MARCHの法学部でどこがいいかを知りたい方のために記事を書きました。
●MARCH法学部の大学ごとの特徴が知りたい
●弁護士や公務員を目指すならどこがおすすめかを知りたい
偏差値や評判、卒業生の実績などから法学部を比べてみました。
ぜひ大学選びの参考にしていただけると思います。
目次
MARCH法学部を偏差値でレベル分け
MARCH法学部の偏差値一覧
偏差値 | 大学学部学科 |
63 | 中央大学 法学部 法律学科 |
60 | 青山学院大学 法学部 法学科 |
中央大学 法学部 政治学科 | |
中央大学 法学部 国際企業関係法学科 | |
明治大学 法学部 法律学科 | |
立教大学 法学部 国際ビジネス法学科 | |
立教大学 法学部 政治学科 | |
立教大学 法学部 法学科 | |
58 | 法政大学 法学部 法律学科 |
55 | 法政大学 法学部 政治学科 |
※偏差値は当サイトの独自調査から算出しております。一般入試の3科目偏差値を基準に比較。
MARCH法学部の中でトップは、やはり中央大学です。特に3つある学科の中でも法律学科だけ偏差値が頭1つ抜けています。
この理由は、法律学科が弁護士、裁判官、検察官などの法曹を目指す人が行く学科だからです。入ってからも法律を主に学ぶことができるので、司法試験を目指す方に役立つのです。
もちろん、他学部から司法試験を目指すことも可能ですが、周囲に同じ目標を持った人がいるかどうかは勉強のモチベーションに大きく影響するでしょう。なので、法曹を目指す方は法律学科に入った方が絶対にいいですよ。
一方、政治学科では法律以外にも、政治学や経済学なども学ぶことになるので、司法試験を目指す方にはおすすめできません。政治学科に入る人は法曹を目指すというよりも公務員を目指す方が多いです。勉強内容が公務員試験とかぶっているのが理由だと思います。
法律学科だけで見ると、2位は青山学院大学、明治大学、立教大学が偏差値では並んでいます。そして、最後に法政大学が続くという感じです。
弁護士を目指すなら中央大学法学部がいい
弁護士や裁判官などになるために司法試験を目指したいという方は、MARCHの中なら中央大学法学部が1番いいです。
MARCH法学部の中で司法試験の合格実績がずば抜けて高く、法曹界にOBやOGが多いというのも理由の1つですが、1番の理由は、学習環境が充実していることです。
まず、多摩キャンパスという自然に恵まれた立地であるので、遊びなどの誘惑が少ないため勉強に集中できます。また、多摩学生研究棟「炎の塔」という国家資格を目指す人のための建物があり、そこに自分の席を持つことができます。利用時間も朝8時から夜11時まで使うことができ、日曜や祝日も開いています。予備校の自習室みたいな場所をイメージするといいと思います。
以下の動画で「炎の塔」での勉強の様子を見ることができます。
僕がMARCH法学部でも中央大学がいいというのは、以下の司法試験合格率を見ていただければ一目瞭然です。
平成28年MARCH法科大学院の司法試験合格者数・合格率
法科大学院名 | 合格者/受験者 | 合格率(%) |
中央大法科大学院 | 136/462 | 29 |
法政大法科大学院 | 15/128 | 12 |
明治大法科大学院 | 36/297 | 9 |
青山学院大法科大学院 | 1 /40 | 3 |
立教大法科大学院 | 10/127 | 8 |
出典:http://www.moj.go.jp/content/001202510.pdf
中央大法科大学院だけ司法試験合格率がめちゃくちゃ高いですよね。これは、先ほど述べたような「炎の塔」などの学習環境が充実していることが原因だと考えられます。
司法試験は3回落ちてしまうと、受験資格を失ってしまいますから中央大学以外のMARCHの法科大学院に行く人はほとんどが合格できないと思われます。
そのため、途中で公務員試験を受験し公務員になる人が多いのです。法科大学院で学ぶ内容は公務員試験の範囲とかぶっているので司法試験を目指している方は公務員試験は余裕で受かるといわれています。
これだけ合格率が低いのなら、中央大学の法科大学院以外はやめといた方がいいと思います。司法試験に受からなかったら法科大学院に入る意味がないですからね。
