私立大学の併願パターンを教えて欲しい!
私立大学志望の方にとっては、どの大学を併願するかはとても重要です。
できるだけ、レベルが高い大学に合格したいけど、万が一のために滑り止めも確保しておきたいと思いますよね。
併願校を選ぶには、受験科目が同じであることや偏差値が近い、学部の内容が似ているなど、さまざまな要素が関わってきます。
今回は、私立大学の併願校を迷っている方のために、オススメの私立大学の併願パターンを紹介させていただきます。
目次
私立大学併願パターン① 早稲田大学を第一志望とする場合
私立大学併願パターン1つ目として、早稲田大学を第一志望とする方の併願パターンを紹介します。
早稲田大学を第一志望とする場合は、早稲田大学の複数の学部を受けるのが一般的です。
早稲田大学といっても、政治経済学部・法学部>商学部・社会科学部>教育学部・人間科学部
といったように難易度は全然違います。
また、問題の傾向も違うので、社会科学部に落ちたのに、政治経済学部に合格したなどといったことがよく起こるのです。
なので、早稲田大学を第一志望とする場合は、4学部ほど受けるのがオススメになります。
私も早稲田大学を受験した時は、政治経済学部、商学部、社会科学部、教育学部、人間科学部を受験して、商学部と人間科学部に合格できました。
滑り止めとしては、MARCHの上位学部である明治学部か立教学部を受けるのがオススメです。
本命
→早稲田大学の上位学部〜下位学部を3から5学部
滑り止め
→明治大学や立教学部のMARCH上位校
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私立大学併願パターン② 慶應義塾大学を第一志望とする場合
慶應義塾大学を第一志望とする場合の併願パターンは、慶應義塾大学の複数学部を受けつつ、
MARCHトップの明治大学や立教大学、関関同立などを受験するのが一般的です。
ただし、慶應義塾大学文系学部の受験科目は、英語、小論文、地歴の3科目になるので、滑り止めとしてMARCHを受験するには、追加で国語も勉強する必要が出てきます。
ちなみに、慶應義塾大学の中でも総合政策学部と環境情報学部だけは2科目で受験が可能で、難易度も他の学部よりも入りやすいので、慶應義塾大学の中での滑り止めとして受験しておくといいでしょう。
本命
→慶應義塾大学の上位学部
慶應義塾大学内の滑り止め
→慶應義塾大学総合政策学部・環境情報学部
滑り止め
→MARCHや関関同立
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私立大学併願パターン③ MARCHを第一志望とする場合
MARCHを第一志望とする方の私立大学併願パターンは、MARCH上位と下位の大学を併願し、滑り止めとして、成成明学獨國武レベルの大学を受けるパターンです。
MARCHの中でも明治大学>立教大学>青山学院大学>中央大学>法政大学といった序列が存在します。
同じ学部でも明治大学と法政大学では、難易度が全く違うのです。
なので、同じMARCHの中でいくつかの大学を併願することをオススメします。
例えば、MARCH上位の明治大学や立教大学を第一志望とする場合は、中央大学や法政大学をMARCH内の滑り止めとするのです。
そして、確実な滑り止めとして、成成明学獨國武で上位の成蹊大学や武蔵大学を受けるのがいいでしょう。
そうすれば、MARCHを第一志望とする偏差値55〜60程度の受験生であれば、どこかしらの大学には受かるはずです。
本命
→MARCH上位の明治大学や立教大学
MARCH内の滑り止め
→MARCH下位の中央大学や法政大学
滑り止め
→成成明学獨國武上位の成蹊大学や武蔵大学
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私立大学併願パターン④ 関関同立を第一志望とする場合
関関同立を第一志望とする方の私立大学併願パターンは、関関同立上位と下位を併願し、1ランク下の産近甲龍上位の近畿大学を受験するパターンです。
関関同立といっても、偏差値的には、同志社大学>関西学院大学=立命館大学>関西大学となっており、上位の同志社大学と下位の関西大学では難易度が全く違います。
なので、関関同立上位の大学を第一志望として、下位の大学を滑り止めとするのです。
さらに、1ランク下の産近甲龍上位の近畿大学あたりを滑り止めとすれば、どこかの大学には合格できるでしょう。
関関同立の偏差値は60程度ありますから、この私立大学併願パターンが使えるのは偏差値が55〜60程度の人ですね。
本命
→関関同立上位の同志社大学
MARCH内の滑り止め
→関関同立中位〜下位の関西学院大学、立命館大学、関西大学
滑り止め
→産近甲龍上位の近畿大学
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私立大学併願パターン⑤ 日東駒専を第一志望とする場合
日東駒専を第一志望をする方の私立大学併願パターンは、日東駒専を第一志望として、滑り止めに大東亜帝国を受けるというものです。
本命として、日東駒専である日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学の4つの大学をいくつか受けます。
そして、滑り止めとして1ランク下の大東文化大学、東海大学、亜細亜大学、帝京大学、国士舘大学など大東亜帝国という大学を受けるのです。
大東亜帝国に含まれる大学はどれも東京にあるので、日東駒専を第一志望とする方の滑り止めとして最適でしょう。
日東駒専の偏差値は50程度で、大東亜帝国の偏差値は40から50程度になります。
なので、偏差値50程度の人が日東駒専と大東亜帝国を受ければどこかは合格できる可能性が高いです。
もし、大東亜帝国に落ちたとしても、大東亜帝国は後期試験での募集もしているので、再び後期試験で大東亜帝国の大学を受験するのもいいと思います。
本命
→日東駒専
滑り止め
→大東亜帝国
私立大学併願パターン⑥ 産近甲龍を第一志望とする場合
産近甲龍を第一志望をする方の私立大学併願パターンは、産近甲龍を第一志望として、滑り止めに摂神追桃、南産商法、神姫流兵を受けるというものです。
摂神追桃、南産商法、神姫流兵とは、以下の大学になります。
→摂南大学、神戸学院大学、追手門学院大学、桃山学院大学
南産商法
→阪南大学、大阪産業大学、大阪商業大学、大阪経済法科大学
神姫流兵
→神戸国際大学、姫路獨協大学、流通科学大学、兵庫大学
いずれも偏差値50以下で関西にある大学なので、産近甲龍志望の方の滑り止めとして最適です。
偏差値が50程度ある方であれば、産近甲龍と摂神追桃、南産商法、神姫流兵のいずれかを受ければどこかは受かるでしょう。
本命
→産近甲龍
滑り止め
→摂神追桃、南産商法、神姫流兵
私立大学の併願パターンを決める時の注意点
私立大学の併願パターンを決める時の注意点は、受験校の偏差値をばらつかせることです。
あなたの偏差値が60だとすると、偏差値60〜65の大学を本命として、偏差値55の大学を滑り止めとします。
受験はまぐれで受かることもあるので、あなたの現在の偏差値より少し高めの大学も受けておいた方がいいです。
特に私立大学はたまたま選んだ問題が正解していて合格することもありますからね。
また、あまり乗り気にはなりませんが、あなたの模試の偏差値よりも5程度低い大学も滑り止めとして受験しておくことです。
万が一、本命校に落ちた時に進学先がなくて浪人してしまうのは辛いですよね。
また、確実に受かる大学を確保しておくと精神的にも安心感があり、無駄なプレッシャーを軽減することもできます。
なので、ちょっとレベルの低い大学も受験しておくことをオススメします。