58.5
2位武蔵野美術大学58
3位多摩美術大学56
4位東北芸術工科大学55.5
5位京都市立芸術大学 国公立54.5
6位京都美術工芸大学54
6位長岡造形大学54
8位金沢美術工芸大学 国公立53
8位静岡文化芸術大学 国公立53
10位東京造形大学51.5
10位京都造形芸術大学51.5

日本の美大で偏差値トップは東京芸術大学です。

東京芸術大学が美大で一番実績があるし、多くの有名人を輩出しているので、人気が高いからでしょう。

国公立大学なので、学費が年間50万円程度と安いということも人気がある理由の一つだと思います。

続いて、2位武蔵野美術大学、3位多摩美術大学と美大の早慶といわれる大学の偏差値が高いです。

4位の東北芸術工科大学はあまり美大の中でランキング上位であるとは聞かない大学なのですが、めちゃくちゃ偏差値が高くなっています。

調べてみると、東北芸術工科大学の偏差値が高い理由は学費が安いからです。

東北芸術工科大学は私立美大の中で一番学費が安くなっています。

私立美大の学費は高額なので、少しでも学費が安い美大に受験生が押し寄せるのでしょう。

5位には国公立美大の京都市立芸術大学がきています。

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倍率でみた美大ランキング

倍率でみた美大ランキングはこちらです。

順位美大ランキング 倍率
1位東京芸術大学 国公立12.4
2位愛知県立芸術大学 国公立6.2
3位東北芸術工科大学5.1
4位金沢美術工芸大学 国公立4.6
4位京都美術工芸大学4.6
6位長岡造形大学4.3
7位武蔵野美術大学3.9
8位京都市立芸術大学 国公立3.8
9位静岡文化芸術大学 国公立3.6
10位多摩美術大学3.2

日本にある美大で倍率トップは東京芸術大学で12.4倍です。

さすが最難関美大といわれるだけあり、めちゃくちゃ高い倍率になっています。

東京芸術大学は、東大より入るのが難しいといわれてますからね。

実技があるので、勉強したから合格できるわけでもないのです。

東京芸術大学に合格する人はほんとに天才だと思います。

2位は愛知県立芸術大学で6.2倍とかなり高いですね。

3位は東北芸術工科大学5.1倍、4位は金沢美術工芸大学・京都美術工芸大学で4.6倍と続きます。

実績があり、ブランド力がある大学は人気が出るので倍率が高いです。

そのため、倍率が高い大学ほどいい大学である可能性が高いので、どこの美大に行くかを迷っている方は倍率が高い美大を受験することをおすすめします。

やはり世の中、手に入れるのが難しいほど価値があるんですよ。

✅ 美大・芸大倍率ランキングについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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学費でみた美大ランキング

国公立美大は私立美大に比べて、圧倒的に学費が安いです。

学費でみた美大ランキングトップ10校のうち9校が国公立美大でした。

学費でみた美大ランキングはこちらです。

順位 美大ランキング 学費
1位 長岡造形大学 国公立 市内72万6800円:市外86万7000円
2位 静岡文化芸術大学 国公立 県内74万1460円:県外96万7060円
3位 情報科学芸術大学院大学 国公立 県内76万1800円:県外87万3800円
4位 愛知県立芸術大学 国公立 81万7800円
5位 金沢美術工芸大学 国公立 市内81万7800円:市外95万8800円
6位 京都市立芸術大学 国公立 市内81万7800円:市外101万7800円
7位 沖縄県立芸術大学 国公立 県内81万7800円:県外104万7800円
8位 秋田公立美術大学 国公立 市内89万5460円:市外1,03万6460円
 9位 東京芸術大学 国公立112万3860円
10位東北芸術工科大学149万5660円

美大は、有名でない美大ほど、学費が安い傾向があります。

これは学費を安くして学生を集めるためです。

一方、有名な美大は学費が高くても学生が集まるので学費が高くなっています。

実際、学費が1番安い長岡造形大学、2番目に安い静岡文化芸術大学、3番目に安い情報科学芸術大学院大学はあまり有名な美大ではありません。

一方、国公立美大で最も実績があり難易度が高い東京芸術大学の学費は、国公立美大の中で一番高くなっているのです。

ちなみに、東京芸術大学の初年度の学費は112万3860円で、国公立大学にしてはかなり高額になっています。

これらのデータからいえることは、美大を選ぶときは、できるだけ学費が高い美大を選んだ方がいいということ。

学費が高いと、在学中は大変かもしれませんが、卒業後に大手企業に就職できたり、大学のブランド力がつかえるので、結果的に得するはずだからです。

✅ 美大・芸大学費ランキングについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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進学率でみた美大ランキング