MARCH法学部で公務員を目指すなら中央大学以外がいい
法学部の政治学科とかに入ると公務員試験の科目と内容がかぶるので有利です。そのため、公務員志望の人で法学部に入る人も意外と多いのです。
公務員を目指すならMARCHの中なら中央大学以外の法学部ならどこでもいいと思います。
理由は、中央大学法学部だけ、多摩キャンパスという田舎にあるからです。その他の立教大学法学部は池袋キャンパス、法政大学法学部は市ヶ谷キャンパス、明治大学法学部は1,2年時が泉キャンパス、3,4年時が駿河台キャンパス、青山学院大学法学部は青山キャンパスという都会にあるのです。
公務員を目指すならば、司法試験ほど勉強する必要もないので、せっかくの大学生活を楽しんだ方が人生楽しめると思います。
また、公務員試験対策のためにLECなどの公務員試験の予備校に行く必要がありますから都心に住んでいた方がなにかと便利です。
中央大学以外だと、明治大学、立教大学、青山学院大学がおすすめです。できるだけMARCHの中でも序列が高めの大学に行った方が大学のブランド力が高いので就職する場合、有利になるからです。
ちなみにMARCHの序列は明治>立教>青山学院=中央>法政となっています。
✅ 評判や就職から考えたMARCHでおすすめの大学を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事 MARCHおすすめの大学は?評判や就職、ブランド、人気から比較してみた
MARCH法学部の卒業生の就職先は?
上位数%だけが司法試験に合格でき、多くの人は民間企業の法務部門や公務員になります。
法学部とは関係のなく、金融やメーカーなどで営業や人事などの仕事につく人も多いです。
また、弁護士ほど年収は高くありませんが、司法書士、行政書士、社会保険労務士、弁理士、宅地建物取引主任者、などの法律に関係する資格を取得する人もいます。
法学部は他の学部に比べて就職に強いので、資格取得や公務員に興味がなく民間企業に就職することを考えている人にも十分おすすめできる学部です。
✅ MARCHと学習院大学の中で1番就職が良い大学を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
MARCH法学部の特色・特徴
中央大学法学部の特色・特徴
中央大学法学部の学生は真面目な人が多く、かなり勉強しています。特に法律学科は司法試験を目指す人が多く勉強に対する熱意が違います。多摩という田舎にあり、自習室もあるので最高の学習環境が提供されています。
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法政大学法学部の特色・特徴
法政大学法学部は日本で最初に作られた私立の法律を学ぶ学校でした。
そのため伝統がある名門なのですが偏差値はあまり高くありません。
2005年には国際政治学科という学科ができ、時代に対応したカリキュラムを作ろういう姿勢がうかがえます。
関連記事 法政大学で偏差値や難易度から入りやすい学部学科は経済学部
青山学院大学法学部の特色・特徴
青山学院大学法学部は司法試験の合格実績はかなり少なく、民間企業への就職が一般的だと思われます。
「ビジネス法コース」「公共政策コース」「ヒューマン・ライツコース」といった法律以外のことも学べるコースが充実しているのが特徴です。
関連記事 青山学院大学で偏差値や難易度、倍率から入りやすい学部は?
立教大学法学部の特色・特徴
立教大学法学部は司法試験の合格実績はよくはありません。
「国際ビジネス法学科」という国際的な学科があり、就職には強いと思われる。
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明治大学法学部の特色・特徴
明治大学法学部は、コースが5つもあり、法曹を目指さない人にもおすすめできます。
法学部は政治経済科目のテストがかなり簡単なため政治経済選択の人はかなり入りやすい穴場の学部であるといわれています。
MARCH法学部ならどこでもいいから入りたいという人におすすめです。