美大では、国公立美大が私立美大よりも進学率が高いという特徴があります。

美大進学率ランキングトップ5はすべて国公立美大が占めているほどです。

これは、国公立美大の学費が年間54万円と格安だからだと考えられます。

進学率でみた美大ランキングはこちらです。

順位 美大ランキング 進学率
1位東京芸術大学国公立44.1%
2位愛知県立芸術大学国公立31.1%
3位京都市立芸術大学国公立26.7%
4位沖縄県立芸術大学国公立22.6%
5位金沢美術工芸大学国公立20.9%
6位名古屋芸術大学16.9%
7位宝塚大学10.7%
8位東北芸術工科大学10.3%
 9位京都精華大学10.0%
10位秋田公立美術大学9.7%

進学率トップの美大は東京芸術大学で44.1%です。

2位は愛知県立芸術大学で31.1%、3位は京都市立芸術大学で26.7%、4位は沖縄県立芸術大学で22.6%、5位は金沢美術工芸大学で20.9%となっています。

このように、上位5校はすべて国公立美大です。

進学率の高い美大の方が、美術を極めようという人が多いと考えられます。

そのため、進学率が高い美大には意識が高い人が多く、レベルが高い美大といえるでしょう。

✅ 美大・芸大進学率ランキングについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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就職率でみた美大ランキング

美大は就職率が低いです。

進学する人を含めても普通の大学の就職率90%には遠く及びません。

やはり芸術家を目指すという人が多いので、就職や進学といった枠組みにはとらわれない人が多いのだと思います。

就職率でみた美大ランキングはこちらです。

順位 美大ランキング 就職率
1位京都美術工芸大学88.2%
2位長岡造形大学国公立81.5%
3位京都造形芸術大学81.1%
4位静岡文化芸術大学国公立75.9%
5位東北芸術工科大学74.9%
6位倉敷芸術科学大学70.9%
7位秋田公立美術大学国公立69.9%
8位名古屋芸術大学68.8%
 9位成安造形大学67.1%
10位嵯峨芸術大学64.1%

有名でない美大ほど就職率が高くなっています。

そのため、美大就職率ランキングには、東京芸術大学、武蔵野美術大学、多摩美術大学などの有名美大はランクインしていません。

ちなみに、美大で最難関の東京芸術大学の就職率はなんと18.3%とめちゃくちゃ低いです。

進学する人が多いというのもありますが、それでも低すぎます。

やはり芸術で食っていくために就職という選択をしない人が多いのでしょう。

なので、美術のレベルが高く、意識が高い人が集まっている美大に行きたいなら就職率が低い美大を受験することをおすすめします。

✅ 美大・芸大就職率ランキングについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

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美大・芸大就職率ランキングを国公立美大・私立美大ごとに作成しました。 美大・芸大選びの参考にしていただければ嬉しいです。 ...

美術で食っていけるかはあなた次第?

美大に入り、美術で食っていけるかはあなた次第です。

美大に行ったからといって、美術に関する仕事につけるとは限りません。

というよりも、美大に行ったからには一人の芸術家として作品を作って生活していくことができれば理想的だと思います。

そのためには、自分のブランディングなども大切になるでしょう。

今では、ツイッターなどのSNSやpixivなどで自分の絵を多くの人に見てもらえるチャンスが増えています。

このようなインターネットサービスをうまく使うことで自分の価値を高めることができれば、芸術家として食っていくことができるのではないでしょうか。

芸術でどう食っていくかを知るには、こちらの本が最適だと思います。

現代芸術家で、制作したフィギュアが16億円で落札されたこともある村上隆氏の書籍です。

美大の選び方は?

美大の選び方は、できるだけランキング上位の美大に進学するのがおすすめです。

東京芸術大学に合格できればベストでしょう。

しかし、東京芸術大学は東大よりも入るのが難しいといわれるほどの難関です。

次におすすめなのが、美大の早慶といわれる武蔵野美術大学・多摩美術大学。

東京芸術大学に落ちた人で武蔵野美術大学・多摩美術大学に行く人も少なくありません。

さらに、武蔵野美術大学・多摩美術大学に、東京造形大学、女子美術大学、日本大学芸術学部の3大学を加えた5美大に進学できればかなり評価されるでしょう。

高ランクの美大の方がブランド力もあるし、就職にも強いので、何かと有利ですからね。

入るのは難しいですが、挑戦する価値はありますよ。

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また、私立の美大の学費を払えないという方は、5美大ではなく、国公立の美大に進学するのがおすすめです。

愛知県立芸術大学や金沢美術工芸大学も倍率が高く人気となっています。

美大の学費は国公立美大だと4年間で250万円程度ですが、私立美大だと4年間で600万円以上するので、お金持ちでないと私立美大に入るのは難しいのです。

美大を卒業したからといって安定した仕事につけるわけでもないので、親に美大進学を反対される人も少ないありません。

お金持ちでないけど、美大に行きたいなら勉強を頑張って国公立の美大を目指しましょう。

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